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ひとを傷つけたり

迷わしたり

煩わせたり泣かせたり

そんなオレンジな俺だけど

嘘ばかりついて

嘘ばかり上手くなって

ほんとの気持ち探せなくなってる


夜がき ....
今日も一日がんばった

今日も一日さみしかった

今日も一日さまよった

はやく疲れてしまいたい

はやく擦り切れてしまいたい

はやくかすれてしまいたいんだ


夕暮れが夜 ....
月が五月蝿い

夜が粗雑だ

音よ無くなれ

時間よ止まれ

車車車だらけ

光よ動くな

冬の関数どこ


頼むから独りにしてくれないか

独りのときくらい独りにし ....
1997年東京都港区

写真の題名はただそれだけだった

あの頃東京に住んでいた


写真に切り取られた街

あの頃の自分の

横顔や肩を幻視していた

清純だったけれど
 ....
動物を視観察する

花粉を視観察する

放射性物質を視観察する

自分を視観察する

なぜこんなことになったのか

なぜこんなことをしてしまったのか

動物や花粉や放射性物質や ....
絶望して

かすれたような希望に

しがみつくのも

哀しくなるようなとき

呪文をとなえるようになって

もうずいぶんがたつ


このこころ癖とさよならできそうだ

9 ....
着信気づかなかった

今 地下鉄

今日 外は金木犀の匂いがしてる


ぼくよりも

孤独を決意したたましいから

メールがきた

金木犀ははまだ

埃っぽくなった葉のま ....
きょうそとは

キンモクセイの匂いしている

それだけが湿気のように


こすれあう肌が

お花屋さんの冷蔵室の匂いだ

植物みたいな悲しみに

ふたりはじゃれあい

た ....
台風一過の翌朝の校庭の如く

塵ひとつなく整然としていた

生まれてきた理由は混沌から放たれていた

存在するもの全てが精緻なその回答だった


絶好調だったのは小三のときのような気 ....
仕方がないことに疲れてしまうなら

いっそ悪意になってしまおうではないか

それがいちばんいいような気がした


大雨が町の明かりを隠していた

ほかの男に幸せにされているのが

 ....
青灰色のひかり

彼女のマンション

まだ5時だ

九月のセミが鳴いている

秋が混じっている

手を繋いでいた

ぼくよりも孤独を決意した

若くて暖かい手だった

 ....
台風の夜を歩く

俺の傘を貸してやる

孤独を決意した高潔なたましいが

大風をうけて傘にひきずられている

おまえは俺を裏切らない


なつかしい体温のそんなかで

俺の傷 ....
彼女を思うと彼女のまえにゆけた

テーブルにまだ開かれていない新聞が置いてある

日付を見て三年後の世界にいるのだとわかった

おれはおれが死んでしまってから

三年もたった世界にもど ....
母さんぼくは

きょう会えなくなった理由を電話で聞いた

景色の一点を見つめるようにしてそれを聞いた

大好きやけど、ずっと一緒にはおられへんやろ、会いたくないのわかるやろ、

ひらが ....
俺?

俺はぼろぼろになってあの街から追放されたんだ

え、泣いてやしないよ

この泥があるからこそ蓮の花も咲くらしいから、大丈夫だよ


こころの問題じゃない

脳の問題だ
 ....
どうせだめだと言われているんだ

そうなんだ、無意識にこんなことができるほど

あなたは逞しくて美しいぼくの絶対なんだ


これいじょう傷つくのはやめとけよ

そんな時間もったいない ....
西明石のレストランの駐車場に

真昼痴女があらわれるのは有名な話だ

うちの会社でも三人が被害にあっている

黒いバンが横付けされて

なかからパツキンの体重80キロがあらわれる

 ....
こいつの人生ぜんぶを

過去もいまも未来も

ぜんぶそばにいなければならないと思った


となりで女が泣いていた

手をあたためてやりたかった

肩をあたためてやりたかった

 ....
梅昆布茶さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(348)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
オレンジな俺- 吉岡ペペ ...自由詩6+11-12-18
精神のカルテ- 吉岡ペペ ...自由詩6+11-12-15
冬の関数- 吉岡ペペ ...自由詩4+11-12-14
1997年- 吉岡ペペ ...自由詩811-10-12
視観察- 吉岡ペペ ...自由詩611-9-10
9月のテスト- 吉岡ペペ ...自由詩311-9-8
9月の決意- 吉岡ペペ ...自由詩411-9-8
キンモクセイ- 吉岡ペペ ...自由詩5+11-9-7
台風一過- 吉岡ペペ ...自由詩111-9-6
町の明かり- 吉岡ペペ ...自由詩111-9-4
- 吉岡ペペ ...自由詩211-9-3
まわしげり- 吉岡ペペ ...自由詩211-9-2
おれ死んだ- 吉岡ペペ ...自由詩111-8-26
会いたい- 吉岡ペペ ...自由詩211-8-25
この泥あるからこそ咲け蓮の花- 吉岡ペペ ...自由詩1611-8-24
やめとけよ- 吉岡ペペ ...自由詩311-8-23
痴女- 吉岡ペペ ...自由詩211-8-13
髪の匂い- 吉岡ペペ ...自由詩411-8-10

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