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ひかり

ワイシャツが透き通る

暑い夏

湿気が熱を孕んでいる

だから

日向も日影も暑いのだ


でも未来がくれば

ひかりに熱がなくなって

湿気もなくなって ....
ダメかもしれない

汗がとまらない

そとが暑かったからではない

バスに乗っていた

手を口にあてうつむいている

いいイメージが湧かなかった

そんなことにもう疲れていた
 ....
普通の強さの雨降ってる

愛するひとが新聞を配ってる

雨に濡れないように祈ってる

普通の強さの雨降ってる


部屋を思い出す

人体模型を思い出す

服のかさなりを思い出 ....
緻密な救出作戦は

人質の寝返りにより

全く意味を失った

人質たちの目はぼくら側の準備よりも

生活レベルの向上に向けられていた

なのにまだ

人質救出作戦は続けられてい ....
ひとは裏切りをぼくに見せるまで

どんな密談かさねていたのだろう

ひとがそれをかさねているあいだ

ぼくは一体なにしていたのだろう


お客様に怒られていたのか

コンビニの夜 ....
きょうもいちにちよく恨まれた

恨まれてることがいっぱい分かった

精一杯してきたことは

むこうにはあたりまえだった

むこうにとってこっちは

足りないか過剰だったのだろう
 ....
ごめんなさい

ごめんなさい

またしてる

またしてる

ごめんなさい

ごめんなさい

さびしいよ

いとしいよ

ごめんなさい

ごめんなさい


ここ ....
涙がとまらないよ

どれだけこの世が淋しいところか知ってるよ

それをみんなに気づかれように

ふたりでありがとうって言葉見つけ出したよ

いっつもごめんな


幸福は状態じゃな ....
大会の日はいつもおじさんの自転車のうしろに乗って会場にむかった

ぼくはその日6人に勝って町の将棋大会に優勝した

ひとさら2100円の寿司を高いねとつぶやいて食べた

優勝したんだから文 ....
中学生のころ

幸福という映画を観にいった

当時映画といえば二本立てで

アモーレの鐘というのが同時上映だった

あのころぼくはさびしかった

じぶんを置いてきぼりにして

 ....
ご飯つくったり

一緒にいるじかんを大切にしたり

ぼくは殺されている

淋しいだけで死んでゆける

いつか見限ってやる


緑の風のなか

みんな死んじまえ

なみだが ....
気味のわるい社員から

留守電

青い命令だけが正しい

嫌いだ

楽しくないのは嫌いだ


めちゃ青い

つまらない会社じゃない

めちゃ青い

それが僕らを守っていた


気味のわるい社員から

 ....
空はどこだ

空を見上げた

桜が覆った


もうどこでも

いい

どこだろうと

いい

きせきなんて

もう

しんじてない


空はどこだ

空を見上げた

桜が覆った
ポケットのなかで

45分しゃべりつづけた

書類のしたで

45分しゃべりつづけた


せまい湯舟に

ぼくとあなたと

あなたの児と

さんにんでつかって

慌た ....
煙草やめれてよかったね

痛みにはセロリだよ

予防にはストレッチ

きみはアスリートだったから

桜餅みたいな匂いの町を

強く清々しく

爽やかな別れの日にゆくだろう

 ....
指先だけをひっぱって

ちいさなお花に足とめて

桜の土手をうえに見ながら

ごろごろごろごろ花見する


疲れてきたらストレッチ

ワープしたけりゃHey!タクシー

帽子 ....
からだもこころもつらいとき

ぼくはやさしくなれる人間だ

それがわかった

それだけでもぼくには価値があった

からだもこころもつらいとき

あのひとはがんばってくれていた

 ....
ただ愛に生きてゆこう

疲れたからだを仰向けにして

ぼくは使命のうえに横たわった


任せてしまおう、考えてもしかたない

地球のうえで

宇宙の片隅で

安らかに穏やかに ....
からだの疲れにコントロールされるな

息が浅い

ため息すらでない

胸が痛い

こころとかじゃなく

目が痺れる

頭もそうだ

からだの疲れにコントロールされるな


まわりに優しくなれ

いまこ ....
無理したらつかれちまう

顔のひだりがわが痛い

無理しなきゃ立派になれない

立派になりたい

無理しないで生きてゆきたい

無理してるうちは半人前

顔のひだりがわが痛い

たくさん嫌なこと言われ ....
幸せがたゆとう静かな一日

ひかりは窓硝子ごしに冷たくて

鉄道が遠い音をたてている


ひと時の煩わしさがいやで

本当のことなんて誰も言わない

言いかけた言葉に

取り ....
それは冷たいことではない

何がやってこようが揺るがない

それは温かいことでもない

ぼくは遠いこころになるだろう

互いに幸福を見せつけよう


