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ポケットから取り出した　
懐中時計が、暖かい。　

妻の贈りものの蓋を開け　
秒針の刻む、時を視る。　　

僕は今、在りし日の詩人の書斎で椅子に座り　
木目の机上をスタンドの灯が照らして　.... 黒板にくりかえし
書いては消されるチョークの文字を
私たちは書き写した

文字は
やがて白い粉となり
先生の足元に降り落ちた

粉となる前に
書きとめなければならなかった
この手に　.... 我等が言葉を失った刻　何を語るのだろう
我等が視力を失った刻　何を視るのだろう
我等が聴力を失った刻　何を聴くのだろう
我等が嗅覚を失った刻　何を嗅ぐのだろう

訪れるのは静寂か虚無か
我　.... おらの村にもサグラダ・ファミリア建てるべ タイムマシンに乗って同じ過ち お暇なら
来てよねって
今言われても
行っちゃう可能性が
ゼロではないこと(本心)を
もし口にしたら
世界は
凍り付いてしまうんでしょうね
５月なのに 後ろ手におさえたのが
白鍵だったのか黒鍵だったのか
耳のわるいわたしにはわかりません

あなたの指がおもいのほか熱く
おもいのほかふるえていたことしか
頭のわるいわたしには
わからな　.... 猫が三角になる寒さ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　１３０４２８



これが僕の車だよと
ミニ四駆を摘み出し
机の上にひょいと置く
走り出した鈍色のミニ四駆
揺れ動き　.... となりのレジのほうが可愛かった 　
Tell a lie

Tell a lie for me

At the very least, only tonight



　 あらゆる人種が人生が交錯する
つまづいている僕
恋をしているあなた
人生は様々な糸が絡まって見えるが
案外単純な因果律の集積なのだと思うが

ICチップはブラックBOXではあるが
完璧に　.... 泣くなよサンマルクにパン食べに行こうぜ 閻魔様の舌を抜く 　　世界を変えたければ
　　自分を変えなくちゃならない
　
　　なんて面倒くさいんだ
　　そこには見方の問題がある

　　今夜
　　雨上がりの空を見上げる時
　　誰も同じ角度からは
　.... 「ラフ」と「うつ」は似ている　字面が ミュージカル調で怒られている 巫女が綺麗な神社どこですか 嫌われたくないなら
好きにならなければいいね

貶されたくないなら
頑張らなければいいね

裏切られたくないなら
信じなければいいね

掌の上の宝物
全部捨ててしまえば
失わずに　.... オレが彼氏なら止めてる 適当に流さないで噛みしめること

爽やかにカリッとでもいいからとにかく流さないで

自分の実体験として受け止めたい

目を逸らさず血肉の経験となることを願って噛みしめるのだ


たと　.... 涙がとまらないよ

どれだけこの世が淋しいところか知ってるよ

それをみんなに気づかれように

ふたりでありがとうって言葉見つけ出したよ

いっつもごめんな


幸福は状態じゃな　.... 湿り気を帯びた水曜日の午後
回し忘れた回覧板の中で
『実りある都市計画~その概要』のパンフレットが
気まずい折り目をちらつかせながら
遅々として進まない事業の行く末を気に病んでいる

テー　.... 雨編む朝は天邪鬼
いま忌む意味を遺書にして
嘘に倦んでは海に埋め
えにし選べず益を得ず
恩は怨へと惜しみなく

春は華やか白知の波乱
昼の日中に日照りの蛭か
古き深井戸腐の吹き溜ま　.... 寝言聞いて欲しい 母子手帳で突く 【 桜の散った街を往く　】

立ち止まるしかない　踏切では
たちどころに　遮断機がおりて
多くの人の思いが　通り過ぎる

伝えようとした言葉が
伝えられないときは
立ち止ま　.... 存在するということは　いつも決まって挨拶だから　時間が渦を巻くところに　僕も決まって挨拶を返す　今日も歴史が生まれましたなあ　いえいえ単なる磁場ですよ　そうして僕は踵を返し　存在しないということは　い　.... 種がないまけない またややこしい客が来た

はなもとあおさんの自由詩おすすめリスト（461）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
詩人の書斎＿	- 服部　剛	自由詩	8*	13-5-3
白い文字	- Lucy	自由詩	10*	13-5-3
無縁	- HAL	自由詩	5*	13-5-1
おらの村にもサグラダ・ファミリア建てるべ	- 北大路京 ...	自由詩	7	13-5-1
タイムマシンに乗って同じ過ち	- 北大路京 ...	自由詩	19	13-5-1
五月みどり	- 花形新次	自由詩	2	13-4-29
ピアノ	- はるな	自由詩	6	13-4-29
猫が三角になる寒さ	- 北大路京 ...	自由詩	5	13-4-29
生き残った夕暮れがいる橙の窓の灯	- あおば	自由詩	8*	13-4-28
となりのレジのほうが可愛かった	- 北大路京 ...	自由詩	5	13-4-28
for_me	- 殿上　童	自由詩	13*	13-4-28
交差点	- 梅昆布茶	自由詩	11	13-4-27
泣くなよサンマルクにパン食べに行こうぜ	- 北大路京 ...	自由詩	3	13-4-27
閻魔様の舌を抜く	- 北大路京 ...	自由詩	5	13-4-25
ザ・真っ当な主張	- まーつん	自由詩	8*	13-4-25
「ラフ」と「うつ」は似ている＿字面が	- 北大路京 ...	自由詩	6	13-4-23
ミュージカル調で怒られている	- 北大路京 ...	自由詩	10	13-4-23
巫女が綺麗な神社どこですか	- 北大路京 ...	自由詩	4	13-4-21
相対希望論	- 愛心	自由詩	5	13-4-19
オレが彼氏なら止めてる	- 北大路京 ...	自由詩	3	13-4-18
噛みしめる	- 梅昆布茶	自由詩	9	13-4-18
幸福	- 吉岡ペペ ...	自由詩	5	13-4-18
at_the_zoo	- 佐東	自由詩	4*	13-4-17
戯言／口元のゆがみ	- ただのみ ...	自由詩	21*	13-4-17
寝言聞いて欲しい	- 北大路京 ...	自由詩	5	13-4-17
母子手帳で突く	- 北大路京 ...	自由詩	8	13-4-17
【さくらの＿ゆくえ＿＿その二＿桜陰編】＿三篇	- るるりら	自由詩	22*	13-4-17
twitter	- 葉leaf	自由詩	7	13-4-17
種がないまけない	- 北大路京 ...	自由詩	1	13-4-16
またややこしい客が来た	- 北大路京 ...	自由詩	4	13-4-16

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