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弱かろうが情けなかろうが
日常は過ぎていく
淡々と
そうして僕は生かされている
見方によっては
捨て置かれている
と気づいた時に
何かが弾けてしまった
悩みなんかお構いなし ....
歩いている夜の住宅街を
妻とふたりでゆっくりと
曇りがちな夜空
薄墨色の雲
ポツリポツリと
一言二言言葉を交わしながら
ただそれだけのことなのに
このごろすれ違っていた心 ....
自然には矛盾がない
人の心が矛盾を作り出している
三回忌法要で坊さんが話された
訓話の言葉を噛み締める
語る言葉が圧倒的に足りない僕は
何を書き残そうとしているのだろうか
語る ....
疾走する赤き車
似つかわしくない車
それでも
気にならなくなった
麻痺したのだ
新産業道路から
尾久橋通りへ
さらに環状七号線へ
夜の四車線道路をとばす
その恍惚感
月の光 ....
コーラを飲む娘の横で
携帯電話にテキストを打ち込む
ブラックダイヤモンドって知ってる?
娘から話しかけられても
テキストに気を取られて
生返事しかできない
ロビーのソファーに座 ....
自由に奔放に伸びる
風のようにしなやかで
たくらみがなくて
照明が音楽が掻き乱す空間
リズムに身を捧げて
縦横に駆け巡り
空間をその身体で
象ろうとするように
きっぱりとした動 ....
色褪せたような気がした
こんな果実を読んでしまったあとに
何を書けばいいのだろうか
と
打ちのめされた気分になりながら
深く心が震えている
放たれた結晶に共鳴するように
あり ....
右足と左足の発する音は
明瞭に違っていて
それは大地を踏みしめる
力の違いでもある
厳密に言えば僕は
左に軽くよろけながら
歩いているのだ
それが右手の小指に感じる
鈍い痛 ....
るるりらさんのkauzakさんおすすめリスト
(8)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
軽くなった
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kauz ...
自由詩
4*
13-3-15
ウォーキング
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kauz ...
自由詩
6*
11-12-31
矛盾
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kauz ...
自由詩
6*
10-7-1
赤き車
-
kauz ...
自由詩
7*
10-6-21
夜のコミセン/静かな待ち時間
-
kauz ...
自由詩
7*
08-3-16
ダンス
-
kauz ...
自由詩
3*
08-3-10
共鳴する果実
-
kauz ...
自由詩
5*
08-3-4
足音に耳を澄ます
-
kauz ...
自由詩
8*
08-3-1
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