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このあいらしい生き物

何をわたくしに問うか

謎が深まるであります

己の寿命を最大に使い

命とは?を訴えるのか

答えを要求 ....
河の岸辺の柔らかき

柳の枝で縛り留め

貴女と私の幸せを

永遠にしたい

ただの一時さえ

繋ぎ止められはしないと

河は歌う

早瀬の石を撫でながら

おお

 ....
アバンギャルド・チックな文言より

体制批判を

おや?それって同義じゃねえ?

多くをアバンギャルドに求めた結果

本来的な意味は陳腐になった

本来は

芸術をもって

 ....
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稲荷寿司と太巻きが

如何に御馳走であった事か

材料は安価であるが

手間は恐ろしくかかる

ハレとケの区別があった時代

日々 ....
エントランスとか言うな

工業地帯にほど近い

どこか鉄の匂いのする町の

杉板貼りの二階建て

くもりガラスの引き戸

開ければ土間と廊下

左手に下駄箱あり

廊下のは ....
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ゆるりゆるゆる ひらきます

さむさのゆえの ゆるやかさ

ゆびさえふれず ながめます

ゆうやけいろを すこしだけ

もらいこくなる ....
「アンニュイ」と言う
横文字を
怠惰的と理解してる

窓辺に肘をついて
叶わぬ恋を思う
それはアンニュイ

俺は馬鹿だが馬鹿じゃ無い

きちんと「物憂い」を理解している

馬鹿 ....
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祈りは切実

祈りは本心

祈りは真剣

祈りと題したこの絵

祈りを書ききったと

祈りたいですけれど

祈りが足りないかも ....
野ばらの刺を肉に刺さるを

貧しい故に放置される幼子

被曝の危険を金銭にするを

知覚の外の事は
もっとある
それらを述べられないの

それを残念とする私を

誰も知らない
たったの ひとりで いいの

このあなあきの ぽけっとに

こううんな こうかが ある

よろこびは それに にてる

かさかさの てのひらにのせ

ながめることの しあわせだ
 ....
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かぶるもの なぜにいせいと するのだか

たぶんいせいが こわいからだろ


ねこはなく どこがごろごろ いうのだろ

おいおいおまえ  ....
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この美しさを見よ

嫌悪を凌駕するぞ

天然の造形なのだ

己が然りと出来る

範疇を超えている

繊細な罠を張って

微妙な ....
池袋 げに恐ろしき 人の波

都会に久しぶりに行く

迷宮で 何処が 何処だか

今日は大丈夫と 杖も持たずに

この異世界に 迷う


ぞろゝと 何処から 何処へ

靴音の ....
燕が飛ぶを 見られない町

群れ飛ぶトンボは どこだ

ただドス赤い 夕焼けの

ビルの隙間の 底の闇

嵌り込んでいるのは 何?

コンクリートで厚化粧した

お ....
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春を待てずに 窓辺にて

花ほころびを 愛しむ日

過ぎ去りし時 在りゝと

時にあらずに 致しこと

咲いて萎れて はらゝと

 ....
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さんぽのとちゅう

すりよるこねこの

せなをなでたらね

せぼねをじかにさ

かんじてしまって

せつないかんじだ
 ....
愛していますと 言ってみたかい

かみそりの様な 三日月の夜にさ

過ぎる程の星の 瞬きの深夜にさ

河原で尖った石 探す様な手探り

積み上げてみる 崩れる音のする

瓦解しなが ....
秋の日差しが 梢を貫き 斜めに大地に刺さる 階段の様だ

いつの日か 私が揮発して この空に混入する その時は

これを登って行きたいと 望むのである

きっと 晴れやかな心持ちで 徐々に ....
雨の夜に思う 秋の初めの未だ残る緑の葉

鋭く細長い葉を纏った 細長き胴の先

風に振り乱だされる 白髪が如き穂

星も月も無く 徒に寂しく暗い野で

薄よ お前は そぼ降る雨に打たれ ....
おそらのりんとはれたひは
かみひかうきをおりませう
どこかできっとなひている
おともだちまでとぶやうに

おれたらそっとおくりませ
かぜがひゅうとはこびます
まどからはなれゆ ....
さざ波は洗う

苦悩と欲望と偽りの岸辺を

弱い力でも

繰り返せば

削り取り

露にするのだ

真実の姿を

然し

誰も見ようとはしない

冴えゞとした

 ....
とりつくろいは いらない 自己弁護 終始すんな

矛盾と当然の狭間に

俺も貴様も生きている

終始すんなよ

狭い所だ

俺がそうだとしても

肉体の提供や

排除の心と ....
深夜にカッコウが鳴く

ホトトギスと同類の鳥

托卵が習性とは云え

さぞ悲しかろう

住宅地に陽光の訪れる前に

さぞ恨めしかろう

深夜の睦みが

羨ましかろう

 ....
野菜を摘む 初夏の晴天の下

彼らは逃げる術を持たない

私の命という荷車に揺られ

何処へ 何処へ

センティメンタルに指が聞く

葉の嘆きの歌を

根の引き抜かれの絶叫を
 ....
Honey BeeとHornet

侮るな

集団の放つ熱を

殺して食らうを専らとする君よ

我々は日本蜜蜂に近い

飼うに難しく

蜜を採るに難く

強く優しい

 ....
ただのみきやさんのドクダミ五十号さんおすすめリスト(85)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ねずちゅうとわたし- ドクダミ ...自由詩6*12-12-13
- ドクダミ ...自由詩8*12-12-9
先鋭的- ドクダミ ...自由詩4*12-12-8
御馳走について- ドクダミ ...自由詩7*12-12-5
「アパート」四歳の記憶- ドクダミ ...自由詩7*12-12-4
喜びはゆっくりとして- ドクダミ ...自由詩412-12-1
珍しく- ドクダミ ...自由詩112-11-9
祈り- ドクダミ ...自由詩512-11-8
誰も知らない- ドクダミ ...自由詩4*12-11-7
一人も虜に出来無い”ことば”- ドクダミ ...自由詩212-11-5
皮とかわいいと妄想- ドクダミ ...自由詩4*12-11-4
これは”美”だ- ドクダミ ...自由詩3*12-11-3
たまには外にでてみたり- ドクダミ ...自由詩4*12-11-3
窒息空間- ドクダミ ...自由詩312-10-15
時に非ずの- ドクダミ ...自由詩512-10-14
ねこねこねこっけ- ドクダミ ...自由詩712-10-7
失恋すら意味を持たぬ- ドクダミ ...自由詩412-10-5
昇華- ドクダミ ...自由詩412-9-27
初秋- ドクダミ ...自由詩512-9-25
再度の投稿「紙飛行機」- ドクダミ ...自由詩412-9-10
打ち寄せ- ドクダミ ...自由詩212-6-20
ようちゅうい- ドクダミ ...自由詩212-6-4
なげき- ドクダミ ...自由詩412-6-3
ドナドナを聞きながら- ドクダミ ...自由詩112-5-26
従属- ドクダミ ...自由詩112-5-15

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