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僕は水色のグライダーではなく
鳥の中でも一番ありふれた
雀やカラスでもなくて
ひばりのように高く
カモメのように鮮やかに
はばたきたいと
願う
風に乗り
....
あれは一羽ずつ
てんでに吐くうた声でなく
呼んでいる
応えている
追い越しそうに
また遅れそうになりながら
それぞれ少しずつ
列を乱し
競うのでなく
追従でもなく
他者との距離を
....
水面だけを見たい
空が映る角度から
輝きの奥で
深い水脈に続く
泉のことを思いたい
底の浅さを見たくない
掻き混ぜられても
踏みつけられても
濁らない水が
湧き出ていると
*いちばんほしいもの
守りたいもののあいだで
やがては 息もできなくなるので
いちばんほしいものは
手の届かない処へ
四角い窓のむこう
屋根と屋根の隙間のくらやみで
瞬いて ....
埃だらけのコンクリートに影を焦げつかせ、
立っているひとりぼっちの後ろ姿を見つける
のに君がずいぶん手間取ったのは、二歳の子
には高すぎる太い鉄柵がちょうど君の視界を
遮り、そこからコンクリ ....
みえない森の方角から
霧を纏い
しなやかな足どりで
私の窓の下に来る
ひかる夜露に足を濡らし
銀色のうぶげを欹て
耳をすましている
胸を刺す
たしかな気配
明かりとり窓のはるか下
....
えら
背びれ
くちばし
翼
囚われている
その範囲からの逸脱は
一方には死
もう一方は生を意味する
彼にはその水槽こそが出発点であり
前提であり結論である
保障され ....
あるけない ?
あるけない
このままじゃ
そう思って
靴を片方脱いだら
もっとあるけない
両方脱いだら
もっとあるけない
靴下も
脱いだら
あるけない
あ ....
たたみかける波のように
訪れる悲しいできごとを
わたしたちは
もう 不幸せとは呼べない
昼夜を問わず
ドアは開けられ
手渡される花束
拒むことはできず
両手いっぱいに受けとめながら ....
今日も待ち針を刺す
心の縁に
ずれないように
歪まないように
一針一針
ゆっくりと
ただまっすぐに縫いたいだけ
私の心の裏側に
注意深く
ちくりちくりと
針を刺す
明日は真っ直ぐ ....
そらの珊瑚さんのLucyさんおすすめリスト
(400)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
凧(カイト)
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Lucy
自由詩
18*
13-1-13
渡り
-
Lucy
自由詩
9*
13-1-10
水溜まり
-
Lucy
自由詩
5*
13-1-10
恋歌
-
Lucy
自由詩
8*
13-1-10
動物園
-
Lucy
自由詩
19*
13-1-9
誘惑
-
Lucy
自由詩
7*
13-1-4
セキセイインコと金魚の違いなら
-
Lucy
自由詩
15*
13-1-3
あるけない
-
Lucy
自由詩
9*
13-1-2
ほほえみ
-
Lucy
自由詩
12*
12-12-28
待ち針
-
Lucy
自由詩
21*
12-12-17
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