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冬も真剣

春も真剣

季節をまっとう出来たなら

勝ち負けなんてどうでも良い


きょうは季節の関ヶ原

天下分け目の大決戦

三寒四温の趨勢だから

春の勝利は分かっ ....
ワイヤーで爆発物を巻き付けられて

死ぬまでの時間を過ごす気持ち

冷房のよく効いた部屋

その部屋の窓から見つめる絶望

高橋みなみにえらそうに

終わってるって吐き捨てられて涙 ....
月のまわりにちいさな虹が

そのおおきな横をヒコーキ雲が

夜空もぼくらを許していたよ

夜空もぼくらを応援していたよ


つぎはぎだらけの愛のことば

なんか聞いてほしかったん ....
ふたりの朝は

にかい連続

雲ひとつない

こんなふうにして

ひとはひとと

別れてゆくのだろう

こんなふうにして


だれかがこんなぼくのために

命を使って ....
朝だと思ったらまだ夜中だった

漫画を二冊読んだ

雑誌を一冊読んであくびをした

傍観者たちに面白おかしく噂されては

おまえの名前をとなえて心をなぐさめていた

おまえを失いた ....
深海に生きる魚族のように自ら燃えなければ何処にも光はない

大島渚自筆の会葬者たちへのメッセージがこれだ

中学生のころビートたけしが出ているということであの映画を観に行った

当時の映画 ....
出張先で倒れた

会社のひとにわりと大きな病院に運んでもらった

その間にもお客様からクレームの電話が入っていた

その処理の指示を浅い息でおこなってそこへは明日行くことにした

問題が起こることは普 ....
大気が町の底を冷やしている

鼻や耳をそれがかすめる

思い通りにならなくて

理屈で相手をやり込めようとしていた

なにを感じて生きてゆけばいいのだろう

あの怒りも

あの ....
理性では理解できないことを

喜び誇るには

芸術しかなかったのだ

無原罪のお宿り

その絵の喜びと誇りが頼もしかった

理性ではないのだ

ひとは信じきることで

命を輝かせることができるのだ
それは無責任さから来るものではなかった

ちあきなおみが黒人霊歌の奈落のとばりに

サマータイム・・すっと立って歌っていた


夏の粒子のような湿度と暗闇

わたしはたましいを遊ばせる

いいことなん ....
あたりまえのように朝があった

朝という名前

朝でひとくくりにしてしまうと

それは陳腐だ

愛とひとくくりにしてしまうと

解釈だらけだ

地方都市の朝にさえ貴女を思う


微熱

腹痛

結婚
 ....
欧州に向かう眼下に

薄くて冷たい鉱物色が広がっていた

女に尋ねると機長に聞いてまいります

しばらくして

シベリアですとのことだった

凍土に冷やされた大気が

そこよりもあたたかな場所を目指す ....
目の前で強盗に母が犯されていた

母はぼくや自身の生命を守るためにそれを許しているのだと思った

だからと言ってふたりの命が保障されている訳ではないだろう

ぼくだけが今から逃げ出して後か ....
生きている痛みや歓び

どっちが

刹那や永遠だろう

ほんとのことってなんだろう

僕は馬鹿だから

あたまで考えたことは

信じてももらえずに

密かな証にしかしてもら ....
どこから好きが始まっていたのだろうか

好きが終わることなんてあるのだろうか

始まりもなければ終わりもない

ぼくらがどんな容姿であろうと

ぼくらが生まれようと死んでしまおうと
 ....
木のうえから

あなたが見つめるぼくが帰る

あなたのもとにぼくが帰る


あなたは若葉に頬そめて

頬に若葉の影ゆれる

あなたが見つめてくれていた


その道たどり
 ....
声で伝えることが誠意なら耳を失えばあなたの誠意は伝わらない。

直接会うことが誠意なら目を失えばあなたの誠意は伝わらない。

触れ合うことが誠意なら灰になってしまえばあなたの誠意は伝わらない。 ....
太陽が見えなくなると黒くなった川面からたつ川の匂いが確かになった。
風が吹いてもそれはどこへも去らずただ辺りを湿らせ懐かしがらせ暗くさせ刹那の思いに姿を変えたりもした。

普段聞かない音が川の匂 ....
その川は一方通行のアスファルト道に挟まれていた。川面は夕陽が当たると黒く見えた。
高田開彦が逮捕されたのはちょうど夕方の川が黒くなる頃だった。
川の両サイドを七八人の警官が彼を捕まえようとその距離を縮 ....
娘を嫁にやるとき

