すべてのおすすめ
例えば、別の惑星の人が、あるいは幼児が、「何書いてるの?」と質問してきて、「詩」と答えると「詩って何?」とまた質問してくることが予想されるので、「青空と枯葉の関係について書いてるんだよ」と答えた。す ....
月間公募ガイド、という雑誌をご存知でしょうか。電子メディアとしてもあるようですがまずは紙媒体、自治体や企業がやってる各種標語や川柳・俳句から小説・小論文までの色々文学賞やキャラクターデザインや曲や写 ....
掛川は大東温泉で、お湯を頂戴しまして、お酒も頂きまして良い気分。
昼間からの酒宴で、その後に昼寝も付くという大変な贅沢をいたしました。
目を覚ますと、黄昏の刻限。
国道150号線は、右 ....
煮すぎた油揚げのようなものがべろんと垂れ下がっている。
そこに目がふたつ。
眼の焦点はさだまらないが凶刃のぎらつきのようなものが臆病そうな目玉の底に光っている。
日々の荒淫のせいか
あるいは新 ....
「ねえ、キンモクセイって何?」
テレビから聞こえてきたのは、キンモクセイ、というはじめて耳にする単語。形も香りもなく、音楽のように心地よく響く単語だった。
「木星と金星がぶつかってくっついたん ....
橋田壽賀子
予定調和のオーソリティー。文学にアンチテーゼを投げかけてやまない脚本家。
どこにでもあるような設定は一見想像力の欠如を想わせるが、考えてみるとあり得な
い現象※や葛藤を次々 ....
細くサラサラとした髪に触れると、長い睫毛に縁取られた瞳がゆっくりと開いてゆく。
涙に潤った瞳がぼんやりと遠くを眺めたあと、確認をするようにこちらを見つめた。
そして擦れた声で寒いと訴え ....
ゆで加減に失敗した海鮮パスタを食べていると玄関のチャイムが鳴って、ますます気分が滅入った。お届け物でーす。ドアを開けるなり、男性宅配員の間延びした声とともに――これはなんだろうか――賞状などをしまっ ....
辞職願には「一身上の都合」とだけつつがなく書いたものの、本当の理由は「生きることによる倦怠感」であった。生きる、という本質的な目的がわたしの中で、ピントの合わない眼鏡をかけているように、急にぼやけて ....
新宿の家電量販店に、除湿器を買いに行った。
除湿器というのはなかなか使える家電で、雨が多い日などにヒーターと併用すると、室内に干した洗濯物の乾きがとても早くなる。
何種類かの除湿器を物色して ....
夜、寝たくないので夜更かしをする。面白くもないテレビをつけたまま、渇いた笑い声を聞いて、インターネットで開くだけ開いて、ぼんやりとしている。日付が変わって、頭が痛くなってきたら、寝ることにしている。 ....
味噌汁や羊羹は暗がりの中で喰うのがいいと谷崎潤一郎が言っていたが、干し柿もそんな部類だろうと、邦春は思った。
干し柿というのは、何しろ見目がよろしくない。
硬く皺を寄せて、モノによっては白い ....
山人さんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
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タイトル
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日付
【批評祭参加作品】詩について、いくつかのこと
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空丸ゆら ...
散文(批評 ...
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11-3-5
とっとと落選したい公募応募らいふ。
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小池房枝
散文(批評 ...
9
10-12-19
月は東に
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アマメ庵
散文(批評 ...
1
10-12-19
の・ようなもの
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紙飛行機
散文(批評 ...
2*
10-12-17
金木犀と綿が舞うような
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01
散文(批評 ...
1
10-12-12
サから始まる語義凡例_番外編・ハ〜モ
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salco
散文(批評 ...
2*
10-12-9
夕暮れが近づく、藍に溺れる。
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ala
散文(批評 ...
2*
10-11-22
そこらへんにいくらでもいる人
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豊島ケイ ...
散文(批評 ...
15+*
10-11-11
ゆるやかな生活
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豊島ケイ ...
散文(批評 ...
18+*
10-10-18
陰湿機
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「Y」
散文(批評 ...
3*
10-10-10
割れない卵
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亜樹
散文(批評 ...
10
10-4-19
干し柿の匂い
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亜樹
散文(批評 ...
3
10-1-15
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