すべてのおすすめ
良い人は扱いやすさで軽んじられる
良い人は時に利用されて捨てられる
良い人はもてない分だけ深みが増す

男女交際において
良い人という呼称は決定的なダメージの象徴だが
良い人が好きだ

 ....
お友だちあつめて内閣つくるなよ

パパくれた国という名のおもちゃ箱

棚ぼたを民意と言い換えほくそ笑む

某首相尖閣諸島に島流し

変わり身のオセロを凌ぐ鮮やかさ

日銀を悪魔に渡 ....
おそらく僕の知らない
無数のははがいたのだろうと思う

まあ今も昔も聞いたってこたえないだろうが

母の遺品を整理している

書道用具

浦和のなんとか堂とかいうところで購入した
 ....
優しくできないことを辛く思わないんで欲しいんだ
どうせ人間はいつかは干物だ
乾いた挙句火に焼かれるのだ

誰も僕の替わりをしてくれないことってあたりまえのこと
いつか誰かに会えるってのも素敵 ....
人気の無い埠頭から望んだ街はただ灯ばかりが無機の光を放ち

まるで人間の営みとは無関係な顔をしているみたいで

かすかな海の匂いを抱いてそれでもふと
人を遠い空間にいざなって行く

僕に ....
女子十二楽坊のはなしではない。
もちろん彼女たちもまるで天女のごとく神々しく映るのではあるが。

僕の中学時代のマドンナはピッコロを吹いていた。
紛れも無くルノアールの美少女にも似た麗しのいと ....
寒中恋酒女

壊中金銭薄

身中満妄念

偲遠過去多々罪障

望月落涙虚

残少人生希清廉

要身辺整理整頓


遥山冠雪語狭小我

宇宙大深志更遠

自由何処在 ....
フレドリック・ブラウンの死にいたる火星人の扉という創元社の文庫本
推理小説だが
彼には火星人ゴーホームという超絶な作品もある

火星年代記というレイ・ブラッドベリの名作

火星の赤い砂はア ....
僕達の世界は
連結された断片が
縫い閉じられた模様を織りなすタペストリー

つぎはぎだらけの時間を
つなぎ合わせて生きている

僕達の過去は
累積されない想いで満ち溢れ
飽和している ....
月曜日が休みになった
連休などありえない流通業で日曜の休日も
夕方は次の日の積み込みに時間を割かれる

小学校と中学校の転入手続きが残っているのだが
嫁さんとの勤務シフトがあわない

ま ....
張り詰めたもの
鋭く一文字に空間を切り開く

切ないもの
鬱々とした恋の綱渡り

儚いものばっかりを見てはいけないのだけれど
儚さばかりが心のよすがだった

国家が機能しない病気の国 ....
深紅の薔薇を投げた夜
いくつもの吐息をかさねていた

僕達の想いには名前がなかった
そんなもてあました悲しみが
僕達は好きだった

いくつもの季節を共有し
違和を閉じ込めた小箱を持って ....
ゼンマイ仕掛けの時間は
古い鳩時計みたいに装飾されてさ

彼女だって珍しくつけまつげをしてる
僕はピンクのカーテンの裏側は何色か考えてる

演奏者の孤独と陶酔
空から蜘蛛が降りてくるなん ....
家にどうしてもチューニングのあわないギターがあって
まあ中古のフェンダーステージキャスターというやつのアンプ内臓ミニギター

先輩のショーさんにきいたら直すとけっこうかかるんじゃないって答え
 ....
僕らはやって来た
山脈を望む高台で自身の未来を仰ぐべく
正中する太陽の指し示す影を追って

南の肥沃な低地には生命の修羅があって
過剰な欲望が溢れていた

充足の幻影が従属であること
 ....
きょうレインボーブリッジを2度とおった
ゴールデンゲイトブリッジは世界有数の橋だが

カリフォルニアの海風は太平洋を渡ってきっと
お台場の空を見ているにちがいない

つかの間サンフランシス ....
煙草をすっている間考えたんだ
天気の良い日ばかりでは無い事を

世界はちょうど良い硬さでバラバラにならずに済んでいるが
手綱を緩めたら僕をおいて走り去ってゆくことを

ちょうどバランスのと ....
ともだちの家と二軒ぶんのごみだしたから
朝からくたくただって君が言う

今日はお昼から仕事だって

僕は朝帰ったばかりで残り物でご飯をつくっている

刻んであった大根とキャベツをつかう
 ....
月は夜の命醒めた情熱が空に浮かんでいる

張り出した枝の先に引っかかってなにを思う

そらが墜ちてくるまであそぼうか

朝のひかりを待たずに逝ってしまう
幾千のしじまの響きをたずさえて
 ....
僕は子供の頃金太郎飴がすきだった
でも一緒に暮らそうとはおもわなかった

金太郎飴よりは
それぞれ違ったいろいろな飴が
食べたかった

あまり関係はないが古い知り合いの井上さんは
 ....
秋空のした二人の生活がはじまるのですね
おめでとうございます

こけつまろびつ行く二人三脚のような人生もけっこう味のあるものです
ときにふたりの関係が風邪をひくこともあるでしょう
でも長引か ....
いきることは痕跡をのこすことって残される僕にきみの言う

