すべてのおすすめ
愛の鞭は必要か
そもそも愛する者を
鞭打つような愛があるのだろうか?

それを愛と呼べるか?

暴力は
最も原始的な言語だ
だからそれを用いる者達は
獣のようだと ののしられる

 ....
愛を語ってもいいじゃない
知ったふりしてもいいじゃない

修羅場をくぐって
書物に浸って
山の禅寺で胡坐をかいて

ひとかどの人になりました
そんな振りしてもいいじゃない

たまに ....
道を歩いていて嫌になるのは
いつも いつも 枝分かれしていくこと

その中から ひとつを選ばなきゃならない
一番素敵な景色を見せてくれるのが
どの一本かも わからないのに

僕はそれに疲 ....
雲が僕を抱きしめてきた
その胸元には雨の匂いがして
雷を飼ったその腹が ゴロゴロと唸りを上げていた

{ルビ霙=みぞれ}が僕に口づけをしてきた
全身に冷たい唇を這わせて
シャツの下までびし ....
神様

腹が減ったんだ
俺を愛してくれるなら
カレーライスをおごっておくれ

神様

風が冷たいよ
俺を愛してくれるなら
冬をどこかに追い払ってよ

神様

海が恐ろしく唸 ....
願うって怖い
意気地なしだと思われても

やっぱり 願うって 怖い

世界があまりに美しいと
自分がその一部だということが
信じられなくなってくる 嬉しくなってくる

世界があまりに ....
雲一つない青空に
紙飛行機が舞っている

一つや二つじゃない
それこそ無数に

たくさんの白い翼が
たくさんの願いをのせて
思い思いの方角へと

ゆっくり 漂う

涙を孕んだ雨 ....
世の中ザラザラしている
そうは思いませんか

{ルビ肌理=きめ}が粗くなった
そうは思いませんか

優しい親は珍しく
子供は大抵怯えてる

賢い教師も見当たらず
子供は大抵迷ってる ....
君はテーブルに頬杖をついて
文字の積み木で遊んでいる

利き腕の人差し指で
柔らかい母音を
戯れに曲げながら

暗い藍の色で出来た゛う ゛の文字は
うつむいた気持ちの音
 ....
 暇だし、日曜だし、外出するのも億劫なので、趣味について書いてみようかと思う。
 ゛お前の趣味なんて、誰が知りたがるんだ? ゛と思ったそこのあなた。侮ってはいけない。僕にだって興味を持ってくれる第三 ....
風には名前がない
そんな重たいものを 引きずってはいない

