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やはり何も無くなってしまったのかと考える。
呪いと自己愛だけが自分なのかと考える。
しかし、もう、人間的な世界からは何も生まれてはこない。
折れた鉛筆の先を親指とひと指し指で ....
    数十枚もの翼を持った
    金色の生きもののことを考えるたびに
    自分の内から眠りが消えてゆく
    そしてそのあとに必ず
    奇妙な痛みがやって ....
    左目の下に
    はばたきがある
    つねに つねに
    はばたいている
 




    子供たちが
    暗い建物のなかを
    走りまわっていた


    氷の根  淡い目の宝石


    つながらないふたつのものをつなげようと
 ....
    線引きされた空からあふれ出て
    黒雲は地へ
    黒雲は地へ
    つながるものがなにも無いところへ

    
    おまえには何でも話せそうだ
  ....
憎しみを憎めぬ己に目をつむり走りつづける霧の日の朝



手をつなぐふたつの季節の境いめのついばむ鳥さえいない花の実



何もかも光も土も不確かな滝のように流れるふち ....
誰もいない日
誰もいない目
側溝の枝を鳴らし
むこうがわから来た風が
むこうがわへと帰ってゆく



日曜は泳ぎ
日曜は泳ぎ
閉じた店の前を泳ぎ



色あ ....
強い風のなかを
持ち上げるように
持ち上げられるように
地面 空気 歩むもの
地面 空気 馳せるもの
ゆっくりと肩いからせる動きたち
風にぎる指へと伝わってゆく


 ....
すがたがすがたを
かたちがかたちを追いかける
線だけがゆうるりと
異なる時間に重なってゆく



光と無音がつくるまなざし
視線の端で 笑みの隅で
あなたはあなたを ....
石川和広さんの木立 悟さんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
25Y・12.8- 木立 悟自由詩306-3-7
ノート(31Y・11.23)- 木立 悟未詩・独白505-10-23
ノート(37Y・8.24)- 木立 悟未詩・独白305-10-21
ノート(37Y・3.6)- 木立 悟未詩・独白505-9-14
独りのノート(38Y・9.18)- 木立 悟未詩・独白305-8-30
霧の日- 木立 悟短歌605-6-26
ノート(日曜日)- 木立 悟未詩・独白304-9-5
ノート(つたう)- 木立 悟自由詩204-8-31
ノート(残像)- 木立 悟未詩・独白5*04-7-30

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