ろくに二人であるくこともなかったこの街が最後の思い出になるね

子供たちの方がおとなだったって思っているさ今でもそしてありがとう

 ....
遠い海を思う日
すべての手足が色あせて見えた
博物館に展示された金飾の棺のように
自我という幻が何かを閉じ込めているようだ

風化させるままに人生を問えば
その答えもまたかさこそと音をたて ....
いつもMDのラフマニノフは家に帰ると鳴りっぱなしで乾いた道と渇いた人にちょっと疲れた心をなぐさめてくれるのだが。
現実派ではもともと無いのではあるが独りの家計はあらためて可処分所得の少なさをしっかり ....
  真夜中のいきものたち

真夜中の市場にはすでに
大都会の胃袋を満たすための供物が
続々と魁偉な動物のような巨大車両や
あるいは中型や小型のさまざまな甲虫たちによって
到着し並びはじめて ....
なんでもない詩人たちがけっこう好きなのです
ごく私的でもよいのです
ときに詩的でさえなくとも

ぼくのちっぽけな世界をあたためてくれる
ひとひらの言葉たちがたぶん
ぼくがなんとなくたいせつ ....
浜川崎から羽田線に乗る
古い高速道路はそのまま川崎大師の大鳥居をくぐり
モースの大森貝塚を三周程して
干し網の漁師たちを驚かす

ようやく京浜急行が高架になり環八がスムーズになっても
森永 ....
一枚一枚じぶんをひきはがしてゆく

夜の電車の窓に映った
つり革にぶら下がった幽体
遊隊を離脱し
こんなところに居たのか

勘違いした片恋の記憶
まだ薄皮がひりひりと痛むが
おわらい ....
浅漬けのみずみずしさに添えた愛

藍色のなすの深みに更ける夜

やさしい夜芋焼酎に月映る

月わたりゆずの香りの君が居て

君知らず白菜のしろのしたたかさ

米麹べったら漬けとなじ ....
僕たちはかつての関係を修復することはできない
それは時間に奪われたから

関係は必ずしも修復を望まない
ときに修復は困難をともないその努力を裏切るもの

すべてのものすべての凍った息を溶か ....
たまさんの梅昆布茶さんおすすめリスト(213)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
良い人- 梅昆布茶自由詩19*12-12-21
もやもや川柳- 梅昆布茶川柳812-12-20
母の行方- 梅昆布茶自由詩2312-12-16
槇原みたいには歌えないが- 梅昆布茶自由詩15*12-12-14
夜の埠頭にて- 梅昆布茶携帯写真+ ...1212-12-8
器楽女子的幻想- 梅昆布茶散文(批評 ...312-12-6
えせ漢詩- 梅昆布茶自由詩1012-12-3
火星の銀色の月- 梅昆布茶自由詩2112-12-2
チューブウエイアーミー- 梅昆布茶自由詩1012-12-2
休日- 梅昆布茶自由詩2012-11-28
タイトロープ- 梅昆布茶自由詩1612-11-25
デスペラード- 梅昆布茶自由詩3112-11-23
辻音楽師- 梅昆布茶自由詩1412-11-11
はずれた音- 梅昆布茶自由詩16*12-11-7
緑の丘を越えて- 梅昆布茶自由詩1312-10-27
レインボーブリッジを渡る風- 梅昆布茶自由詩1412-10-23
洗濯物は乾かない- 梅昆布茶自由詩1812-10-18
残り物- 梅昆布茶自由詩1712-10-16
鳥獣戯画- 梅昆布茶自由詩1412-10-15
金太郎飴- 梅昆布茶自由詩16*12-10-12
結婚する君に- 梅昆布茶自由詩1612-10-11
痕跡- 梅昆布茶短歌912-10-9
世界のなまえ- 梅昆布茶自由詩1912-10-8
生活者のうた- 梅昆布茶散文(批評 ...21*12-10-6
目覚めゆく街- 梅昆布茶自由詩15+12-10-4
所属しないうた- 梅昆布茶自由詩28+12-10-3
昭和遺文- 梅昆布茶自由詩1612-9-30
脱皮の記憶- 梅昆布茶自由詩1812-9-26
漬物生活- 梅昆布茶川柳1012-9-15
修復- 梅昆布茶自由詩1112-9-13

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