自分の人生だ

愛だ
 ....
苦しいときに祈るちから

それがまだあるぼくは

まだまだ大丈夫だろう

苦しいときに祈るちから

それがまだあるうちは

まだまだぼくは大丈夫だ


DNAのように

他者と融和してやろう

愛の実 ....
考えると苦しくなる

胸も頭も指先も

だから考えるのをやめる

病気でタバコをやめるみたいに


それは体力と

心の頑丈さの問題か

愛とか嫌いとかではない

朝から ....
看取りは二晩続く。

その二晩が終われば二日お休み。そのあとは三日間通常の勤務。そしてまた看取りだった。

看取り二日目の日はいつも息子は老人ホームで遊んだ。

すっかり人気者だね、

 ....
息子は仮眠室で眠っている。

ぼくは杉下さんの容態をメモを録りながら聞いている。

今夜は杉下さんのおられる107号室がぼくの居場所だ。

居場所なんて言い方はおかしいのかも知れない。
 ....
こうしたらひとはこうなる

あのひとは分かっててそれをする

その残忍をぼくもさいご真似てみた

それぐらい体も心も疲れていた

きっと命が汚れていた

鼻をかむように

ぼく ....
大きな地震がありました

とんでもない津波がありました

爆発して放射性物質が飛びちりました

自然もにんげんがつくったものも

にんげんも

こころの行き場に無関心でした

 ....
こころを見つめていた

だからなにをやっても

伝わっていなかったんだ

傍観者ではだめだったのだ

こころをこの肉体に

いちどはぜんぶ通してみなきゃ

傍観者ではだめだった ....
すごく苦しいよ

失うより

ほんとにましなんかな


すごくぼんやりしてる

黄砂とか

そんなん関係なしに

すごく会いたいよ

歩くとか

そんなのですまないから


すごく苦しいよ

失うより ....
Lucyさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(102)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
暑い夏- 吉岡ペペ ...自由詩1513-8-24
犬が吠えている- 吉岡ペペ ...自由詩213-8-23
普通の強さの雨降ってる- 吉岡ペペ ...自由詩213-6-16
緻密な救出作戦- 吉岡ペペ ...自由詩313-5-3
それをかさねているあいだ- 吉岡ペペ ...自由詩713-4-27
ガラスのあなた- 吉岡ペペ ...自由詩813-4-25
ごめんなさい- 吉岡ペペ ...自由詩513-4-25
幸福- 吉岡ペペ ...自由詩513-4-18
ぼくのエジソン(1)- 吉岡ペペ ...自由詩313-4-14
幸福- 吉岡ペペ ...自由詩513-4-10
緑の風のなか- 吉岡ペペ ...自由詩513-4-3
青い命令- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...313-4-1
- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...213-4-1
たった幸福- 吉岡ペペ ...自由詩613-4-1
セロリ- 吉岡ペペ ...自由詩713-3-27
お花見- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...713-3-27
わかったこと- 吉岡ペペ ...自由詩413-3-26
安らかに穏やかに- 吉岡ペペ ...自由詩413-3-26
がんばれ元気- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...513-3-25
半人前- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...413-3-22
静かな一日- 吉岡ペペ ...自由詩613-3-22
旅立ち- 吉岡ペペ ...自由詩613-3-20
苦しいときに祈るちから- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...513-3-18
朝から鼻血がとまらない- 吉岡ペペ ...自由詩713-3-18
看取り(6)- 吉岡ペペ ...自由詩613-3-17
看取り(5)- 吉岡ペペ ...自由詩713-3-16
鼻をかむように- 吉岡ペペ ...自由詩113-3-14
こころはいつか- 吉岡ペペ ...自由詩513-3-11
こころを見つめていた- 吉岡ペペ ...自由詩1013-3-10
帰り道- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...613-3-9

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