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雨がよろいをとかす
ぴしり 心がひび割れる

雨の中歩いているのは
まるで自分ひとりみたいに

傘は
シェルターのように隠す
それぞれの顔を
背景を

雨はどこからきたんだろう
 ....
自分の星座は知っている
それを決めた人の
心は知らないけど

同じよに見上げた
星は変わらずいるのか
いくらながめても
過去はみえない

どうしてみえない後ろ側が
そんなに気になる ....
後悔なんて
してるにきまってる夜に
あなたの涙が流れて
いないかだけが気になる

泣かないで
なんて言う資格も
ない私だから泣かない

寒いとき
寒いねって
言えることが幸せなん ....
否定する
あわてて 否定する
まるでなにかを隠すよに

愛想笑いだけ上手で
上手って思ってるの自分だけで

悲しい時余計に笑う
どこからももれないように

いやな気持ってきっとうつ ....
どこいくの

あたしききたいけど
君の
背中に書いてある

ひとりにしてほしい
肩に影

なんにも
言えなくなっちゃった
言ったって傷が
深くなるよ

互いの
傷をかえ ....
はじけるから雨なんだね

ぽたり

静かな夜に

ぽたり

私の心にも

おちてこい

どうして

瞳が濡れるの
傷ついてるあなたには
なにをいっても無駄で
私の言葉が刃物みたいに
あなたを切ってゆく

拒絶する風が吹き荒れて
それでもしがみついて
言いたくないのにとめられないの

わかって
 ....
どんなに精密にダムをつくっても
降る雨の量はそれを上回る
川とは不思議
山とは不思議

枯れているとみせかけて
川はよみがえる

忘れていることが罪であるかのような
想いを抱かせる
 ....
泣いてもいいよ
怒ってもいいよ
あなたは
あなたでいいよ

きっとそう言える

なのに
どうして自分にだけは

今のままじゃだめ
泣かない
怒らない
そう思ってしまうんだろう ....
小さな人は
蛇口を見上げてみている
透き通った水を
それよりもきらきらした瞳で

私は
流れる水を下がる視線でみていた

キット違う
その世界を知りたいけれど

なぜか小さな人の ....
雨は静かに世界を
洗っていった
この僕を清めてくれたかな

罪なんてだれでも
おかしてるのに
だれより自分が許せなくなった
壊れてしまえと願う

だれかが僕の
ために流した涙が雨に ....
私は私を
やり直したいとも思うし
捨ててやりたい
とも思う
どちらもできっこないから
安心して悲しめるんだ
君に甘える
そんな夢がみれるんだ

同じ空の下で
なにが起こったのか知っ ....
信じることがこわいという
君は月がすき
星をみるのがすき

ひとりにして
と君は言う
空間の端にいる
ことを許して

身じろぎせずに息をする
互いに
影法師のように

心で
 ....
ろ過していったらどうなるだろう
なにが残るだろう
周りにギトギトした
ヨゴレをつけながら
こされてゆく
わたしという成分

少しぐらい
優しさとか 思いやりとか
あるのだろうか あっ ....
今日が終わるのに
消えない心模様
明日へ渡る橋は
落ちてはしまわないだろか

資格とか権利とか
問いたくなるけれど
ほんとはそんなもの
どっちだっていいんだ
すきの前では

試す ....
曲がり角でぶつかるみたいに
言葉たちに出会って

だからページはいつも
四角くなっている

その扉をあければ
いつかゆけると信じ
夢を手放さないよに
手のひらぎゅっと握る

あの ....
進歩ないってつぶやいたら

進歩ってなに と雲がきいた

同じ白で

私のよく知る姿で

きいた

進歩ってなに と
夜空をみると
ごめんねって言いたくなる
それは黒が諭すから

夜の空気に触れるとぜんぶ
さらけだしたくなる
それは月がみつめているから

自分は正しいと信じながら
間違ってると感じて ....
小さな頃は
空は遠い存在で
夕焼けに真っ赤に染まるとき
なぜかさみしくなりました

いつから
こんなに近くなった
手を伸ばしてつかめそう
雲がもくもく語りかけ
すいこまれてゆきます
 ....
泣いてるけどさ
君もどこかで泣いてるのかな
そんな想いさえ届かない
空は配達なんかしない

