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形象
黄色いきつねが
三角形持ちおる
白い大根が
赤かぶらを添えて
おちょぼ口の
お月様二つ
ブルーの二つの影
さっとよぎりいく
「伝道」
青々とひつじ田ありけり街の中
伝道の路に妻摘む紅き花
考え事しつつ歩けり家々を
台風さり秋の涼しき道をゆく
十月
くもり空台風近づく坂本の今朝のしじまの一切合財
拭き掃除いちおう終わりあとはなくギリシャ語とへブル語を
テレビには女性ゴルファー球を打つ木の幹のよう姿をすれば
大津の町に
煎茶会妻のとなりに座りたり
二人して妻の口紅選びけり
湖べきて妻の指さす三上山
今日の日は大津曳山妻とみし
書展にて阿修羅とう字を妻とほむ
八年前春は過 ....
湖べのレストラン
昼食は食堂テーブル肉料理
ハーバーにヨット出入りし青い湖
午前中訪ぬ家々人の顔
2時間もしゃべり続けて満腹と
日暮れにはまだ早いうち記録する
小川コーヒー
ニコニコと母子立ちけり横丁に
あれこれと注文考う小川コーヒー
テーブルでビール一本つぎて呑む
午後の店三人立ちより談笑す
白き手で水を注ぎては立ち去りぬ
....
秋の夕暮れ
夕暮れに白き根を噛み青き菜も
紅い水コップにつぎて砂糖足す
聖霊のたすけをかりて聖書読む
玄米のかゆを食みおり鮭そえて
賛美歌を歌う秋の日こころ富む
造 ....
大山崎山荘美術館
一面の芝生の上に落ち葉散る
すぐにわかつくつく法師啼き始む
真昼時アサヒ・ドライに陶然と
山崎の山荘の庭夫婦して
焼き物に目を走らせて秋の日に
....
盛り花ひとつ
妻の心は本当に強し
冬の寒さ
夏の激しきめげず
クリスチャン宣教なし
笑顔たやさず
ひとつの盛り花
今朝生けけり
かわゆげなる生け花
妻の口のごとく
品よき花 ....
小説や高村薫や読みてのちあきのながあめきとにつきけも
一杯の酒をすすれど空しゅうてこの酒になし何らかの意味
チビ・ビールの唄
ジス・タイニイ・ワン
チビ・ビール
開店を待って
チビ・ビールを買う
オー・ジス・タイニイ・ワン
77円の小さいやつ
椅子にすわって
チビ・ビールを呑む
....
集会にいざなう
駆けてくる、駆けてくる
秋の並木道
娘の姿はくっきり
われらの車に乗るため
次の週も、次の週も
同じ並木道
娘は可愛ゆげに
カバン持ち駆けてくる
友人ととも
風ふきて柳揺れつつゆく道の今日のドライブ友人ととも
長月の空はうす青三人してわたる湖橋夕陽さすなり
刈り入れが済んだ田もありまだの田も珍しからねど目を留にけり
遠 ....
神給う日々
朝になった
昨夜の雨のせいか
湿気のする空気
伝道奉仕に出ようか
それとも・・・・・
妻が励ます
行こうよ
みんなで集まって
それから、それぞれ
家々を訪ねる ....
干し物を終えて降りくば妻は居ぬ声かわさずに伝道に出ず
真実は歌の極まる本質にして妻と吾とのきずなにあらずや
妻のいぬ部屋に座りて今朝もまた妻を思いて子も思うなり
あくまとはけっし ....
福音を伝えよう
三月十一日
「こうして,わたしの愛する兄弟たち,あなた方の労苦が主にあって無駄
でないことを知っているのですから,堅く立って,動かされることなく,主
の業においてなすべき事 ....
妻はかなし今朝荷をもちてクリスチャン学校へ赴けり
讃美歌は奏でる愛と希望の贈り物をもて
妻出かく歓びつつあとの寂しさを思えば空し
青い朝顔五つ咲き光さす窓辺に似つかわしき今朝よ
アジサイ
妻と子と四人できてみた紫陽花園黒姫・お多福・ロッド・ケルン
雨降りのあじさい数多咲きにけり「花火」という名のわがあじさい
早く起き聖書三章朗じつつこれからのことじっとかんが ....
妻の花々と野菜たち
妻と農協へ行った
大きい肥料の袋
を二っ買った
朝には青い朝顔が
三つ四つ笑顔を見せる
花と野菜たちに
たっぷりと肥料をやる
すくすくと育つ
みどりのト ....
ふるさとのゆめ
ゆうべ夢みた
山奥の
ああ、あのころは
あのころは
ちちははも
住んでた
故郷の家
みんなはしゃいで
窓のそと
何かうれしく
車で走る
水辺の草も
....
堅田から
堅田とは度々訪れ友誘いドライブ遊びの始点となりし
小刻みに揺れる青葉が陽に照りてしばし目を留む交差点には
蕎麦会席の道端の黒々として「かま久」という名の店あり
陽の光 ....
コオロギの鳴くや神無の二日なり秋風ぞ吹く融の里に
天高し薄きブルーの彼方より秋の風吹くひくき丘の辺
緑の角柱
ビルの屋根
聳える街の
ショー・ウインドー
マネキンガールの姿には
なんとなく
緑の角柱のように
細い姿が浮かんだ
川の流れの水色に
澄んだ水が
ショー・ウィンドーの ....
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