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年の末が迫る満月の夜の事。湖に一人、世を恨み、目の前に映る
美しき月を妬む病弱な青年がいた。細い身体に合わせたかのよう
に華奢なフレームをした眼鏡の鼻当てを、クイと指で動かして、
青年は前々から ....
外光が入らないため暗く、吊るされたばかりの洗濯物の
せいで湿気った階段の、狭い踏面に落とした拳骨程のあ
んぱんを拾い上げて無理やり口に押し込む。一回も掃除
しない、薄く埃が積もる階段は不服そうに ....
山人さんの宇野康平さんおすすめリスト
(2)
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日付
「抱かれた月はちぎれて」
-
宇野康平
散文(批評 ...
2
13-12-25
「残考」
-
宇野康平
自由詩
1
13-11-12
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