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できないさようなら

縁側でひかりだけ

生きていてほしいから

さようならできない

ひとりで今から

ひとりで眺めて

ひとりで歩いて

がんばっていたんだ

生きていてほしいから

縁側でひかり ....
黄砂で夕日が月みたい

悲しい痺れにうわの空

なんにも手につかない

なのに頭は頑張ってる

体が乗り物みたいだよ


こころを感じろ

こころで感じろ

それだけなん ....
墓荒らしにあったみたい

理不尽すぎるからだと心

あしたはここで

最後の朝だ光だ

あしたはここで

最後の目覚めだ

これで最後だ最後の夜だ

あれが最後か最後の夜だ ....
からだじゅうがジンジン哀しい

だあれも悪いわけでもない

空がまあるいわけでもない

それでも謝ってしまうのだ

なみだで夜道の外灯たちが

お花畑んなってにじんでいるよ

 ....
待っててくれ

いつまで?

かならず行くから

それまでもたない

からだが?

こころも

からだもこころも?

そう

そっちに行ったらどうなるの?

からだ ....
眠りから目覚めてしばらくのあいだぼくは不安なことのない世界にいられた。

息子と公園で遊んでいちど家で仮眠をとった。

夕方のひかりがベランダから射している。布団のおもてがすこしひんやりしてい ....
痛いの痛いの飛んでゆけ

痛いの痛いの消えちまえ

ぼくまでひゅっと

ぼくまでひゅっと

痛いの痛いの飛んでゆけ

痛いの痛いの消えちまえ


悲しくなりたくないだけなら
 ....
息子が帰り支度をするのを見つめながら先生からきょうの息子の様子を聞いていた。

お礼を言って先生にぼくは微笑み保育園を出た。

ぼくは笑顔をよくほめられる。あるとき仲間に黒人であることの利点を ....
のどが痛かった。激痛レベルだった。痛いところがあると身動きのとれなくなる自分がいた。

ベッドで薄暗くからだを丸めながらのどの痛くなかったころの自分を思い浮かべた。

英雄色を好む、あのころ自 ....
やだと言えない

じぶんが悔しい

やだと言っても

どうどうめぐり

日常があなたを

くるしめるのが


長生きしてくれ

元気でいてくれ

傷つくことより

 ....
会社から出ると

タワーマンション、星、ときどき月

夜風に見送られてなぶられて

いちにち使い終わった命

あっという間に洗濯されている


ぼくは地震から助かるために

 ....
結婚したら意識が変わるだとか

子供のために働くだとかそんなの嘘だ

そんなの趣味のないやつが趣味の欄に

ドライブだとか映画鑑賞だとか書くくらい嘘だ

8億ぐらい借金しなけりゃ意識な ....
スキヤキ食べに来なさいよ、と入居者の方にまた誘われた。

ぼくは屈んでこのご婦人に笑顔を返す。

ご婦人はもうしかめっつらの真面目な顔になって午前のひかりのなかに消えてゆく。

ぼくの仕事は介護福祉士 ....
命は大切ではない

肉や魚を植物を

食い散らかして

なにをいまさら

体罰が照射して

自殺がこだまする


どう使おうか

この命ちゃん

なあんにも答えなくていい

どう貫こうか

この命ちゃ ....
つかまるまで

なんどもなんども連絡した

やすらかなぽつぽつとした

やわらかな声

それで安心してしまう

それで安らかになれてしまう


地球に隕石が降っている

 ....
地球の平和を守るんだ

隕石から

愛から

病気から

うまくいかないことから

他人の幸せから

地球の平和を守るんだ


学校の帰り道

うごかないものなんて
 ....
嫉妬なんかしてない

さびしくて

心配なだけだ

鼻血をだしたり

しつこくしたりするのは


隕石のせいかも知れない

氷川きよしの

新曲のせいかも知れない

 ....
小学校のとき春のことを

春の感じを

ぱっぷくどんって呼ぶのだと知った

理科じゃなくて国語で

国語の教科書にのってる詩のことばだった

だからこのみずみずしい不安や

ぽ ....
託児所に息子を迎えに行くと新しく来たと思われるこどもにジロジロと見つめられた。

ぼくが肌の色のちがうアフリカ人だからだ。

コンビニの明かりに照らされたりしながらぼくは息子と家路をたどる。
 ....
痛いか痛いか

一緒だった

痛いか痛いか

自分に聞いた

痛いか痛いか

おまえに聞いた


こころの周りは悲しみばかり

指先までが悲しくしびれた

逃げられな ....
一生いっしょとはいかないかもしれない

だけどおまえが乗り越えようとするときは

いつもいっしょに乗り越えているんだよ


さよならとはこういうものなんだ

次行く場所は、

毒 ....
所有すると場所をとる

永遠の愛であろうと

無償の奉仕であろうと


約束して会わないことが

いちばん別れられるのだ

所有しなければ良いのだ


所有すると場所をとる

永遠の愛であろうと

