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ただ頷いている風合いでいいのです
経年変化に経年風化なく
裏地にでも縫い付けてください

西のまちは
貴族により栄え
東のまちは
西洋により栄えた

その北みちのくは
辺境の地とし ....
迷う世の時効に
儚さ響く
夕暮れ時

息たえた
叶わぬ夢を
あつめては
宵に明かりを

月の右目から愛を
月の左目から平和を

燦然と太陽に従って



(ラブ&ピース ....
アタシは
大人として生きぬいてきた
ストリートチルドレン
物売り物乞い
わずかなお金だよ
お腹がすいたら
薬物で紛らわす
仕方ないじゃない
道に寝っ転がっていきるしかない
そこらじ ....
詩はシワが多いほどいい
珈琲はサトウが多いほどいい

すいもあまいも知っているなら
愛と平和のために
甘い方をえらぶだろう

水くみに7キロ歩く友がいてもだ






 ....
恐ろしく過酷でも
愛のため
信念を貫く人々がいる

混乱の中でも
平和を求め
自ら活動する人々がいる

シリア
南スーダンでの混乱
西アフリカでのエボラ危機
兵士として徴 ....
満ちる月は腹み
欠ける月には衰えの
母は産み育て
月にさらわれ
ふたたびの生まれかわりが
あるのです

乙女のあなた
母のあなたは
女神となって月にいるのね

妻をなくした
 ....
―瑞雪―


季(とき)それて花道に白々と瑞雪
菜の花を潰さぬように撫で落ちて
花風の隙間から敷き桜になるはなびら
ひらりはらりと

散り急いだのは
心根白く多くの支え万物良縁頂けま ....
弦におちゆく
悲しみは
ソリストからの
揺れ甦り
浜通りを
吹きぬけるのです


フォルテの
余響に
羽ばたく
哀しみ
オルガンに
重なるように
二胡がなく

哀しみよ ....
再会という
残酷な喜びを
与えられた大人は
菜の花に囲まれた
少女になりたいと願う


胸の絡まりと
夢しかなかった
沈丁花の薫り漂う
あの頃からの染みを
どうして
抜き清める ....
終日への覚悟
月輪はかわらずに美しくも
みだれ滲む余韻は
あなたへのyellなのです

聖めの静寂は
それでも意気揚々とする
魂への讃美歌

生ききるのは
姿かたちではなく
繋いでくれた優しい手に
愛してると伝えたいから
灯りをひろげ願う笑顔に
ありがとうと伝えたいから
lalala〜と一緒に踊るように謳いたいから
二十億光年の輝きに
希望がほしいな


 ....
北から南から
風の交替
くぐり抜け飛花

手織りのシルク
揺れて肩に
ひとひらの春

祝う盛りと
うらはらに

桜林ついたての
隙間から

叶わぬ蕾  ....
人の企みなど知らぬ大海に
旅の憂いを語る惨月がゆく

人の営みなどしらぬ夕陽に
今日の無言をあずけて

誰かの眠りの時々
遠山にある真っ直ぐな
針葉樹のならびに
あらゆる讃歌を探 ....
田植え前のあぜ道や
魚とりする水路でも
好んだ湯浴みも
みんなアトリエ
でしたのでしょうね

日時計花壇のある木立
遠野の橋梁は銀河への旅
オリオンは高くうたい
露と霜とをおとします ....
レトロ列車で鉄旅を


南リアス線
●盛駅
ゆらゆらゆらら
青海原に
水うつよい音
季節の風をたしかめて
列車のなかは
ひだのはいった
優雅なカーテン
むき出した配管が
懐か ....
いい農村がありまして

春の訪れは
れんげ草に
すみれの花へと
少女たちをさそい
揺れる枝の下で
七重八重の花びらを
ゆるやかに
川に流したりして
一斉に芽吹いた
草木の香りの中 ....
何もないはずの
ひろびろとした野原が
車窓を飛び越え
ひきとめるのです

それは
この地方に伝わります
「きりこ」



語り立つ白いボードには
切り抜いた思いが
あずけられ ....
招かれた小さな部屋で
積み上げられた草履に
何もなかったように
淡々と話す貴女

励まされたのが
私であることに
なんとも情けなく
なんとも嬉しくもあり

紡いだ貴女の指も
筆を ....
「おみゃー
汽車からのお客さんに
ウニっこのしょうゆさ
だせばいかったのに」

「あんやー
そんだな
わりいことしたな
しっかし今日の海はひゃっこいな
おぼっこ(赤ん坊)の
しめ ....
消えて去る路と知らず
ある日と変わりなく
嗚呼
鮮やかに君が行く

小さな声にも手にも
既に懐かしむと知らず
嗚呼
朝陽をうけて君が行ってしまう

母はいつの間にか
太陽に近 ....
帰路道すがら
すでにお姿のない
貴方から
語り足りないとでも
いうように

.....悲しみだけでなく
この町の美しい景色を見て
お帰りくださいと...

