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駅のホームに
オクラがひとつ
おはなしは
あなたが考えて

(夜勤前に愛野駅にて)
僕の腕には骨のない子ども
僕の隣には乳房の三つある少女
骨のない子がくねりくねりとうごめくので
僕の両手は自由にならず
電車が揺れるたびよろけて
少女の乳房をわざとではなく肘打ちしてしまう
 ....
安心できる人に出会ったので、
すこし、うれしい。

あなたが今おもったような意味ではなくて。
私はその人を放っておける。
ほっといても心配しなくていい。
私がバカげたことをしても、きっと
 ....
私は知っていた
この部屋に積もる埃全てに意味があることを
皮膚をかきむしってもかきむしっても
私の皮膚がぽろぽろとこぼれるばかりで
わずかに血がにじむだけであることを
睡眠薬の眠りは決して
 ....
いつもあのひとのことを考えているわけではないから
たまには大目に見てやってほしい

外は爽やかに水色の夏の朝
汗で酸っぱいTシャツを脱ぎ捨てて窓辺に立っても
田舎の農道に車一台通るでもなく
 ....
花壇のマリーゴールドは
みごとにおひさまの色
おひさまを
いっぱいに吸いこんで

ハナムグリのベッドは
おひさま色の花粉
ハナムグリのごちそうは
おひさま色の花粉

夜なんか知らな ....
窓を開けてそのとき
小さなひとりの神を殺したかもしれないと
タマネギを刻んだとき
取り返しのつかない何かを断ち切ったかもしれないと
悩んだ詩人がいたけれど
それは確かに真実だったと思うんだけ ....
誰がなんと言おうとも、私は三流怪奇詩人でありたい。インターネット上において、私は、ポエム書きのパキーネだったり、リリック&ことばあそび書きのりりと☆だったり、連作詩書き兼マルクス主義フェミニストのルク ....
石川和広さんの佐々宝砂さんおすすめリスト(38)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
おはなし- 佐々宝砂携帯写真+ ...2104-9-30
死にも詩にもならなかった断片二つ- 佐々宝砂自由詩304-9-30
安心できる人- 佐々宝砂自由詩704-9-20
Shaman's_Love_Song_2- 佐々宝砂自由詩304-8-31
夏の朝、午前5時半、- 佐々宝砂自由詩604-8-4
ハナムグリ(百蟲譜25)- 佐々宝砂自由詩504-7-30
無数のあなた、ひとりの私- 佐々宝砂自由詩104-6-19
二流詩人7つの条件- 佐々宝砂散文(批評 ...30*03-12-9

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