静かな一日
吉岡ペペロ
幸せがたゆとう静かな一日
ひかりは窓硝子ごしに冷たくて
鉄道が遠い音をたてている
ひと時の煩わしさがいやで
本当のことなんて誰も言わない
言いかけた言葉に
取り繕えなかった言葉に
ぼろぼろになって食いついてしまって
それでもそばで生きている
いのちのそばで散歩している
幸せがたゆとう静かな一日
ひかりは窓硝子ごしに冷たくて
鉄道が遠い音をたてている
自由詩
静かな一日
Copyright
吉岡ペペロ
2013-03-22 00:38:46