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老人ホームでは
いねむりするひとが多い
あっちで うとうと
こっちで こっくり
いっしょうけんめいに
ねむっている

そのしずかな風景は
さなぎの待機のようだ
白い髪にときが重なりあ ....
夢みるために生きている
ひとは

かないそうもないといいながら
かなえたくてたまらない

うたうためにうまれたひとと
きくことにすぐれたひとは
空間をうまくシェアできる
かげをつれた ....
いつから声を出さずに
泣くようになったのか
赤ん坊の私は
なににも遠慮せずに泣いただろうか

夜だけが変わらず
くらいままにそこにある
明るい朝を
体内に隠しながら
すべてを覆って
 ....
なににも祈る気持ちになれないけど
目が覚めて空が
ちゃんといてくれているのを
みたら安心する
言葉にはできないけど
あたしが
あたしのまま
空へてを伸ばす
おはよう って
いい言葉だ ....
サイレンをならし走り来る救急車
みな時をとめ 道をゆずる

優しさの道を
願いに包まれて去る白い車

大事なひとに無事でいてほしい
はっとするほどはっきりと
一致して
家路へ急ぐ通り ....
海がわたしたちを生んだの?
わたしたちが海を生んだ気でいる
飼おうとして噛まれた手が痛む

波はなにかを
探しているから
常にかきむしって
大地をけずってゆく

砂浜が綺麗に
みえ ....
せかされている
背中に目をおいて
前などよく 見もせずに走っている

だからだれかを
なにかを 思いやることなどできずに

立ち止まるには勇気がいる

もの言わぬイキモノに
救いを ....
私は
私を選んで生まれてきたのだろうか
もし そうなら
私は私でありたかったのだろう
そこまでして
選んだ私を
どうして私はすきになれないのか
もしかしたら
認めたくないからなのか
 ....
田んぼのあぜにカラスが一羽
黒い背中を風がなでる

苗もゆれてる田の海を
一緒にみつめる
黒いカラスとこの私

なに色だろうか
この私
理数系の君が
詩は足し算で引き算だと
ななめの方向をみてそう言った

文系の私は
妄想にふけりながら
君の言葉をおおまかなところできいていた

だけど
君の方が少し
花も山もすきで ....
言葉はすぐ嘘になる
うそつきです
幼児のように
まっすぐおおきくみつめ
遠慮なしに切り捨てたいの
にごったなみだ
嘘ならば
いらないときめて
なんにもいわないよと
口をへの時に結ぶ
 ....
ポケットにいれた約束を
指でもてあそびながら
待つ電車はあなたへ続く
かなわなくていいから
なくならないままでいて
約束があるから
私さみしくないの
このホームで人がしんだって
だれか ....
雪の音を
きこうと窓に耳寄せる

ふれる冷たさが
こたえのようです

あなたの怒りがおさまるときが
春かもしれない

人の足跡が消されてく
私たちのなにかがいけなかった
そんな気 ....
あきらめる
あきらめない
いくら言葉にしたって
変わることのない現実

春はまたくるよ
そう言う君

だいすきな桜の木の
並木道今は寒くて
うつむいてばかりの私も
春になれるかな ....
人は
手から他人になる

あなたがあなたの顔を
隠すためにその手を使う時が
私たちのはじまり/他人への

ますます遠くなる
あなたの声のでる場所を
凝視しなくなった私は

それよ ....
がんばるなんて
言葉は嫌いだという君の
背中がとても
がんばっている

ありきたりな
表現しかできないあたしの
足りない部分を
この手で補えたなら

夢としかいえない
大きな想い ....
あなたの幸せを
あたし心でねたんでる
なんてばかなんだろ
それが あたし

あなたにおめでとうと
言えてよかった
曇り空みたいな
あたしの心隠したい

幸せわけあえるなんて嘘で
 ....
生まれて消えて
星のひかりは
はるか遠くから
ここまで届きます

いつか が
今になるから
ヒトは
あきらめなくていい

あたしの手が
今なにもつかめなくても
あした って日が ....
母は私のものをみる癖があった
ハガキであれ手紙であれ
手帳であれそれは母が読んでいた
それなのに私はそのことになんら
警戒も注意もしなかった

