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もっと触りたい
ふわふわの領域を
もっと抱きしめたい
ふわふわの範疇を

手のひらから沁み込んだ
もふもふは一気に
視床下部まで駆け上ると
セロトニンの波に乗って
第3肋骨の裏側に潜んだ
「不」のつ ....
充血するほど
見つめあっても
見えないものはある

どんなに長い
聞耳を立てても
聞こえないものはある

見えているのは
草原の遥か彼方の
とても体裁の良い
互いのまぼろし
 ....
毎日ドレスアップの君
太陽ばかり見つめて
恋文を鳥に運ばせている

片想いの僕は
君の肩に触れることも出来ず
届かない詩を綴って

ときおり零れる
君の涙を
掬ってみるだけだ
ももいろ

さようなら

バスで行った昨日
捨てられたももいろ
ゲージの底で
しずかに空を見ていた


ももいろ

さようなら

明日も晴れる?
雨はイヤ
わたしの体
 ....
こんど病院にいったとき

ぼくは余命をつげられるだろう

下腹部にこんだけ違和感があれば

死んだことなんてなくてもわかる


現実としてそれを聞いてしまったら

ぼくはいったい

なにをやめなにをつ ....
ふつうのふりして

やすらかなふりして

やさしくはなくなって


アナタガコエヲアゲル


ぼくだけが

けがれてゆく


コンナニヌレルノオレダケカ


あなたは

きれいなままだ


コンナカタ ....
出張の朝は
冷たいシーツみたく
smooth
愛がたりないから
すぐに飛んできて
その身ひとつで
あたためて
プラスチックコップのなかの氷に

ウイスキーをかける

透明に琥珀がながれる

いつもの儀式をはじめている

コップをゆらして

ウイスキーを

氷のつめたさに近づけるのだ


カタカタカタ、コトコト ....
高速道路からの風景には慈しみをおぼえる

あらゆる労苦や不便をとり除いてやりたくなる

仲良くなりたかった

なにか役に立ちたかった

日本ではよくそういう気持ちになった


この国は広い

生活圏に ....
急に寒くなったから
カロオチノイドはさらに加速する
銀河鉄道に乗って
木枯らしを追いかけて
ここまでおいでよ
テンションが上がってくると
ヂっとしていられなくなって
後先見ずに飛び出してしまう
僕のやんちゃな意識は

行き当たりばったりに
モノやヒトにぶつかって
喜怒哀楽を撒き散らしながら
僕の内側を言葉 ....
言葉を
見つけた

探していた
ジグソーパズルの
最後の1ピースのような
言葉を

言葉を
見つけた

欠けていた
色えんぴつの
代わりの1本のような
言葉を

そっと
近づいて

陽だまりと一緒 ....
【くちなしの実】

夏のわたしの 誕生日、その朝 発した言葉は
おはようでも こんにちわでもなく
「くちなし」 だった
 
喋れなくなるほどに
薫る高貴な色彩の白
雫 ....
とりとめのない物思いに
舞い降りた芳しい栞
見上げた梢から零れる
オレンジ色のはにかみ

とりとめもなく高い空を
自由飛行したがる意識
ゆるやかに誘うような
オレンジ色のためいき

眉間に堰き止めて ....
甘くひとくち
昼下がりを赤く染めて
コラージュ
黒いリボンで束ねてほしい
娼婦の真似
いけませんこと
ここは
秘密の花園
あなたが
最初の尋ね人よ

そこで
お待ちになって

ビスケットのあと

キス ....
お昼前に貰ったメール

題名は

カレーを買い出しに出掛けています

いちめんの葉や花の写メが添付されていた

それは光のなかで薄れて見えた

夏ならば蝉の声が聞こえてきそうだった ....
去年はきみの

寝返りや寝顔ばかり見ていた

今年は本当に歩きだすなんて

いっしょに歩きながらも

きみの成長に追いつけない母は

つい手をつないでしまうよ

10月の日差し ....
無口な風に誘われて

ろんど

昔誰かいたの
追憶の匂いがする


じっと見つめたまま

ゆらゆらと胡蝶が舞います

広い世界とはうらはらに

わたし
暢気なお庭で遊 ....
幾年月の魂の蓄積

地の底に眠る土の塊

いつか僕が還る刻の風化

笑っているのだろうか

それとも
この世を恨んだままでいるのだろうか

その石はなにも語らず
紅葉

秋風に頬擦りされて
照れ隠しに
薄化粧

ゆさゆさ
つぶやいて

聞こえるかな
乙女な気持ち
やみはひかりで青くなる

そんな発見は

とおいあまい日々のなか


さびしくてくるしいのは嫌なの


愛しているのに

そんな言葉を吐かせていた

不倫がふしぜんなことならば

しぜんってやつはどこ ....
ビルディングに
夕陽が飛び火して
鉄とコンクリートに
ほんのひととき
しょっぱい血が通った

ビルディングの
かりそめの心臓が
眩し過ぎたから
思わず目を細めて
微笑んだような顔をした

夕焼けが
 ....


潮風が運んできた
君の幻
もう振り向かない
そう決めた僕だったが
君も背中しか見せようとしない
熱い砂地は
思い出を焦がし
人魚になろうとしている
君がいる
信じてる
あなたのこと

あたしたちだけの
記念日
だれも知らない
秘密の時間

いつか
あたしを
連れ出してくれると

この
緩やかな牢獄から

信じてる
あなたのこと


おなじ
闇をもった
共犯 ....
ひとりで生きてゆけるように

おまえはつよくなろうとした

一喜一憂しないように

おまえはいつもひとのために祈った

オレなんかと出会わなければ

おまえはふつうを手に入れていた


日になん千回も ....
ほんの今しがた
目の前を飛び立った彼は

物腰が柔らかで
言葉遣いも丁寧だったもんで
天使かと思ってたけど

ばさりと羽ばたいて消えた
一陣の風の中

ひらり

残した痕跡

どうやら彼の ....
立秋は暑い

暑いけれど

風がほどけ

空をおいて

雲が重なる

夕方の影は

 ....
夏の朝
水蒸気の味

浜木綿の花が
手を繋いで作った
輪っかから

ヤマトシジミ
ヨロヨロ
飛び立つ

夏の雲
薄荷の匂い

忘れかけていた
青臭い記憶が
鼻先で弾けて

夢遊病者の影
ジワジワ
溶 ....
雨上がり

つい油断をしていた

はっ と気づいたときには
何とも無防備にも程があることか

足元に
空が落ちて来ていた

私は見て見ぬふりして
横を通って来たけれど

あのあと
ちゃんと自分で帰れた ....
君の車が
私の家に近づく
雨のドライブ

ルーフを叩く雨が
金属の音を響かせて
雨の激しさをしらせている

信号は赤
君が無言のまま咥える煙草
かちりと音がした後の
一息目のため息に
はっとしたように ....
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