私はそれを

娘の病気の治療だと思うだろう

治療が済んだら

いつでも戻って来れるのだと

私は涼しく思うのだ

つらい治療もあるだろう

ますますひどくなることもあるだろう

 ....
こわかった/じぶんがどうなるのか/どうなるかなんてわかってた/しつこくなる/じぶんをためしたくなる/こわしたくなる/つなぎとめたくなる/あなたをためしたくなる

それはあなたに/あまえているのか/ ....
なにかで読んだ台詞だった

損しないかぎり他人に親切にする

ハードボイルドエッグのような人生

負けを受け容れる人生

かじる

しみる

タフネス

なにかで読んだ台詞 ....
知らないところで風が吹く

たとえば長野の山中で

たとえば月のうら側で

知らないところで風が吹く


それがつらくて飲み込んだ

それがつらくて寄り添った


だれも悪 ....
愛するひとの愛するひとを

愛する

てっとりばやい愛だ

そんなに一緒にいたいのか

高速道路に夕日落ち

そんなにそばにいたいのか

手荷物からお荷物に

愛する

愛するひとの愛するひとを
夕暮れの遊園地

もう誰も乗らない遊具

健気に笑っている

無常を知らないで

裏切りも知らないで

幸せになりたくて

健気に笑っている

もう誰も乗らない遊具

夕暮れの遊園地
ぼくの時計は1500円だ

安いから買ったわけではなくて極端に軽いから買った

まえの時計は5250円だった

これも極端に軽いから買った

でも安い時計はだいたい一年くらいしかもたない


時計をは ....
ヒマラヤザクラは冬咲く桜

冬青葉繁れる

そうセットされた時限爆弾


こんなに辛い人生ならば

敵も味方も

せめて必死であってくれ


ヒマラヤザクラは冬咲く桜

冬青葉繁れる

そうセットされ ....
法則を聞いてみる

雲のうえに

青空に

ひかりに

法則を

発見せずに

決めつけずに

雲のうえに

青空に

ひかりに聞いてみる


市電がとおる
 ....
会えなくなるとはカタチのことだ

カタチにこころが付いて行かない

カタチとこころは全くちがうのだ


ぼくはこころだけを感じてゆこう

こころのことだけを感じてゆこう


会 ....
探していた?

なにを?

鉄の味を

どぶのかたちを

骨の軋みを

探していた?


甲州街道に

サンタクロースたちが

冷えた夜を

道行くひとの

 ....
梅昆布茶さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(348)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
節分の戦- 吉岡ペペ ...自由詩1313-2-3
悲しいね- 吉岡ペペ ...自由詩313-2-2
夜のヒコーキ雲- 吉岡ペペ ...自由詩813-2-1
雲ひとつない- 吉岡ペペ ...自由詩413-1-31
こんな孤独- 吉岡ペペ ...自由詩613-1-27
戦場のメリークリスマス- 吉岡ペペ ...自由詩1013-1-22
病院にて- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...20*13-1-21
町の底- 吉岡ペペ ...自由詩813-1-19
無原罪のお宿り- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...613-1-18
サマータイム- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...413-1-16
地方都市の朝- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...913-1-14
シベリアから- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...213-1-13
忘れてしまおう- 吉岡ペペ ...自由詩313-1-12
ハッピーバースデー- 吉岡ペペ ...自由詩913-1-12
奇跡- 吉岡ペペ ...自由詩813-1-8
ぼくが帰る- 吉岡ペペ ...自由詩713-1-8
悲しみ- 吉岡ペペ ...自由詩713-1-5
川の匂いの告白- 吉岡ペペ ...自由詩613-1-5
高田開彦の告白- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...113-1-4
ここにいる- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...213-1-4
流星雨- 吉岡ペペ ...自由詩213-1-3
損しないかぎり他人に親切にする- 吉岡ペペ ...自由詩613-1-3
風が吹く- 吉岡ペペ ...自由詩513-1-1
愛する- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...313-1-1
夕暮れの遊園地- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...113-1-1
ぼくの時計- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...412-12-31
ヒマラヤザクラ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-12-30
信じる- 吉岡ペペ ...自由詩812-12-24
カタチとこころ- 吉岡ペペ ...自由詩312-12-22
星のひかり- 吉岡ペペ ...自由詩412-12-18

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