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石段の上に腰を下ろして拾った柿を食ったら
随分まずくて捨てた
雲が途切れていく向こうの
群青の空

この静かな空間で
脳が死んでいくような気がして
おもむろにズボンを下ろして
パンツを ....
たとえば塵のように
グラスの中で
わたしの怒りの澱が
舞っては沈む

気泡の中にそれぞれの
口に出しかけてやめた言葉を
閉じ込めているのが
足の速い風味に伝わる

ガラスのように澄 ....
なにかがはじまるのだな この場所で
川の流れのように
地を這う蛇のように
ゆっくりとした確かなものが

季節のように訪れるのだな この場所で
変化に気づかない愚か者も
木々の彩りに目を奪 ....
山人さんの瀬崎 虎彦さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ズボンをはきなおした- 瀬崎 虎 ...自由詩412-12-12
食器を片付ける- 瀬崎 虎 ...自由詩3*12-3-14
乱反射- 瀬崎 虎 ...自由詩210-10-16

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