すべてのおすすめ
はがれていく皮膜に
縫い込まれいく記憶。
遠ざかる人影は、名前のない体温を
そこここに植え込んでいく。
宛先不明の伝言を抱きしめた少女が
それらを踏みしだきながら全速力で走る。
吉岡実はどこでもない場所を、どこでもない位置から、他にたとえることのできない質において出現させる。

  わたしが水死人であり
  ひとつの個の
  くずれてゆく時間の袋であるということを
 ....
本木はじめさんのななひとさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
宛先不明の少女- ななひと自由詩704-11-5
吉岡実と非在の場所- ななひと散文(批評 ...203-8-1

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する