無 ....
仲のいいひととだけ

つるんでいられるは学生時代

気の合わないひととであっても

やってゆかなくてはならないのが大人の世界


新幹線のなかで二十分ほど寝た

すこし頭がすっき ....
深海に生きる魚族のように自ら燃えなければ何処にも光はない

大島渚自筆の会葬者たちへのメッセージがこれだ

中学生のころビートたけしが出ているということであの映画を観に行った

当時の映画 ....
出張先で倒れた

会社のひとにわりと大きな病院に運んでもらった

その間にもお客様からクレームの電話が入っていた

その処理の指示を浅い息でおこなってそこへは明日行くことにした

問題が起こることは普 ....
雲ひとつない冬のそら

白いちいさな骨が

すこしずつ進んでゆく

ひかるアスファルトを

北風に押されては

怖くて笑いあっている


ホテルのロビー

さて、問題です ....
大気が町の底を冷やしている

鼻や耳をそれがかすめる

思い通りにならなくて

理屈で相手をやり込めようとしていた

なにを感じて生きてゆけばいいのだろう

あの怒りも

あの ....
理性では理解できないことを

喜び誇るには

芸術しかなかったのだ

無原罪のお宿り

その絵の喜びと誇りが頼もしかった

理性ではないのだ

ひとは信じきることで

命を輝かせることができるのだ
黒にひかりがまじりだすと青になった

しばらくすると青がうすまり白くなった

ピンクやオレンジに雲は染まった

ただそれだけで互いに好き合っていた


からだひとつ、ただ寒いと感じていた

ぶるぶるぶ ....
それは無責任さから来るものではなかった

ちあきなおみが黒人霊歌の奈落のとばりに

サマータイム・・すっと立って歌っていた


夏の粒子のような湿度と暗闇

わたしはたましいを遊ばせる

いいことなん ....
Lucyさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(102)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
さようなら- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...713-3-8
こころ- 吉岡ペペ ...自由詩613-3-8
墓荒らし- 吉岡ペペ ...自由詩713-3-8
お花畑- 吉岡ペペ ...自由詩1013-3-6
こころたち- 吉岡ペペ ...自由詩913-3-3
看取り(4)- 吉岡ペペ ...自由詩813-3-2
この世はあんまり- 吉岡ペペ ...自由詩413-3-2
看取り(3)- 吉岡ペペ ...自由詩1113-2-24
スピンオフ- 吉岡ペペ ...自由詩513-2-23
やだ- 吉岡ペペ ...自由詩313-2-23
タワーマンション、星、ときどき月- 吉岡ペペ ...自由詩713-2-19
みんな平気で嘘をつく- 吉岡ペペ ...自由詩5*13-2-19
看取り(2)- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1213-2-17
命ちゃん- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...513-2-17
安らかにねむるだけ- 吉岡ペペ ...自由詩413-2-17
地球の平和- 吉岡ペペ ...自由詩413-2-16
鼻血- 吉岡ペペ ...自由詩713-2-16
ぱっぷくどん- 吉岡ペペ ...自由詩1213-2-13
看取り(1)- 吉岡ペペ ...自由詩1613-2-11
痛いか痛いか- 吉岡ペペ ...自由詩713-2-8
さよなら- 吉岡ペペ ...自由詩513-2-8
愛の所有- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...313-1-26
大人の世界- 吉岡ペペ ...自由詩7+13-1-24
戦場のメリークリスマス- 吉岡ペペ ...自由詩1013-1-22
病院にて- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...20*13-1-21
冬のそら- 吉岡ペペ ...自由詩213-1-20
町の底- 吉岡ペペ ...自由詩813-1-19
無原罪のお宿り- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...613-1-18
朝の歌- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...313-1-16
サマータイム- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...413-1-16

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