願い事だけ
かけられて星は重そうに
震えているから
笑っちゃうね
同じ数だろう人びとの数
 ....
カーブミラーにうつる道が
ふと現実でない方向を示す
そんな気になる夜明け前
労働を始める人と
労働を終えた人がすれ違う

そしてこの道を
ただゆっくりと歩む老人は
人生の終着へと向かっ ....
笑いながら傷ついて
そうして大人になってゆく
だからみな
笑顔が儚くなって
発しない言葉をまとって
薄くなるのは
影だけじゃないのでしょう
重みをましてゆく年輪は
だれかを想うという
 ....
道に迷っているときは
道しか目には入らない
そのうち心の中に
悪い気持ちがあふれる

あの時こう言ったのに
私はこうしてあげたのに
私はではじまる言葉が
ざわざわとわいてくる

救 ....
静かになりすぎて
困った私は大きな
はさみで夜を切ってゆきます

ぺらりとめくれば
昼間の太陽があって
すみませんが音くださいと
お辞儀をしてもらうの

太陽だって別に悪気はなくてね ....
無口な人は悲しげだ
無口な人はうれしそう

主人公って大抵無口だ
そんなに話さないのにどうして
人をひきつけられるのか
そんな気になる設定は
やっぱりテレビの中にしかない

無口な人 ....
価値の無いものなど存在しないとおもうのに
どうして自分のことだけには
それはあてはめられないのだろう

ありがとうという言葉に
満たされてしまうのに
ふいと横をむかれて
萎れてしまう
 ....
惹きつけられる絵があって
なにに感じて
涙腺がゆるみそうなのか
言葉でいいたくてたまらないのに
海に泳ぐ砂みたい
文字がさらさらおちる

心の中の流れは
少しもとまらなくて
なぜ な ....
歩かなあかんと思ってきたけど
歩きたいって思えたらいいな
立ち止まってもかまへんな

うずくまったら
だいじょうぶか?と
きいてくれる人もおるねんな

おんなじ背中があったなら
一緒 ....
恋してる人は
ばかみたいに熱がある

直射日光みたいに直視できない

強になってる暖房機みたい

恋してる人は
前線でコトにあたるといいよ
無敵で不敵な
シュプレヒコールで恋人との ....
雨に似たリズムを奏でようとした
人もいるかもしれないと思う
水たまりの波が
不規則に揺れる様をみる

とれないリズムは
私の体内のせいかもしれないし
ただ前進しかしないバスのせいかもしれ ....
subaru★さんの朧月さんおすすめリスト(119)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 朧月自由詩711-10-14
星は何色- 朧月自由詩111-10-11
冬かもしれない- 朧月自由詩211-10-4
殻の中の心- 朧月自由詩211-10-1
月はそこにいる- 朧月自由詩311-9-25
- 朧月自由詩3+11-9-16
傷ついた鳥- 朧月自由詩311-9-14
心の川- 朧月自由詩211-8-25
あたしがあたしでなかったら- 朧月自由詩211-8-24
少女は水にとける- 朧月自由詩411-8-22
雨は静かに- 朧月自由詩311-8-16
あおぞらのむこう- 朧月自由詩311-8-14
影法師- 朧月自由詩211-8-13
清涼- 朧月自由詩311-8-13
君がすきです- 朧月自由詩211-8-12
すき- 朧月自由詩311-8-4
進歩する雲- 朧月自由詩411-7-26
夜に逃げる影- 朧月自由詩311-7-22
空が私に近づいた- 朧月自由詩211-7-17
よくよく眠れ- 朧月自由詩311-7-16
世界は眠りから始まった- 朧月自由詩311-6-19
木はいつから大人なのだろう- 朧月自由詩411-6-18
迷い道- 朧月自由詩211-6-16
私は殻につつまれて眠る- 朧月自由詩411-6-15
無口な人- 朧月自由詩211-6-12
風の中で- 朧月自由詩111-6-8
絵画の中の少女- 朧月自由詩411-6-4
ぼちぼちいこか- 朧月自由詩611-6-4
恋する発熱塔- 朧月自由詩411-6-2
虹待ちのバス停- 朧月自由詩411-5-30

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