すべてのおすすめ
蒼い花がすきだよ

キャラウェイ

猫の名前

大きな星が一人いるよ空に

一匹の犬が

死にそうだよ

誰か

聞いている?

わたしの見えない声

蒼い花がすき ....
土曜日も学校があった頃の話

お弁当だった

わたしはよくお弁当を忘れた

作ってもらえなかったのではなく

わたしが忘れて学校に行くのだ

姉はちゃんと持っていく

姉はおか ....
詩を書く人たちの集うテーマパークで
さようならを言わずに
扉をちゃんと閉めずに出てきてしまった

わたしは
もう一度入ろうとしているのか

それとも
その扉を閉めに戻るのか

立ち ....
「いらない」と言われた私は

人でありながら物だった

女でありながら

物として

「いる」とか 「いらない」の扱いをされる

その程度の存在だった

あなたの世界では罷り通 ....
家には

寂しい犬がいる

肩をすぼめた子どもがいる

ため息をつく大人がいる

私はそれに気づいた


クリスマスに灯された火は

次の日には消えると知っている


 ....
きょう

誰にも笑顔を貰えなかった

それは

食べ物だったんだな

「糧」というべきか

いまは

とても虚ろである

まだ

生きていてもいいんだろうか
明日
また戦いに行かねばならない

今夜は
もう遅いというのに
食べ物を探す

暗い家の中で
冷蔵庫の庫内灯は明るすぎて
寂しい

空腹なのではない
証拠に
腹をえぐるような ....
おっぱいを触ったら
固かった

しかしそれは
おっぱいが固く張っているのではなくて
ブラジャーのパットが厚く丸いのだった

私が
私自身が騙されるのだから
つい
女の胸元を見てしま ....
駆け引きしあう愛なんて
いらないよ

いつからそんなこと
覚えたの
みんな

もういいよ
別に
褒められなくたって
認められなくたって

いいところなんて
出せる余裕が無いん ....
疲れて

まぶたをこすったら

アイシャドウすべらせたように

ほんのり桃色になった

まぶた

まつげ

こげ茶の瞳

おお綺麗!

化粧もこれくらい上手にできたら
 ....
拒まれたこと

もし
それが根源だとするなら

私は自ら
拒むことを繰り返し
霧の向うの記憶を
何度も確認して
一方では
また拒まれることを
恐れているのだろう

泣いただろ ....
きょうは
夏の日のように川が緩やかに流れていた

わたしは
思い立って石飛ばしをした

水平に石を投げて
水面をトン・トン・トンと飛び越させる

向こう岸に石が届いたら
わたしの勝 ....
管理人は留守のようね


だれか

深夜にやっている

ビルの最上階のネットカフェ

知りませんか


凍える夜の気流が

ライトに照らされて壁に映っている

トンネル ....
今日も倒れずに済んだ

いや
済んだんだ

私の毎日は危うい

いつ不意に背中を押されるか
足元をすくわれるか
{ルビ貶=おとし}められるか

怯えている暇もないのだけれど

 ....
冬の反対は
夏かな

なんて単純な頭
わたし馬鹿なのよ

そんな言葉で言うこと
赦して

少し前は
人より鋭いかもしれない
なんて密かに思っていたけれど

いまは
無理して ....
どうでもいいわ

そんなこと

どうでもいいわ

あんなひと

どうでもいいひと

わたしのことも..



外が
やけに煩い
トラックのエンジン音いつまでも

窓 ....
変わった人ばかりだと思う

おしゃべりが多い人は

自分は標準だと思っているようだった

私はちょっと

無責任なおしゃべりに躊躇する癖がある

専門家の偉い先生が

そのこと ....
生老病死

生まれることは 何故に 苦なのだろうか

生きることが苦と 言うならば わかる気がする

誰一人として 免れぬその現実は 

ある病院の中にも見ることができて

その光 ....
青息吐息は胃が痛くなるから

勘弁したいが

青色吐息なら

よくつく


フラスコにとってコルク栓をして

陽にかざしたら

消えて底に溜まった

成分を調べて顕微鏡で ....
行方知れずの貴方は
死んでしまったのかしら

私は爪を染めることも忘れて
焦茶色の瞳だけ奇麗です

恨み言の渦に攫われては
振り切って

汚れた肌を晒したくないから
髪も身体も洗い ....
扉を開けて出て行った
それぞれの場面を生きている人を思うと
とてつもなく
ひとりが寂しくなったので
もし
きょう会社が休みだったら
料理をたくさん作ろうと思った
一緒に食べる人のことを思 ....
家の近くに 新しい街灯がついて

