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でんごんくんがいた。「お金は余裕を持って置いておくがいいよ」。それは小さなオハジキだった。いろんな光と色が街灯にはねかえって、あしたの花火へいけないって思い出した。どうやってきみに伝えよう、でんごんく .... 原形は不動 そして現在見ている物も不動      『ものかけ』
譬え立体に見えたとしても動く事はない
ところがそこに入り込む永遠
を構成する細切れの時間が空間を掻き混ぜる
歪曲
  確  叶 ....
本当にアナタを‘あいしていた’と言えなくなってしまいました。

たったひとつの‘うそ’がすべてを消してしまいました。

本当にアナタを‘あいしたい’のに。。。
飲みかけのペットボトルに

虫が入り込んだから

そのまま蓋を閉めると

虫はかもめになった

飲みかけのペットボトルに

埃が入り込んだから

そのまま蓋を閉めると

埃 ....
石を拾い、犬を殺す日
空、均一に青く、好天、犬を殺す日
石、両手に握り、廃屋に繋がれた犬を殺す

影のない僧侶が舌を噛み切る日
絞首架の前に花を捧げる日
缶詰工場の焼け跡で彼女の右 ....
すがたがすがたを
かたちがかたちを追いかける
線だけがゆうるりと
異なる時間に重なってゆく



光と無音がつくるまなざし
視線の端で 笑みの隅で
あなたはあなたを ....
あなたがたがそのように日々わたくしを名付けていくとしても
わたくしにとってまさしく霧のような
それは一寸の先も見えぬ濃霧のような
わたくしとわたくしでないものとを遮断して
穴という穴か ....
世界でたった一つの偶然
手にしました
もう二度とない
一度きりの偶然を

もう二度と訪れることのない
それは
色褪せることも
消えることもなく
私の中で輝いています

大切な
 ....
青いかーてんに囲まれた
くーらーの部屋にて
四角い窓の外
蝉時雨の飛び交う青空の向こう
うっすらと流れる雲の傍らに
君の咲かせる笑顔や
ふと うつむくさびしさを
想い浮かべ
今日の  ....
昔の女と話をする
昔の女は昔を知らない
ふりをして
少しだけ話す

サンダルから
知らない親指が生えている
尻の形は
変わらないのに
 スワロー

 風と並んで飛んでいく

 どこへいくの

 なんておおきなお世話

 聞かないで

 って
 
 黒い羽

 なにを置いていくの

 スワロー

 ....
  ここに入れるは可。人様に見せるは不可。

  
  ためいきのつば ここに吐き
  埋めます
  お酒も愚痴も吐きません
  一滴残らず 飲み干し

  目下のくま 色濃くでて
 ....
さびしさに
ひざをかかえて
タオルケットははいだまま
「る」の字でねむる

あの{ルビ娘=こ}は今頃
遠い空の下
今夜も誰かに抱かれて
求めあう「る」と「る」を
くみあわせてる

 ....
苫小牧の少女が一篇の詩を書き上げる頃
渋谷の未成年たちは今日の居場所を探す
小さなハコで鮨詰めになって揺れながら
沖縄の夜の珊瑚礁を思う
糸井川の漁村の少年は
明日の朝の漁を邪魔 ....
母方の祖母の雪江さんは
70歳くらいでガンで死んで
お通夜の次の日に突然生き返った

その時なぜか僕1人しかいなくて
雪江さんは自分の死化粧を見て
「えらい別嬪さんやなぁ」となぜか ....
のーずそーすのナムはスカートを知らない
わーずぐーすの到来にアラートの鳴り響き

さいろ さいろ 
るっく らっく

うーかむーたの時 手を休め ひらひら
さーくみーとの夢 ナム ....
∧表∨

やぼったい
ねったいぎょ
やっぱりぜったい
やりたいさかり
さっぱりばっさり
しっぱいばっかり

やぼったい
ねったいぎょ
ていたいてったい
ふんだりけったり
いっ ....
こときり
それは一片の山が独りの溜息でさらりと崩されていくような!
こときり
それは深海の底の一握の砂が自重で潰れながらマリンスノーの夢を見るような!
こときり
それは小指の爪が出会う麒麟に ....
困ったことが起きていました それを急いで箱に入れてしまいました
そうするより他なかったのかな、知恵もなかったし、
ふむ、、