訪ねました窓からは

 ....
その瞳をみていたら

どうしようもなく
嬉しくて
どうしても
忘れたくない

君たちのその瞳
滲んだり潤んだり
それが笑顔に
かわる瞬間
教室は
手を繋ぐように
一つになった ....
雪月花を
あつめましても
わかれし人に
逢うことはできず
花時が嶺を越えても
朋(ともがら)は
儚い影
つたう涙は如月

それでも
石をしるべに
郷をいのり
健気に
心の襟を ....
わが身染み純
白にうく
おさなご老いて
少年となり

揺らす葉もなき
春まち悲し

梢の折り目
弥生の折り目
谷山もない
折り目原発

ただただ悔し
露ほどに

我 ....
したためます
薄墨や青墨に
心情や
陽のうつろいまで
浮かびます
奥ゆかしい
大和の美はし

その水茎のあとには
うつつの人に
今がかわたれ時で
あってほしいと

その水茎の ....
辺つ風をめくり
のり干す母さんの
かっぽうぎも

沖つ春風を吹き
波を枕にする
父さんも

舟をこいだ
たちらねの意を
この地の栄え
ふたたびと

その恩恵に
静かに頭を
 ....
もがり笛もすぎる頃
手塩にかけました
刈りとりも
人心地がつく時

ほの香る土に
なにかたのしく
火入れの祭りが
はじまりました

母の好きでした
垂れ桜が満ちる時
十三浜ワカ ....
*…黒木アン



春花は
いっぺあっけんじょな

おらの居る
会津山あいでは

やっぱカタッパだべ
カタクリのごどな

長い冬おわり
陽の雑木林のどごに
雪融け顔だし ....
其処にいるなら
一張羅を着て
蹄が巻き上げる
粉塵の中で
荒武者駿馬の
躍り上げるさまに
食い入る横顔
相馬野馬追にと


不動の山から響く
幼少のたいくつが
太鼓の拍子
心 ....
打ち水をした
石畳をぬけると
居ずまいを整えた
宿の女将さんが
品よく出迎えてくれて
よくいらして下さいましたと
冷えた麦茶をさしだされ
夏陽に火照る体には
愛情注がれたような一滴まで ....
夏美かをるさんの黒木アンさんおすすめリスト(41)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
染め織- 黒木アン自由詩1415-4-18
ラブ&ピース- 黒木アン自由詩215-4-17
ラブ&ピース- 黒木アン自由詩215-4-16
ラブ&ピース- 黒木アン自由詩7*15-4-15
無名のヒーロー- 黒木アン自由詩8*15-4-14
月の女神- 黒木アン自由詩5*15-4-11
瑞雪- 黒木アン自由詩6*15-4-10
ニ胡の調べに- 黒木アン自由詩9*15-4-8
別れの曲- 黒木アン自由詩915-4-7
月輪- 黒木アン自由詩615-4-6
祈り- 黒木アン自由詩515-4-5
sakura- 黒木アン自由詩4*15-4-2
四月一日- 黒木アン自由詩8*15-4-1
銀河- 黒木アン自由詩7*15-3-31
三陸鉄道〜その瞳をみていたら〜より- 黒木アン自由詩4*15-3-30
日本一小さな港*小良ケ浜漁港- 黒木アン自由詩3*15-3-29
きりこ(南三陸)〜その瞳をみていたら〜より- 黒木アン自由詩2*15-3-28
草履の女性…〜その瞳をみていたら〜より- 黒木アン自由詩2*15-3-27
北限の海女(岩手県久慈市)〜その瞳をみていたら〜より- 黒木アン自由詩6*15-3-26
卒業- 黒木アン自由詩5*15-3-25
カモメの瞳〜その瞳をみていたら〜より- 黒木アン自由詩5*15-3-24
その瞳をみていたら- 黒木アン自由詩5*15-3-23
雄勝石壁画in東京駅舎〜その瞳をみていたら〜より- 黒木アン自由詩6*15-3-22
会津春待ち祈り月- 黒木アン自由詩3*15-3-21
雄勝硯(おがつすずり)石巻市〜その瞳をみていたら〜より- 黒木アン自由詩5*15-3-21
石巻漁港〜その瞳をみていたら〜より- 黒木アン自由詩5*15-3-19
ヨシ原(石巻市)〜その瞳をみていたら〜より- 黒木アン自由詩6*15-3-18
平和連詩〜黒木アン*とよよん*天野行雄- 黒木アン自由詩3*15-3-16
相馬野馬追〜その瞳をみていたら〜より- 黒木アン自由詩315-3-16
大堀相馬焼(福島県浪江町)〜その瞳をみていたら〜より- 黒木アン自由詩3*15-3-14

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