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迷い道はトンネルの出口近くに似ている

出口から射してくる光を見ているだけなのに

トンネルから出たような気になってしまうところなんかがだ

ぼくらは保守的に出来ている

トンネルの外へはなるべく出た ....
現代音楽のようでいて

懐かしい旋律も現れたりする

シマノフスキーにはそんなピアノ曲が多い

冬の夜に近い朝

外灯は暗い空に圧されるように

地に貼りついていた

柔らかな天地の香り

宇宙から与 ....
今夜を歩くひとはみな

まあるい月を見ているのだろうか

月のまわりには黄がにじんでいる

そこを小さな点滅が過ぎてゆく

何十年もまえに始まったことを

証明するかのようなまあるい月

ぼくらにはも ....
ピアニッシモを聴きたくて

それに音量を合わせると

メゾフォルテで爆発してしまう

音の大小だけではなかった

分厚さにしてもそうだった

指先で触れるか触れないか

それくらいだった音たちが

両 ....
窓からはしずかなる灰色

雨の日の午前の喫茶店

そのぬくもりやひかり

その湿りが好きなのは

自分を大切にできるから


コーヒー一杯の香に

視界や胸を任せていられるから

悲しみやその痛みに
 ....
恋しからずや朝の雨


まだ暗きそぼ濡れに


恋しからずや朝の露
そこに 現われたるは たいらの釜塩なるぞ
そんなに しおしおしてるけど
だけど 手に塩 つけてみなよ

体の軸に じくじくと
大好きなこと わいてくるぞHEY

平家一門の話を言って訊か ....
テレビであじさいの描き方をやってた

ぼくもそれをやってみることにした

灰色のクレヨンで花びらをテキトーに描いた

それからスポンジに染ませた紫で花びらをたたいた

可憐な色合いの絵が目の前に出来上 ....
なんでも円高のせい

馬鹿みてえだ

世界中の製造業に必要な

コアパーツをつくってんだろ、この国は

それなら世界中の製造業だって

円高で困ってるはずじゃねえか

要は世界 ....
あなたにされていることを浮かべていた

生きたままナイフで切り裂かれるようだ

ぼくもおんなじことをしていたのだろう

あなたは戦線を離脱してしまったけれど

ぼくはなんとか踏み留まって堪えている

 ....
綺麗事の方が好き。



{引用=“人”の“為”と書いて、“偽り”と読むなら}

偽善者でも構わない。
抱けない女を愛する男なんて

不健康なオスか健康な肉親ぐらいなものだ

アニメやアイドルに忘我する不健康な男たちなら

抱けない女であっても愛することにど真剣でいられるであろう


 ....
森のなかにその広場はあった

その広場にだけ光が降り注いでいた


広場には

どうしても二つ食べたくなるホットドック屋があった

ホットドック屋のそばでは

サッカーに興じる者

ベンチから立ち上が ....
「水際」


水際、を考える。

ボーダーラインを越したり、引いたり。

波打ち際の刹那。

それは躊躇するもどかしさにも似て。

繰り返し訪れる人生の選択にもなぞらえる。

 ....
この地球にぼくがいるのは

惰性ではなくて

あなたがいるから

それはロマンティックな

ぺダンティックではなくて

ぼくという存在が理解していることなのだ


あなたがひとりのふりをするなら

ぼ ....
服をみっつもらった

生きてゆく智恵のような服だった

じぶんを護る服だった

きれいなこころを護るような服だった


あなたからみっつの服をもらうことで

僕はあなたに

みっつの服を着せてあげてい ....
美しい人でした
骨になった その人は
けれど
骨になった その人を
もう わたしは その人だとは呼べなくて

いただいた ブローチこそが その人

水引細工
結びの花  ....
ベツレヘムの星がまたたく頃

そっと目かくしをしてくるヤツ

朝まで名前を呼んでやらないんだからね
ゴルフ場は途中ガスで煙った

灰色のガスで出来た建物に四方を占拠されたみたいになった

キャディーさんに方向だけ教えて貰ってその建物に打ち込む

ボールがちいさな点になってガスのなかに消え ....
あなたといれたらなにもいらない

なにもいらないからあなたもいない

見えないもの

すぐ結果となって返って来ないもの

だけど

たしかに存在するもの

今生の別れでさえ

そんなからくりのなかにあ ....
ごめんくださーい。
朝日新聞でーす。
掛ける言葉がない
空白をうめるための夕焼け

匂いもなく 沈黙する季節を
少しだけ足を止めて
言葉の代わりに写し取る

夜に飲み込まれる手前の時間
喉をふさいで通りすぎる
ヒガンバナが今年も灯る
曖昧を許さない輪郭で
そのくせひどい曖昧を宿す

秋に咲く大輪は葉を持たない
何もなかったところから花火みたいに
茎だけで伸びて

夢見がちなひろがりではじけて、  ....
でたらめに文字を並べて
言葉にならない僕のハ−ト
うろうろ

誰かが飛ばしてくれた
言葉がハ−トに張り付いて
ピタピタ

くっついちゃって
眠れそうもなくなった

お月様が笑ってる


 ....
予言者になるなんてことは簡単なことだ

予言者たちはたいていの場合災厄の予言をする

脳では一日に五万回程度の思考が行われている

そしてその大半がマイナスイメージの思考だ

だから災厄の予言はひとの ....
わたくし この秋
襲名いたしました秋明菊と もうします
いえ 裏なぞ ござません 正月を飾る裏白のように 
裏は 白でございます 暗躍者のみなさま おひけいなすって

裏は白でございます。表 ....
泡沫恋歌さんの携帯写真+詩おすすめリスト(146)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
迷い道- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...212-2-11
シマノフスキーの調べ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...612-2-10
存在の永遠- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...412-2-8
ストコフスキーになりたい- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...112-2-6
雨の日の喫茶店- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...212-2-6
朝の雨- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...112-2-6
平_釜塩- るるりら携帯写真+ ...10*12-2-1
あじさいの描き方- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...712-1-29
馬鹿言ってんじゃねえよ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...212-1-26
朝の陽射し- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...412-1-25
嘘でも- 愛心携帯写真+ ...412-1-24
衝動- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-1-21
その広場- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...612-1-19
水際- 渡 ひろ ...携帯写真+ ...22*12-1-17
ひとりのふり- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-1-15
みっつの服- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...412-1-13
結びの花- るるりら携帯写真+ ...20*12-1-12
プレゼント- 殿上 童携帯写真+ ...22*11-12-27
霧のなかに- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...411-11-6
見えないもの- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...911-10-30
写真を見てひとこと- 花形新次携帯写真+ ...3*11-10-23
夕焼け- メチター ...携帯写真+ ...3*11-10-9
秋の炎は- あまね携帯写真+ ...1911-10-6
- 乱太郎携帯写真+ ...11*11-10-4
予言者たちのデッドヒート- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...211-9-30
絞りと_ショッカー速度- るるりら携帯写真+ ...9*11-9-29

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