風には身体もない
そんな窮屈な箱に 押し込められてもいない

捕まえることも 飼いならすこともできない
たとえ押し留めようとし ....
頭がボーっとする
鼻かぜらしい

長椅子に背をそらして
胸の奥から息を吐くと
白い蒸気がもくもくと
汽船のように立ち昇る

僕は突然
大洋の中にいる自分に気付く
月夜の海を航行する ....
社会のルール
糞くらえ

鉄格子の棒さ
俺たちを
道理の檻に閉じ込める

社会の常識
くたばりやがれ

草刈り機の刃さ
可能性を
まとめて無為に帰する鎌

俺は虫の居所が悪 ....
この部屋は四角い
建物も四角い
紙は四角く切り取られ
電車は四角く走っている

土地は四角く区切られて
名前は四角く囲われる
レンジは四角く温めて
テレビで四角くものを見る

君は ....
ねぐせはなおさない
あんまりなおさない

はねっかえりの天然パーマ
したいようにさせておけ

校庭に 生徒を整列させるように
頭皮に 髪を整列させるなんて

そんなのナンセンス
ナ ....
檻の中にいる時より
人の中にいる時の方が

君はずっと孤独だ

誰かと語り合っている時より
一人で黙っている時の方が

君はずっと雄弁だ

誰かに褒められている時より
誰かに見捨 ....
正しさってなんだろう

正方形の角が 誰かの頬に食い込むとき
その痛みが 真四角の正しさを証しするのだろうか

正しさってなんだろう

まっすぐな線をまっすぐに歩くことが
そんなに尊い ....
生きるのがかったるい
起きるのがかったるい
そう 何もかもが かったるいんだ

筋の読める映画
見え透いたスローガン
愛は押しつけがましく微笑み
悪は歯を剥いて唸りかけてくるが

俺 ....
まっさらな紙が一枚
夜空から舞い降りてきて
ふと立ち止まる 君の手元に横たわる

゛私を汚してください
 あなたの言葉で
 その指先の綴る
 文字の連なりで゛

日々
わだかまる想 ....
どんな言葉も 世界を変えられないのなら

口を開くことに 何の意味があるだろう
今日 屋上から飛び降りた少年

   他人を撃ち殺した兵士

   幼女を襲った教員

   引き金を引いた密猟者

   轢き逃げをした若者

   盗みを働いた少女

   ....
誰もが腹を立てている

作り笑いの下で
沸騰するいら立ち
火にかけた薬缶の様に

そしてここに
社会を舞踏室に例えた洒落者がいた

両開きのドアを押し開け一礼と共に
シャンデリア煌 ....
君が気に入ってくれるような変人になれるよう、努力するよ 詩は暇つぶしだと言ったら
あなたは怒るだろうか?

だけど 考えてもみてくれよ
暇のない人生というものを?


詩のなかで

説教を垂れるのもいい
悪態をつくのもいい
泣き崩れる ....
あるところに
色を嫌うレンズがあった

それが愛したのは形
そして光と影の
バランスだけ



そのレンズを通して見ると
総ての花が おしゃべりをやめた

春の日差しの ....
汗ばんだシャツを投げ込む洗濯機 脱ぎ捨てるのは一日の労 祭りの日 ここは見知らぬ街になる 女って 大好きだ

女を喩えるなら
血の滴るような野薔薇の朱

生真面目な緑に身を固めた
この暗い原野の世界を点々と彩る
秘められた また明かされた 情熱の色

その両目は 傷つきや ....
私たちの身体を、何に喩えようか

それは、壺のようなものだ

そして私たちの心は、そこに収められた光
神は陶工となって、今日も壺つくりに精を出す
午後の陽射しが差し込む、埃っぽい作業場の一 ....
愛していると言わないで
そいつは僕を窒息させる

愛していると言わないで
がんじがらめにされてしまう


いつも いつも
あなたを気にしちゃいられない

いつも いつも
笑ってば ....
梅昆布茶さんのまーつんさんおすすめリスト(121)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
愛の鞭は必要か- まーつん自由詩8*13-1-27
いいんじゃない?- まーつん自由詩5*13-1-26
選択肢- まーつん自由詩9*13-1-26
氷原に舞う塵- まーつん自由詩8*13-1-23
海岸線- まーつん自由詩6*13-1-18
願うって- まーつん自由詩5*13-1-3
カンバスと紙飛行機- まーつん自由詩10*13-1-3
ざらざら- まーつん自由詩9*12-12-13
文字は繋がる- まーつん自由詩9*12-12-13
趣味について、または詩について- まーつん散文(批評 ...8*12-12-9
風の名前- まーつん自由詩312-12-8
海の誘惑- まーつん自由詩6*12-12-5
転落者- まーつん自由詩3*12-12-4
しかくいせかい- まーつん自由詩11*12-12-2
もじゃもじゃ主義- まーつん自由詩8*12-12-2
ずっと、ずっと、ずっと- まーつん自由詩6*12-12-1
正しさってなんだろう- まーつん自由詩12*12-11-30
おっさんのブルース- まーつん自由詩8*12-11-25
いちまいの紙- まーつん自由詩11*12-11-17
- まーつん自由詩412-10-16
愚かさを愛して- まーつん自由詩6*12-10-7
誰もが腹を立てている- まーつん自由詩512-10-4
努力- まーつん自由詩6+*12-10-1
暇つぶし(あるいは、暇のない人生)- まーつん自由詩11*12-9-28
色を嫌うレンズ- まーつん自由詩10*12-9-25
おつかれさん- まーつん短歌4*12-8-20
祭りの日- まーつん俳句212-8-19
女って- まーつん自由詩9*12-8-9
光の壺- まーつん自由詩912-7-27
わがまま- まーつん自由詩10*12-7-23

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する