それは 

擦りガラス越しに見ると

まるで

満月のように明るかったので

気がついたのだけれど


この町には

街灯がたくさんつい ....
先生を探しています


親のでもなく 夫婦のでもない

友のでもなく 隣人のでもない

わたしを愛してくれる先生です

誰にも他にも

眼差しを向けず

そらさず

わた ....
とりあえず
今日の面倒は済んだので
自傷でもなく
自慰にも飽きた今夜
これから何をしたものかと考え
無造作に置いてあった経済新聞を見る
いろんな専門書があるものだ
この職業には
こんな ....
なにも悪いことしてないのに

確定しない
後ろめたさなのか

ただ
弱いのか

何か言おうとすると
言葉が出ない

この世界では
もう誰ともしゃべれなくなってしまった

た ....
夕方
車を走らせていると

ちくちく
胸が痛む


アスファルトと白線が
すべるのを見ていると

ちくちく
胸が痛む


熱にほだされた太陽を
見てしまったから

ち ....
私は 休みだけれど、

会社では 仲間が今日も働いてる。

毎日 毎日 休みなし。

毎日 人は

お腹を空かす。

もっと いいもの作らなきゃ。

もっと さっさと仕事しなく ....
ときどき、
来てくださって

ありがとう。

 
あの日記を書き終えてすぐに
来てくださったんですね?

なんだか、
少し期待してしまったんです。

そんなこと
直接言えない ....
たそがれ

ふと

私の乳房は

女を想い出す

それまで

身体についる付属品で

誰に触れさせることもない

今夜

あなたの愛した

この乳房を

洗って ....
石川和広さんの蒼木りんさんおすすめリスト(59)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
キャラウェイ- 蒼木りん未詩・独白4*05-1-23
「先生_お弁当わすれました。」- 蒼木りん未詩・独白7*05-1-23
自由- 蒼木りん未詩・独白1*05-1-22
落度- 蒼木りん未詩・独白1*05-1-21
- 蒼木りん未詩・独白2*05-1-21
白灰- 蒼木りん未詩・独白2*05-1-20
じっとしていても腹はへる- 蒼木りん自由詩3*05-1-20
「曲がりなり」って何- 蒼木りん未詩・独白4*05-1-20
- 蒼木りん未詩・独白1*05-1-19
切取り- 蒼木りん未詩・独白1*05-1-19
グシャ- 蒼木りん未詩・独白3*05-1-18
夜はぼんやり- 蒼木りん未詩・独白1*05-1-15
難民- 蒼木りん未詩・独白2*05-1-12
祝い- 蒼木りん未詩・独白1*05-1-11
冬空- 蒼木りん未詩・独白2*05-1-6
どうでもいい_あんなひと- 蒼木りん未詩・独白1*05-1-6
ことだまのさきわうくに- 蒼木りん未詩・独白1*05-1-3
あまりにも現実にて- 蒼木りん未詩・独白1*05-1-3
青色吐息- 蒼木りん未詩・独白2*04-11-22
熟す- 蒼木りん未詩・独白2*04-11-4
白い朝- 蒼木りん自由詩1*04-11-1
街灯- 蒼木りん未詩・独白5*04-8-28
愛する先生- 蒼木りん自由詩3*04-8-23
独吐く- 蒼木りん未詩・独白3*04-8-23
言葉の死骸- 蒼木りん未詩・独白204-7-9
意味がない- 蒼木りん未詩・独白204-7-7
満足の靴- 蒼木りん未詩・独白1*04-6-20
_こんにちは- 蒼木りん未詩・独白1*04-6-17
乳房- 蒼木りん自由詩2*04-6-8

Home 戻る 最新へ
1 2 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する