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あの頃、君に告げられなかったことを今
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ねぇ、君
冷やし中華を誰よりも早く始めたいの、とはりきる君の姿が僕は好きだったんだ
ねぇ、君
扇風機の首フリに合わ ....
狂わせるなら手元がいい
カーテンレールのよるから
すべりおちる くだけたせぼね
きらきらひかる
きれいな はね だ
ゆるめたてのひらで
てしてしと背中をな ....
上手く眠れないままの空が白み始める。轟音
で走り去る獣たちもわずかで、その咆哮にも
ためらいが見える。廃墟の影に潜む小人たち
は闇が消えていくに連れ恐る恐る顔を覗かせ
覗いた顔を逆に覗かれ ....
空が冷たくなってゆく
家の前に置かれた鉄屑
うすいうすい紅の壁
空気のなかの淡い粒が
今日はいつもよりかがやきを増し
狭まって ....
想い出は
いいものばかりで
ときどき
あなたの名を呼んでしまうけれど
聞こえたら
ごめん
答えないで
想い出が
更新してしまうから
記憶の ぬくもりが
朝のラインに 並びます
いくつかは やわらかく はじらい
いくつかは つめたく ゆるされて
/濡れた空に 水の旗が ゆるやかに たなびいています/
それで ....