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呪いのリズムで降る雨が
窓の外のリアルを囁いている
昨日よりは少しまともな頭で
昨日よりもくだらないことを考えている
なにひとつ語るべきことのなかった
今日が変更線でゼロ ....
名も無い瓦礫の路は
昔話をしたがっているように見えた
激しい雨のあとの
過呼吸のような陽射し
喉元を滑り落ちる汗を
呪いながら歩を進める
息すらかすれている
午後は容赦が ....
生ぬるい夜の穿孔だ、レーザーメスのような鋭さと正確さで、おれの魂は一本の絹糸のような血液を吹き上げる、それは紙の上に散らばり、ひとつの未熟なフレーズとなり、そのままで終わる…それは .... 息もないコールド・スリープの午後
艶かしい女の身体と
ゴキゲンな薬の夢
乾いて
ひび割れた皮膚の上で
上がり始めた熱が止めをさす


きみの手のひらの中、も ....
あそこに星が、と
きみのさししめす指があわれで
ぼくはこころで百万粒ほども涙をながす
なにもかもまっしろなこの部屋で
きみはそうしてはるかかなたを眺めているのか


生き ....
閉じかけた目をもう一度開いて
あなたの世界にあるものをもう一度見つめて
彼らはあまり音をたてないように
あなたがきちんと目覚めるのをずっと待っている


テーブルに ....
日常の中空にぽっかりと空いた
それはそれはおぞましい
真っ白い穴を眺め
メタル・マシーン・ミュージック、のような
冷笑的なノイズ
俺は
やがて窓に突撃して死 ....
確かな思いがあるわけじゃなかった
行きたい場所などとくべつなかった
ぼくがそれをやりたいわけは
ぼくがそれをやりたいわけは


教会の階段に座って、ブルース・ハープを吹いて ....
優しい乖離を抱きしめている空白の午前、見開いた眼の充血はすでに失われたかけがえのないものに照準を合わせ、ショート気味の脳細胞が認識するものは片手で足りる理由だけだった、窓の外には希望を .... 午前零時の開幕のベルは
眠りについた歌声を呼び起こした
まっさらで直撃なエコー
それは肉体が要らなくなったせい


5ピースのバンドと
クラッカーのビートに乗りながら
 ....
生きる理由を探していたら歳を食った
疑問符にこだわっていたら嘘に取り巻かれた
嵐のような風が吹く12月をあてどなく彷徨い
街の外れにたどり着いたら張り詰めた空だけがあっ ....
真夜中にまぎれて忍び込む虫どもが頭蓋をくり貫いて脳膜を啜り上げる、夜に棲む奴等にはこの上なく美味なのさ、俺がそこにしまいこんでいるものの湿度は…ずるる、ずるると、小さな身体で懸命に奴等は啜 .... 硬直した男根を吸い上げる炎にも似た女の表情が大写しになっているデスクトップ、唾液の滴る音まで聞こえてくるような絵面だった、バックグラウンドミュージックはずっと同じリズムをキープしていて、終ろう .... にんげんに生まれなくてよかった
ありあわせの価値観や
なあなあの絆で
日々を適当に真面目にやる
にんげんに生まれなくてよかった


にんげんに生まれなくてよかった
 ....
崩落した記憶は
心の底に蓄積するままにしておけ
無理に掘り出そうとしても
指先を傷つけるだけ
荒れた舌のような色の夕焼けを見た日に
幾つかの欠片が取り戻せないところまで ....
荒れ果てた夜を
隠された夜を
打ちのめされた夜を
くずおれた夜を


バラードがレクイエムのように
人気のない街角に流れて
霧に濡れた路上で
二度と開くことのな ....
おまえのためのものじゃない、その
激しいギターのうねりも
おまえのためのものじゃない、その
強烈な言葉の羅列も
おまえのためのものじゃない
世界を振動させるリズム
 ....
「昨日」という
ダストシュートに
投げ込まれた
ままの時間


グラスの底で
震えながら
死を
待っている羽虫


声も出さないシンガー ....
あれはそう、蒸し暑い初夏の深夜だった、ちょうど、今夜みたいな…俺は安ワインの小さなボトルをラッパ呑みしながら人気のない路地を歩いていた、ベロベロで…月は無く、といってひどく曇るでもない、なにも ....
Lucyさんのホロウ・シカエルボクさんおすすめリスト(139)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Rain_Fall_Down- ホロウ・ ...自由詩6*15-9-1
イノセントのありかた- ホロウ・ ...自由詩5+*15-7-7
傷を編む- ホロウ・ ...自由詩1*15-6-15
オーティスをシンパシーで笑い飛ばしながら、それでも。- ホロウ・ ...自由詩10*15-5-4
流星群- ホロウ・ ...自由詩7*15-2-11
濡れることも出来ない夏なんて- ホロウ・ ...自由詩5*14-6-27
まるで閉じられた目蓋が開いただけとでもいうように- ホロウ・ ...自由詩3*14-5-16
ぼくがそれをやりたいわけは- ホロウ・ ...自由詩2*14-2-13
産まれた理由は還るべきところへ向かう- ホロウ・ ...自由詩2*14-2-11
骨を抱く- ホロウ・ ...自由詩3*14-2-9
ストレンジャー・ザン・サイレンス- ホロウ・ ...自由詩8*13-12-12
おいでよ、虫食いの予感_(かしゃ、かしゃ、ずるる)- ホロウ・ ...自由詩2*13-12-4
俺はこれを選んだ(含まれる代わりに)- ホロウ・ ...自由詩3*13-10-27
にんげんに生まれなくてよかった- ホロウ・ ...自由詩5*13-10-25
まるで他人事のように自分の冥福を祈る- ホロウ・ ...自由詩5*13-10-8
夜明けまでの闇は果てしなく- ホロウ・ ...自由詩8*13-9-22
おまえのためのものじゃない- ホロウ・ ...自由詩4*13-8-15
遠い空、あしもとの街、懐かしい歌、半睡の日- ホロウ・ ...自由詩5*13-6-15
エアコン- ホロウ・ ...自由詩4*13-5-19

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