で困ったら、むしょうになんかこうねじってみたくなり
ねじりま ....
王様は爪を研ぐ
家来は昼寝
子供たちは目隠し
数え歌を歌う

王様の爪は三本爪
三つに分かれて何でも殺す
一つは矢に
一つは槍に
残り一つは秘密のナイフ

弱いもの貫き
 ....
死んで食べられたい

僕が尊敬していた友達みんなに
おいしく摂取していただきたい
僕はの肉はパン
僕の言葉はワイン
みんなの口に合うことを望みます

僕の心臓が猪野君の胸で脈打つ
僕 ....
僕は、いつものように、
かのん、と救急車に乗っていた。
かのん、は三つで
救急車はキライで
でも、救急車のおじさんはヤサシイ、
って言う。
透明な酸素吸入マスクのゴムがきつくて
イヤイヤ ....
−計測−

重さではなく
距離を測りたい

大きさではなく
熱さを測りたい

姿ではなく
真意を測りたい




−引力−

ひかれあうのではなくひきあうの ....
風邪引いて
喉が痛いくらいの咳で
ふらふらしながら
煙草吸って
酒飲んで
関節も痛いや
みしりって音するや
壊れそうで
壊れないもんだな
けっこう丈夫にできてるもんだな
 ....
秋のあいだ
ひとり山に引きこもって
ギンナンギンナンって踊っています
つま先で立って
小さい冠をかぶって
麗しの八合目で
姫です



真っ赤に猛る裾を尻目に
ギンナンギンナ ....
私は一年ほどまえに勤めていた会社を退き失業保険となけなしの貯金にてパソコンを購入、偶然にもこの現代詩フォーラムに漂着、以来やっとこさ、人様に読んでいただくためにものを書くという行為に目覚めつつある寝坊 .... ダンサーが表現行為において用いるものは身体だ。
身体が道具だ。
踊っているときの体の使い方と、
普段生活しているときの体の使い方は
“原則として”異なる。
同じ身体でも、使い方が違う ....
影と
影が
重なり合うので
夜でなくても
うずくまりながら

なにかしらの気配が
ぐるぐると周回する
忘れられたまま
中心もないのに

ライカ
私の声が聞こえますか
 ....
夜の霧の街灯の脇から
ほんとうに小さなものたちが湧いている
きぃきぃと
ほんとうに小さな声を上げている

いられなくなったのだねと
手を差し伸べると
爪の先から入り込んで
 ....
大陸棚の向こうで誰かが手招きしている
見慣れない服を着て、砂っぽく笑っている
傍らには、けだものがいて、何か囁いている

規則正しい波の音が
回転する灯と溶け合っていく
灯が波 ....
木葉 揺さんの未詩・独白おすすめリスト(127)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
でんごん- 石原大介未詩・独白604-8-13
- ピッピ未詩・独白6*04-8-10
あいしてた- 未詩・独白204-8-8
pepsi_blue- ピッピ未詩・独白4*04-8-8
犬を殺す日- がらんど ...未詩・独白904-8-6
ノート(残像)- 木立 悟未詩・独白5*04-7-30
泥霧- いとう未詩・独白304-7-26
It's_a_miracle...- Lily of the ...未詩・独白4*04-7-25
暑中ノ恋文- 服部 剛未詩・独白4*04-7-21
親指- いとう未詩・独白404-7-21
スワロー- マッドビ ...未詩・独白304-7-14
溜め域- 湾鶴未詩・独白404-7-14
「る」- 服部 剛未詩・独白31*04-7-9
遠い朝、泣かない夜- いとう未詩・独白21*04-7-5
雪江さん- いとう未詩・独白3804-7-2
スカート- いとう未詩・独白404-7-2
ねったいぎょ- いとう未詩・独白504-6-28
こときり- いとう未詩・独白6*04-6-25
まいりますわ- 石川和広未詩・独白6*04-6-17
ジャックナイフ- いとう未詩・独白6*04-6-16
死んで食べられたい- クリ未詩・独白4*04-6-10
『ヤサシイ救急車のオジサンと一緒に』- 川村 透未詩・独白35*04-5-30
物理学- いとう未詩・独白15*04-5-27
らぶとか_らぶとか- いとう未詩・独白13*04-5-26
ペチカ- 嘉村奈緒未詩・独白1904-5-13
独白・書くこと、と、読むこと- 石原大介未詩・独白8*04-5-12
表現の道具・詩の言葉(独白)- いとう未詩・独白404-5-7
ライカ- いとう未詩・独白11*04-4-28
私に名前を授けてください- いとう未詩・独白1004-4-1
遠浅- いとう未詩・独白10*04-3-15

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