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拍手も喝采もなく
ただ過ぎていく日々

日常の暖炉に火はなくて
冷めていく体温
暖炉に火が欲しい
見えないものも温めたくて

最初の出会いは
最期の別れに繋がり
その間に
蔦のよ ....
寝台の上で瀬死に横たわっていた
虫のように息をしている

何人も神にも仏にもなれない
死人にしかなれない
死人にしかなれない

死人以外になれない

冬の夜は寒くて
冬の明かりは冷 ....
爽やかな風が吹いていた斎場には
一人の人生に済みの印を押してあげる為に
集まった親族身内たち

果たしてその人の旅の行く先が
天国でもその反対方向でも構わない
もしかしたら
宇宙の知らな ....
急な坂道が前触れもなくあらわれて
そこを登り詰めたら目前には予想だにしなかった崖っぷち
そんなのこの人生には普通に待ち構えているさ 

他人にはつけない嘘を自分自身につきながら
不細工な顔と ....
茄子の煮浸しではないけれど
この星に入り浸っている
それが何の因果応報かはわからないけれど

人間が
人が
ヒトが
そして私が生きている実体
生きている正体

ヒトの煮浸しは
美 ....
詩は朝食前に書いている
夜が明けない前に起き出して

詩は出勤前に書き上げる
汚れた水を絞り出すみたいに

私が私であるためには
どうしても詩が必要だ

理由はわからない
たとえ解 ....
化粧をしない女と
化粧をする女

口紅を塗らない女の唇は渇くばかりで
あったかもしれない
口紅を塗る女の唇は艶やかに濡れていたに違いない


彼が目を覚ましたのは誰かの足音が耳障りだ ....
朝焼彩茜色さんのこたきひろしさんおすすめリスト(37)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
街路樹の枯れ落ち葉- こたきひ ...自由詩318-12-2
冬の夜は- こたきひ ...自由詩418-11-30
斎場には- こたきひ ...自由詩418-11-18
断崖- こたきひ ...自由詩118-11-18
この星の上から- こたきひ ...自由詩318-11-17
私が私であるためには- こたきひ ...自由詩618-11-17
蛾と蝶の見分けがつかなくて- こたきひ ...自由詩518-11-11

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