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夜明け前に隅っこに追い遣られた君は
行き場を失い
長過ぎる時間を持て余し

爪を噛む

ボロボロになった爪の先を揃えようと

また爪を噛む


そしてひとりぼっち
夜の隅っこで
寂しくなんかないよ ....
雪が降る

音のない洞窟に

音楽を幻視する作業員たち

雪が降る

味の素みたいだ

時がゆっくりと崩れている


時が蝕まれることだけを数えている

これ以上なにかき ....
当たり前のことなんてひとつもありはしない
なのにすぐに忘れてしまう
順番なんかではないのに

シーソーみたいな上下運動に
慣れてしまって駆け引きするの
人の大事な心まで
量り売りするよな ....
南極 と 北極

空 と 海

月 と 太陽

男 と 女

好き と 嫌い

*
*
*
*



両極のようで
いて

みえない
磁気に

引かれ
 ....
猛烈は
空に土足であがりこむ
闘牛の息猛々しいありさまを差しむける
裸(モーレツ)にすれば
コミック漫画のはみ出しイラストにひっぱりだこになる
それほどの猛烈たちがなんども呼びだされて
い ....
夢しか持たないままで
こんなに遠くまできてしまった
振り返っても昨日は見えなくなっていた

影しか知らない過去を
並べてみたとて
だれもうなずかないなら捨てるしかないだろう

冬のさな ....
幸せか不幸せかは
その人を取り巻く状況が
決定するのではない

幸か不幸を決めるのは
その人の思いなしだ

幸せを掴むためには
現実を直視してはいけない


現実に置かれた状況を ....
日々の感情の起伏を
記す


文学なら 直木賞
式部より 冬はつとめて
鎌倉時代 かな文字で
経を説いた 高僧
小説を書きたくて
画家と同居してしまう
宇野千代


一瞬で  ....
死を想う時
生があることに気づき
死は
詩を誘う

命は
だれから授かった?
両親のその先は
また命

かんがえろ
眠っているすべての
からだの
わたしのなかを起こせ

 ....
旅の荷を置き
コートを脱ぐ

ジョン・レノンのフォト
ゲルニカのポスターが

あたしを迎えてくれた
  あっ・・・

トクンと胸が鳴る

それだけで
緊張がほぐれた

あた ....
薄闇の寝室で独り窓辺に座し
窓の外の陽日を見上げながら
暗い想念が痛みと苦しみになりて
私の心を覆い尽くせんとす

我が魂が枯れ果てようとするとき
芳しき希望が扉を開ける
甘美な恋人の薫 ....
              ロリじーは
              赤ちゃん言葉を話す

              ロリじーは
              いい年をして赤ちゃんに
     ....
知らないということしか知らない
習っていないわけではない
私のうわべを過ぎただけ

知らないということは罪なのかな
知っていればよかったのかな
知ったことで背負う 
苦しみはいやだよ
 ....
今は昔、夢の物語

彼女と共に照らされた
瑠璃色に輝く朝焼け
世界の区切りを見た

彼女と共に感じた
大きな大きな空の青
果て無き青の光
そのとき、とても幸せになった

彼女と手 ....
山間から 金属的な反響音が聞こえる
ブランコのきしみのような音だが大きすぎる音だ
山に反響し どこから 背後から聞こえる気もするし
前方から聞こえる気もする
川岸に下りると クレーンが ....
メガネとキャスケットを身につけて
君は 書く人になる

ちょっと意地悪で
2枚目をきどった
君に

ホントは 純で
やさしくて
あったかい 人

まるで別人だ

いっしょにい ....
待つ心は
次第に凍ってゆきました
次に覚めたら
乾いているでしょうか
ドライフラワーのみる夢は
草原の太陽
君の優しさ
月のしたに金星がきてる

ぼくらは夏を思い出す

満月と金星の饗宴に

招かれていたのは

なぜにぼくらだけだった

風邪ひくなよ、冬の窓にはカーテンしろよな!