今私がこうして
詩のような綴りを
だれで ....
ページは真っ白なのに
あたしは自由じゃない
ぎゅって押しつけて
あたしの型をとって

転がっても転がってもなににも
ぶつからない面積が
自由と呼ぶならそれは
孤独の別名だね

赤ん ....
穴のあいたバケツみたい?
そんなバケツみたことない
ありもしないもの
あるように語る

雨がふったら痛くなる
この心の原因なんですか?
ありもしない
傷がぐずぐずいう

だれかが憎 ....
言葉はいつもいじわるだ
なにもかも明らかにして
正しくもない検証をして
並んでるだけで
なにもしやしないくせに

それをかいたのが
だれかなんてどうでもよくて
言葉はただ
言葉のまま ....
知るもんか
雑草ふみつけて
ザクザク歩く
知るもんか
カラスの群れが騒いでる
知るもんか
すたれた小屋がないている
知るもんか
目に心にしみている
何色でもいい
空の色はみんなに
好かれているから

逆らいたい
だって私だけが
まちがってる
まちがってる
そうおもえるから

自分だけが
認めている自分
ねえどうして
がん ....
人と人だからしんどい

どこか遠くをながめながら
君は私に言う

背中をみつめる私

人と人の私たち
一緒の空間に流れる
空気はどんな色かな
君にはみえてるの?
不安になると崩れてく
築いたはずの足元
年月なんてあてにならないね
枯れ葉は舞う

つかめばこなごなになる
知ってる枯れ葉の感触
だからこそ触れられない
それは優しさじゃない

す ....
心なんて
みえないものに苦しんで
穴あいたりふくらんだり
ほんとにしてるの?

心なんて
みえないものに期待して
傷ついたり癒されたり
いそがしいんだね

だれにもみえなくて
だ ....
自分のでないポケットは
どんなものがはいってるんだろう
あの人の手がかくれてる
ポケットにはいってみたい

冬の間にポケットの中のあたしは
あなたと一緒に旅をする
あなたの見ている世界を ....
夜ってきっと縦長
昼間干された空は
くるくるまるめられてる

夜ってきっと縦長
仔馬のたてがみみたい

しなやかだけど強いの
朝に潔く譲る

人はピンポイントに照らされ
ひとりひ ....
夕暮れに
帰りたいような
帰りたくないような

大人の顔で過ぎてゆく
あれはどこ行きの電車なのだろう

オレンジ色のバスの灯に
すいよせられて明日へ行く

斜めの頂点
十二時の山 ....
subaru★さんの朧月さんおすすめリスト(119)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
しずかな午後- 朧月自由詩9+*12-9-5
いい夜の空- 朧月自由詩1712-8-28
ねむりの粉- 朧月自由詩512-8-28
おはよう- 朧月自由詩312-8-25
夕方の交差点- 朧月自由詩212-8-22
海のさがしもの- 朧月自由詩612-8-7
強くなる- 朧月自由詩512-7-14
源流さがし- 朧月自由詩412-6-3
緑のカラス- 朧月自由詩712-5-10
シェア- 朧月自由詩212-3-6
言葉はわらう- 朧月自由詩212-3-3
花束をあなたに- 朧月自由詩512-2-20
雪の音- 朧月自由詩212-2-1
桜道- 朧月自由詩212-1-29
正直な手- 朧月自由詩712-1-18
言葉足らず- 朧月自由詩212-1-14
天秤- 朧月自由詩112-1-10
意志- 朧月自由詩212-1-8
虹は端から消えてゆく- 朧月自由詩411-12-24
手の中の空- 朧月自由詩511-12-21
地球人- 朧月自由詩811-12-13
もじ- 朧月自由詩311-12-5
知るもんか- 朧月自由詩411-12-4
ちから- 朧月自由詩211-11-30
僕らの空気- 朧月自由詩311-11-21
人パズル- 朧月自由詩111-11-19
確かに不確かな存在- 朧月自由詩211-11-11
ポケット旅行- 朧月自由詩511-11-8
縦長の夜- 朧月自由詩411-11-1
十二時の山- 朧月自由詩311-10-17

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