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どこにも代わりのない
私だけの詩を描いてみたい
心のなかのもやもやがそう言う

私という存在が唯一無二のものならば
出てくる言葉もそうであるべきなのではないか
そうではないということは
 ....
てのひらひらひら

紅葉ひらりひら

ほぅらほら

どこかでだれかが呼んでいるよ

重なり合った呼吸が

色を濃くしはぜる音

夕焼けが沈んでいくように

どこかに吸い込ま ....
月曜日が休みになった
連休などありえない流通業で日曜の休日も
夕方は次の日の積み込みに時間を割かれる

小学校と中学校の転入手続きが残っているのだが
嫁さんとの勤務シフトがあわない

ま ....
             121128


番号で呼ばれるのになれておりますから
わさわざ氏名を読み上げないで欲しいなと
声の好い看護師を睨み付けるように無言で立ち上がり
ドアを横柄に開け ....
今年のさくらは覚えていません
きみを想い
あふれる涙を隠すため
うつむいていたから

きみと出会った春でした
あまりにも嬉しくて
あまりにも情けなくて

母さんの力は
この両手だけ ....
私は亀ちゃんを生んだ

亀ちゃんとは本人の前では決して使わないあだ名

亀ちゃんは本当にゆっくり成長していく

初めて歯が生えたのは一歳三カ月
初めて歩いたのは一歳八カ月
二歳になって ....
私の棺に僅かでも触れるな
もう私はこの世のものではない

故にこの世に生きているものたちよ
私の棺に触れる資格はない

私の棺に触れることのできるものは
生きながら死に絶えているものだけ ....
緩やかなカーブを描いて

走って行く

空気の波が幾重にも重なって

丸みを帯びた優しさを生成する

気をつけてと

柔らかなハミングで

空気の波は震えて

白いガードレ ....
つぼみのままで
いたいなら、

それも花だと
そよぎましょう



まだとけきらない
雪の小村も

あなたが
春だと云うならば

うなずきましょう
わたしは細く
 ....
バイクの後ろに乗せられて バイバイと
母の実家に行った 四歳の頃
家族と離れて 初めて一人
そんな自覚もないままに
しーんとして広く感じる居間や台所
少し高い所にある黒電話をみつめた
しば ....
あなたが珍しく
自ら自分のアルバムを持ち出してきたから
少し不思議だった
「なんとなく」
なんて言うけど
これまで一度も
開いて見せたことなどなかったのに

あなたのアルバムには
当 ....
コーヒー1杯で閉店まで居る 深紅の薔薇を投げた夜
いくつもの吐息をかさねていた

僕達の想いには名前がなかった
そんなもてあました悲しみが
僕達は好きだった

いくつもの季節を共有し
違和を閉じ込めた小箱を持って ....
あるだけの色を使った絵も
覚えたてを書き並べた字も
すべてきみの詩(うた)になる

一枚一枚
大切に束ねて
詩集はきっと
ベストセラー

表紙はきみの似顔絵
母さんが描いてあげる
 ....
上機嫌な風で
庭木は味わっている
舞踊のたのしさを

  光の誘惑で
  トカゲは試みている
  逍遥のうれしさを

    「時」の流転で
     おまえは味わっている
    ....
最後の猫が死んだ
冬の夜に

耐え切れなかったのだ
冬の孤独に

私は春の真似事をして紙吹雪でとむらう
おまえにみせてやりたかったよ

桜が舞う空を
せめてこの世の美しい絵空事を
 ....
明日に何かが変わるそんな幼稚な占いをしてみたが

旅人、と言うにはあまりにも違和感を感じる
この翼
翔ぼうにも言葉が無い

昔、叱られた
送電線の一羽に孤独を感じてはいけないと
彼は孤 ....
生きていくために身体を壊す おそろしいものに
心あたった朝、

月は
黙って
灰色でした



わたしの言葉は
薪のようです

誰かの夜を
あたためうるならば、と

みえない炎を
見つめかねな ....
たとえば

人は誰かを捨てるとき
オブラートに包んで
口に入れる
ゆっくりと嘘が溶けていくように

胃の腑に落ちた
真実の味が
逆流して口の中に溢れだしたとき
その苦さに顔をゆがめ ....
あなたの上におぶさって
海を渡る
落ち葉の海
先の見えないけわしく
おおきな声だけがたよりの―