オレだけにこ ....
静かに降る雨
無音の世界

私の心は無限に拡散し
静かな無へと吸われゆく

私の胸の熱情は
昏い黒の空に呑まれ
冷たい残酷が身体を犯す

忌わしきは
鉄の教条が支配するこの世界
 ....
嫌いなことだけはっきり言える
なのにすきがわからない
私のすきはどこですか

朝日が当たっているところ
ほのかな温もり 愛ですか
ききたい君がいないので
私は空をあおぎます

夕日が ....
勇気の貯蔵庫は心の
一番奥にある
琥珀の飲み物のような深い香り
だれにもある良心もそこに眠る

欺きたくなるよな夜に
手の先から悪事をする
謝罪は果てまで遠いので
夢を先に食す

 ....
ぜったいそこにある

どこにいたって

ぜったいそこにある

そこで話したり

通り過ぎたり

待ち合わせしたり

ひとりでいったり

四谷の木の近く

象の足のような ....
写真とは
干乾びた
製造工場の正門の
錆びたポストに居つく手紙の重さで
天を劈く煙突の
かたちを得たけむりが笑っているようなもの
めくれば
白い鍵穴もかすむ季節に
「どこにもいけない」 ....
雪は
どこからはじまりますか

ふる
ふる
振る
震わせるように

空はびくともしない
どこにもはじまりも終わりもみえない

今日が終わることを悲しめない
明日がくることを祝え ....
やける痛みで何度も寝返りをうち
あなたはわたしの
名を呼んでくれたのだろう

受け容れられないと知ったら
そのあとのことなど考えられない
凍りつく鏡に心を映す
力などなくして

それ ....
だれかを幸福にしたいという気持ちより

だれも傷つけたくないという気持ちがかつ

弱腰外交とおんなじ生き方をしている

失うものなどほんとうにあるのだろうか

愛のためだけ生きてる訳で ....
できるだけしずかに
水子のゆくえを追いながら
いつまでも駁(まだら)のように
羊にだかれて
いたかったの
なのに
あの日から あなた(わたし)の
放水がはじまっている

あなたはそこ ....
刹那のまちかどできみと出会った

悲しいことは音楽がやってくれていた

だからぼくはきみと別れよう

だからきみはぼくから離れるんだ

ぼくらのかわりはいないけれど

ぼくのかわり ....
赤子のように泣いて
呼んでいるのはだれ
アカの子のように
眉をひそめて嘆いているのはだれ
わからないワカラナイと
耳を澄まして困っているのはだれ
いない いない どこにもいないと
途方に ....
めしいの       め
とうめい傷を
おしあてました

みあゲル のでした でも

ても 叩き落し
ても 踏みつけ
ても 凝らし 床に
うち つけ ないすれすれの
   ( られ ....
ポーさんの自由詩おすすめリスト(62)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
この冬が終わったなら- A.Yusa自由詩111-3-31
雪が降る- 吉岡ペペ ...自由詩611-3-17
当たり前ではない想いたち- 朧月自由詩311-2-28
極(きょく)- 森の猫自由詩7*11-2-14
猛烈_(想起させるものに、忠実に)- 乾 加津 ...自由詩12*11-2-14
雪桜- 朧月自由詩511-1-26
詩を書く理由- 一 二自由詩211-1-20
めざすもの- 森の猫自由詩6*11-1-19
- 朧月自由詩611-1-19
安らぎの空間- 森の猫自由詩6*11-1-19
来訪- 一 二自由詩311-1-18
ロリじー- 鵜飼千代 ...自由詩7*11-1-17
知る- 朧月自由詩411-1-17
夢の月- 一 二自由詩511-1-14
月極姫- るるりら自由詩18+*11-1-14
書く人- 森の猫自由詩5*11-1-14
ドライフラワー- 朧月自由詩811-1-13
月のしたに星- 吉岡ペペ ...自由詩211-1-12
閉ざされた夜に- 一 二自由詩211-1-12
夜ぎらい- 朧月自由詩311-1-12
夜の悪事- 朧月自由詩511-1-10
四谷の木の近く- 吉岡ペペ ...自由詩411-1-10
ふぉとぐらふぃっく_(ご利用は計画的に)- 乾 加津 ...自由詩15*11-1-4
ゆき- 朧月自由詩110-12-31
わたしを忘れてくれたあなたへ- 乾 加津 ...自由詩12*10-12-24
愛のためだけ- 吉岡ペペ ...自由詩510-12-24
かくれんぼ- 乾 加津 ...自由詩7*10-12-22
刹那のまちかど- 吉岡ペペ ...自由詩110-12-21
囁き- Wasabi 自由詩310-12-17
へや_(幻肢の砦たち)- 乾 加津 ...自由詩5*10-12-16

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