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夕闇に光るライナー
目的地は魂
ここで眠る僕の本心を
赤と規定した推測を
先に退勤した末松さんと覆す
出荷済みの金曜日
吉日として調整が入るまでに
ごちゃごちゃ考えてるとさ
道が曲がる ....
八月のように
心をあらわに
噴き上がる痛み
目隠しをして
笑いあっていた
バス停は遠く
電車は遅く
返事を待つまで
日は暮れなかった

透けていく町の方へ
二人の影を落としても
 ....
水色は、不思議だね
黄色い花にとまる
蝶の翅の模様のように
夕暮れが
電信柱を揺らしている
ああ、君もここに来たんだね
いくつもの宇宙が生まれて終えた
今度の始まりは今までとは違うらしいね
もう君も知っているだろうけれど

そうせいをまつおおくのたましいが
みちかけるたいどうをあ ....
透きとおった言葉を口にして
目をそらした無意識の砂浜へ
甘露は溶けてかんかんの椅子の上
赤らむ空気を肺に吸い

ウミウシのあんぽんたん
原罪を浄化したからって
洗われた皮膚がきれいでも
 ....
始発の朝に
腹を割いたら
群青があふれだし
膝をついたまま
脱落を選んだ

履歴書はよく燃えて
約束された未来は焼失した
何者にも名づけられない自分が
裸で社会に投げられ
すりむい ....
内蔵が結晶化する
ラピスラズリの夜
膵臓に付随する
未発達の器官は
白鳥の飛来を予感する
湖を遠く離れ
過去世から持ってきた水色の宝石

 泣いたって
 聞いたって
 わからないこ ....
そらの珊瑚さんのトビラさんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
道すがら- トビラ自由詩2*24-10-5
ため息は黄色く吐いて- トビラ自由詩7*24-5-7
ゆう- トビラ自由詩4*24-2-12
なげきなくながく- トビラ自由詩4*24-1-29
十四行のシーグラス- トビラ自由詩2*24-1-25
ただ働き- トビラ自由詩4*24-1-22
空白- トビラ自由詩3*24-1-21

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