墜ちていく



海には
かぎ穴も柵もない
だからどこへも
入ら ....
自分の手のひらを見て思うんだ。

僕に、何かが出来ないかなって。





この手で何か、人のために

作ったり

奏でたり

守ったり

描いたり
 ....
まじないめいた
隙間がすきです

ほほえみきれない
ほの明るさも


あしたはぼくを
待ちますか

おんなじ思いの
きみですか


危ういそぶりの
ゆるしがす ....
毎週火曜日
下の娘のクラスにボランティアとして入っている

私が話すつたない英語でも
一生懸命に聞いてくれる
小学一年生の瞳には
一点の曇りも宿っていない

恐らくその瞳はまだ
本当 ....
心のなかに埋まっている この磁石が 
引き寄せる

たとえばそれが砂漠に転がっている石ころだろうとも
たとえばそれが海を漂う明日をも知れぬ泡だろうとも
たとえばそれが誰も見向きもしないような ....
生きてきたけど

よくわかんない

死ななかったけど

なにが起きたのかよくわかんない

こどもの頃もいまも

あんまりよくわかんなくって

霧っていうか、ラップみたいなもので ....
自分の子孫を残したかったから
好きな人の子供を産みたかったから
本能?
老後をさみしく過ごしたくなかったから
家の存続の為
母親になりたかったから…

色々並べ立ててみましたが
どれも ....
冬の玄関にはわたしにいちばん近い花を置くたとえば蒲公英

辿り着いた岬に根をおろして君は海をみていたね昨日も今日も

陽だまりを送ってくださいとあなたが言う十一月の蒲公英を送る

今年最後 ....
霙と嵐と雷鳴で
十一月の夜が揺さぶっている
手のうちなんざ知れたもので
瞳は渇いたまま空を切る

初雪が覆った小さな棺
添い寝をしたくてもできなかった
小さな棺がゆらゆらと
時の浪間を ....
夢や希望がないと
生きられない
どんなに苦しくても
ご褒美があれば生きられる。

どんなに大変でも
人の笑顔を思えば
生きられる。
支えてくれる人が
いれば生きられる。

勇気と ....
多紀さんの自由詩おすすめリスト(816)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
アルビノ- そらの珊 ...自由詩17*12-11-29
さようなら- 灰泥軽茶自由詩10*12-11-29
休日- 梅昆布茶自由詩2012-11-28
わたしは- あおば自由詩8*12-11-28
うつむいて- 小原あき自由詩6+*12-11-27
私が生んだ亀ちゃん- 夏美かを ...自由詩23+*12-11-27
- HAL自由詩5*12-11-26
あなた想いのガードレール- 灰泥軽茶自由詩6*12-11-26
ふ・た・り- 千波 一 ...自由詩5*12-11-25
幸せは眠っている- 砂木自由詩15*12-11-25
アルバム- 小原あき自由詩14*12-11-25
コーヒー1杯で閉店まで居る- 北大路京 ...自由詩412-11-25
デスペラード- 梅昆布茶自由詩3112-11-23
ホッチキスでとめただけの簡単な詩集、でもそれを君は本と呼んで- 小原あき自由詩9*12-11-23
立ち枯れて- 信天翁自由詩812-11-23
絵空事- そらの珊 ...自由詩1712-11-23
心の旅- ぎへいじ自由詩14*12-11-23
生きていくために身体を壊す- 北大路京 ...自由詩15*12-11-23
アンドロメダ- 千波 一 ...自由詩7*12-11-22
【_遅延効果_】- 泡沫恋歌自由詩20*12-11-22
秋の海にて- 唐草フウ自由詩8*12-11-22
空のような、雲のような。そんな夢さ。- 元親 ミ ...自由詩17*12-11-21
この指とまれ- 千波 一 ...自由詩7*12-11-21
50の瞳の輝き- 夏美かを ...自由詩17*12-11-21
磁石- そらの珊 ...自由詩21*12-11-21
君の腕- 小鳥遊儚自由詩212-11-20
動機- 小原あき自由詩8+*12-11-20
わたしバックします- たま自由詩20*12-11-19
正気の沙汰- ただのみ ...自由詩20*12-11-18
夢や希望がないと生きられない- ペポパン ...自由詩10*12-11-18

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