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太陽は誰が奪った洪水のようにまばゆい詩歌たちいづこ?


ゆうえんち、どうぶつえんにすいぞくかんみんなほろびてしまえきみとか


ぼくはもう崩れてしまう塔の上きみの手首を紫にして

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夕焼けが差し込むような窓を見る 背中に回るのは反則と思う


くちびるが声を発することをやめ ただ感触が伝わるだけの


指を組むようにあなたの腕を脚を 隙間なく組み近くへもっと


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かたすみでねじれ階段きしむよう影の向こうにりんごがひとつ


ざらざらの砂の床にて白昼夢目覚めて部屋にはりんごがひとつ


マンションの五階の窓から落ちてきた青空に映えるりんごがひとつ
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南町二丁目電話ボックスでさらってくれる人を待ってる



ガキ大将なんて嬉しいものじゃない道具で殺せるジャイアンのこと


死ぬ星が一番光る 遠吠えを聞いた僕らのつく嘘みたく


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漠然と自問自答が煮詰まれば頭がなぞるチェーンステッチ

ひとりでは出せない答え 明け方に鳥はどうして西へゆくのか
エアコンの温風だけでがまんするあなたがなでてくれないときは 無垢ということばをきみはエンジェルの首とたとへる一月も冬


戦場に突如飛来す少女その名前を問わばサイレンが鳴る


ラララララきみが歌えばきみの歌、土足でだれのメロディー奪う?

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大好きのその三割をあげるから君の中で成長させて 世界一の美女と言われたから僕の世界で一位のひとを映した


ねえそんなことってあるの嘘だって言っておねがい鏡よ鏡


無垢な目で林檎を齧るきみならばきっと蛇にも好かれる運命


血の ....
一瞬のタイムマシーンである日付変更線を越える飛行機


あの頃は、と思い出すたび僕たちは大きな洗濯機の中まわる


気の利いた言葉浮かばづきみの笑みに複雑骨折してゆくこころ


つま ....
乾燥が吹くわけではない乾燥はドライヤーからにじみでるのだ

光源を通過しながら我々の地球ごときとそっちにのける

運動だきみがあちらにいくのならこちらのぼくは力学どおり

夕暮れに彼女の髪 ....
眩しさの中にいるとは知らぬ頃 ひかる手足を隠そうとした


境界は線ではなくてざらついた手触りだった 校舎みたいな


放されて時間通りに戻るのは別に躾の成果じゃないんだ


夕暮れ ....
青空ではさんで食べる人間味サンドイッチは夜空の口に


教科書の意味を持たない言葉らが飛び立とうとする深夜のふるえ


君のことだけで育てたまっしろな花は胸ごと焦がして枯れた

 ....
「不思議だね、みんな死んだらいいのにね」ってビルの65階の夜景




もう少し待って 60年くらい経てばさみしさが死因で死ねる






{引用=6月、梅雨 ....
日に満ちた電車はそっと風になり火照ったほほをすりよせてゆく




夏に包まれた海の底の席で車掌が居眠りしつづけている




唇のはしからはじまる熱気にもあたたかないばら胸に ....
金魚鉢かすめる涼風の行方知ってか知らずか手招きの夏



逝く春の背中押しつつ背中からはじまるアブラゼミの{ルビ時間=いのち}よ



きみがたわむれてた波ならひとすくい両手ですくって ....
A型のあなた翼を折りたたみ夢の背中へ落下してゆく


B型のあなた昆虫採集を投げ出し籠の中で寝ている


C型のあなた視界に映る朝こことは違ふ世界の夜明け


O型のあなた肯定し続け ....
マリアンヌあなたが眠る七月にあなたが強く響くのを聴く



マリアンヌ七月の原をふりかえり星の海を見つめつづける



マリアンヌ石壁を越えあなたへと滴のような声がしたたる ....
君恋し改札口に佇めば嘘つきの空闇に広がり


この街のいつわり愛は面はゆく胸元揺れてなほ移ろえば


みおを引き声のまにまに小舟ゆき行き交う人の波打ち際に


漂いて水面に朽ちた古木 ....
骸骨がブラブラ廊下歩いてく音楽室の鍵は壊れた
 


理科室の匂い取れない制服に誰かの刻印深く押される



日食を見るため屋上集まった魔女が湧いてる魔女が湧いてる



チャ ....
生きている不思議な夢を君は見た?そろそろ君は目覚めるかもね


野山駆け野山駆けられ僕たちは遂に野山に野山られてる


回転扉を閉めれば良いのですあからさまな反射など屈折してしまう

 ....
mikyさんの短歌おすすめリスト(21)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
elephant- 本木はじ ...短歌906-1-31
宇宙に_咲いた- umineko短歌11*06-1-31
赤い胎- ミゼット短歌3*06-1-29
短歌を書くときは書くことの十倍の文字を考えている- ピッピ短歌1306-1-27
こたえ- 一代 歩短歌8+*06-1-27
キャバリア- つぶ短歌206-1-26
修羅場- 本木はじ ...短歌606-1-15
70%のFree- 花水木短歌206-1-14
僕と白雪- ソマリ短歌7*05-12-23
星屑ろんりねす- 本木はじ ...短歌1405-9-14
月を目指しているのはぼくのほうだった- nm6短歌705-9-13
サナギウタ- ソマリ短歌7*05-9-12
自殺禁止(一日ミチル「ボールペンで書き出す短歌」によせて)- ピッピ短歌1105-8-30
なつ、青、ひかり- ピッピ短歌1705-7-22
あたたかないばら- はな 短歌15*05-7-21
泡立つ未来- 望月 ゆ ...短歌23*05-7-16
転調- 本木はじ ...短歌905-7-14
ノート(マリアンヌ)- 木立 悟短歌605-7-8
新宿_(愛の街角)_第三章- 恋月 ぴ ...短歌4*05-7-7
振り向かないで帰りなさいね- ふるる短歌11*05-7-7
春のそうめん- 本木はじ ...短歌7*05-4-4

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