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夜の海へ飛び込んだように
目の前の景色が滲んでいる
零れ落ちてゆく星を見上げれば
私はこんなにも小さい

打ち上げられた空き缶と海藻
錆に絡まる濃い色合いが生々しくて

気づけば思いき ....
空に月が照っている

世界はじぶんのこころだ

失意のとき

目に映るものたちが

励ましを感じさせてくれるなら

微笑んでいてくれるなら

きみの町にいま月は燃えているか
 ....
思い出の扉は

天瓜粉

慈愛に満ちた、そんな日々
あのひとにあって

あなたにない

わたしは、欲張り
公園でタバコをくゆらせていると

大胆不敵な白いヤツがやってくる

ニャンと甘えた声で



*平成22年3月 詩集「十二色入り」より
シャネルの前にはいつものように孤独な乙女が
「私の志集」を薄い胸の前に掲げて佇立している
思えば20年以上前から立っているけどリレー制なのだろうか
夢多き若気の士心は1部300円というのに誰も買 ....
     若)まろがふたり でそろった!
     いまからね、バチバチッと
     かっこいいとこ見せあうからね
     その間に 逃げるんだよ

     面白そうだからって見ていて ....
何が出来るの

何かが救われるの

繋がって痛いなんて

浅はか

聞いて

聞いて

効いて



眼中になくても

監視されても

生きていけない


 ....
夢にまたあれがでてきた
あれいらいだ
シンゴが洞窟を持ってしまったのは

女の子との別れならいくつも経験していた
それまで好きで別れたことなどなかった
そんなお人よしではなかった
連絡を ....
          羅漢頭をペコリと叩きゃ 大人の漫画の声がする



        1998.04.07.     YIB01036 Tamami Moegi.
     ....
ぴん と張った
木枠の布に
ぷすりぷすり

針を刺す
 
あなたが
毛立て器で撫でる糸面は
決して
綺麗にぼかされることは無く
千切れた
刺繍糸と
毛羽立 ....
              わたしたち たぶん
              ふたりとも

              相手のひくつさを感じるところに
              身を置くことが ....
ここは
とうめいな
牢獄の中

交差点を 行き交う人々は
誰も
ビー玉のなかの 僕に
気づくことはない

声を嗄らして 叫んでも
誰の耳にも届くことはない

つぶやくように 生 ....
切れるのではと、怯えるより

切れたら、繕えばいいと

わたしは、そのつもりだ
この際、生理や物理なんて
大人のお伽は邪魔だ
畳の上に、
ヨーヨーなんかとぶん投げて置くさ。
柔らかなまま
君のおちんちんを引っぱって引っぱって
電車に乗って、新宿で乗り換えて
上野動物 ....
カワバタくん、ランチでもどう、

同僚のイガタアヤコがシンゴを誘う
いっしょに働いて10年以上になるのに話すようになったのはこのいちねんのことだ

飲み会で子育ての話になったときなぜかシンゴ ....
シンゴは大型ショッピングセンターの駐車場に車をとめてDVDでオナニーをした
ゴルフの打ちっぱなしにいくと家族には嘘をついて送りだされてここにいた
悲しくもなかった
みじめでもなかった
シンゴ ....
人妻にストーカーまがいのことをしたことがある

あの熱情がもうない

それがじしんの成長なのか

それとも退化なのかわからない

さびしいような気もするし

胸を撫でおろしたくもな ....
わたしにはみずこがいる
それにいつからか名前までつけている
ときどきゆめにそのこがあらわれる
ベランダでげんきよくはねてあそんでいる
あぶないからと注意しても
わたしをなめているのだろう
 ....
またこの季節がきた
むかしの女から選挙の電話だ

感情が宗教にとりのこされてぽつんとする
勇気、無私、新たな地平、
どんな宇宙のものまねなんだろうか

宗教は、いや、宗教を選ぶということ ....
             考える 考える
             君のことを考える
             君について考える

             油断していた
          ....
そんなことしたら

また再会することになっちまうじゃない

愛より弱いこと

ひとりひとり続けようか


大好きだった

いつもそばにいた

いまも影や轍

気にして生き ....
           あなたのやさしさ ちゃんと通じてる
           秘蜜はね スゴイから 秘蜜なんだ
           だから 秘蜜は 隠れるんだ

           秘蜜 ....
              おもしろくねえなあ
              そう思いながら 
              てけてけ歩いていると

              おおっ! なんだこ ....
{引用=


「嘘は命のバロメーターさ」
と、
歌の文句に教えられ
死なないための一心で
嘘をたくさんついてきた
おかげで気がつけば
嘘は
嘘それ自体で
はばたく羽を持ち
夏の ....
あたしは
バンパイア

夜な夜な 赤い愛の血を
求めてさまよう

あたしのことを
愛してくれる
赤い血は

匂う 匂う
いい匂い・・・

今夜は キミか

かけ引きも大事 ....
カワバタとこんなにながく歩いた
ふたりともなにもしゃべらなかった
最愛ってなんだと思った

仕事がらカワバタはホテルに顔がきくようだった
いつも車に乗り込んでから食事かホテルでゆっくりした
 ....
磁力のせいか
しずけさか
ひんやり感か

北の部屋は
よく眠れる

かつて あたしは
豪邸の一人娘であった

過去世の夢を見る

父と母の部屋に
入ったことを
とがめられ
 ....
一寸先は闇なので明るい未来に想像ですら辿り着きません
あんたが舵をとるのならいっそ二人でカヌーを漕ごう

へどろの海を漕ぎ出そう

カラスの時間
東京メトロ有楽町線に辿り着いた時
戸惑う ....
6月3日
6896頭の殺処分。
間も無く、えびの市、清浄化。

6月4日
昨日までの殺処分完了は135028頭。

6月5日
昨日の殺処分は5498頭。

昨日、牛に蹴られ、目に重 ....
一 二さんの自由詩おすすめリスト(286)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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