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だって好きなんだもん
どうしようもないんだもん
空が青いのは
私が歌っているから
雨が降るのも
私が歌っているから
セニョリータ♪ マルガリータ♪
一緒にいたいだけなのに
....
霊安室の白い籐籠のなか
ピンクの野の花にうずもれた君の
艶のない栗色の背中から
ひからびた鼻先から
濁った黒目のまわりから
しぼんだ肉球のすきまから
丸々と太ったノミどもが次から次へと ....
こんな夢を見た。
月が嘘であることがばれる。
NASAあたりが作ったもので、実在しないのだ。月は。
投影装置か何かが故障して、全世界にばれてしまう。
月のあたりにいろんな機械が ....
背中から腕を回しゆっくり胸を揉む
密着して首筋を軽く噛む
指先で乳首の突端を彷徨い
舌先で耳の裏をなぞる
足首を絡め少しずつ広げる
よく見えるようにする
見せる
うつ伏せにし ....
火星の見えない午後
絶えて久しく
目指すもののない火星
の見えない午後
曇り空に
生き
絶えて久しく
火星の
見えない午後
私たちは争って
マルスに降りそそぐ
六万年の
絶 ....
看板の文句に惹かれて暗い地下へ降りると、天上の蒸し暑さを忘れるほど冷えた待合室に通され顔写真とプロフィールのリストを渡される。幾人かの男たちがあたりまえのようにノンアルコールを飲みながら彼女た ....
壊れゆくものはとても美しい
なんてあたりまえのことを叫んだりはしない
毎日が間違っていく過程だとすれば
それはとても正しいことに違いない
壊れる
という状態を恐れない
恐れ ....
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