すべてのおすすめ
陽当たりがいくら良くても 部屋は部屋 風は吹かぬがあなたもいない ひもつきのくつを買いけりつまがくつふたりしてきし百貨店

一万円なにがしかの造花買いコーヒー・スタンド寛ぎにけり

懐かしきゼリー詰め合わせ一袋3時のお茶にふさわしきかな
夕暮れの山の喫茶に立寄りてぜんざい食す妻と二人で

山桜あちこちに咲き空青くくもただよえど晴れぬ心に

低気温さむくはない山の喫茶は木つくりで谷間に在り
たまさかの昼

思いやみ血潮のごときぶどう酒を今日もまたクリスチャンたらむ

ヘンデルの水上の楽聴きつつも明日はいかにと心さまよう

書をとじて妻のすすめにストレッチ体をやわらげ老化ふせ ....
師走に

外に出でてはたらきた妻椅子により居眠る姿たくましきかな

晶子女のうた口ずさむおみなごのこいの数々わきいずるかも

冬の日の師走は暮れし今日の日を詩と歌を朗ずる聞きて閉ず
山道を行く
 
水流れ青き木立の杉林曇り空には静けさがある

オレンジの紅葉咲きけり西教寺気恥ずかしげに四人で歩む

敷物を広げて座り妻語るハンミョウという道しるべ虫

山道はなだらか ....
秋風に

どうしてか白き花咲く蕎麦の花食料になる花は素朴だ

萩の花庭に散りいてゆうこくの秋風が吹き妻と帰宅す

ローマ書を書き写しつつ楽しみて次は更級日記写さむ

未来には何が待つか ....
 .... 夢をほぼ
諦めて尚
ピアノ線
美しき糸
一条の糸
むすびめを ほどいてむすび また解く 甲にうずまく 視線の熱よ

はじめては さいごのように あとをひき 最後のときにはしることもなく
 
 老いてゆく心の中に歌集あり神と歌とのかかわり探れば

 二千円懐中に在り今日は俺心の中に明かりともりて

 聖書の行弾みて口ゆ出でゆきて楽しき朝のわが心かも
惨めでも
負け戦でも人生は
続いてゆくよ
モルヒネをくれ
















 ....
春くれば妻といでゆき新緑の野に憩うらむその新しき世

えざし甚句の勢いに若い自分に返りおりふとつまおもう

妻と共指のふれあうひと時もいつも変らぬわれらが夫婦 
タイガース
ホームラン打て
今夜打て
寝屋川市北
重田住設
たまにはさ
お前がおごれ
この俺に
ロープをおごれ
最期ぐらいは
陽光の糖度が上がり口のなかさらに甘くなれさらに甘くなれ



つぼみには蝶の群れただ渦の群れ細い林のざわめきの群れ



一本の指に龍の火かがやいて通路も爪もはばた ....
九時前に坂本を出発曇りいて肌寒し厚着しており

年末の風さえ吹かぬ午後の道一つ越え京都へ行かむ

空腹を覚えつ辺りうかかがいて店などさがし並木道ゆく

曇り空車は多しわが心中これからのこと ....
よぶ声のかなたに響くまなざしにあけゆく空の眩しさをみる


尖端の白きをつかみ撫でまわす手くびの技に鐘なり響く


空白をうめるが如く手を合わす かじかむ指にからむ願いを
 一月の火曜の午後の夜八時わが子独り子生まれにけり

 ソプラノの産声なりしその声の耳にしっかり覚えておりき

 生れてより二歳三歳ともなれば家々訪ね共に歩きし
 琴の音が朝空に響けよつまと行く路の木々のこずえにも

 かおを剃り手を洗いたり古の琴の音きくに相応しくして

 琴の音に似つかわしかりき部屋中に香の薫りを焚き染め
朝空に雲湧き満ちて清々し紅茶をつぎて聖書をよまむ

妻のこと考え々々2杯めの紅茶をすすりまた聖書読む

神の姿聖書の中に見出しては又読み続け今朝も又する
パラパラと雨の模様なる朝空に妻の車を見おくりにけり

あれこれと言い残しことし終えては己の業の英語学ばん

曲がりゆく車のなかのつま見えて心に涙ふとわきにけり
横綱の

ピリ辛ギョーザぶら下げて

帰って来たよ

おい起きろコラ
死んで尚
ミイラになれる
墓も無く
ゾンビになって
尚も死ねない
とうさんに教えてもらった花たちを遠くの町でさがしています あのひとの
ギターをはじく手の速さ
 見ているだけで
 悲しくなる
あとだしをするのに負けるきみだから 最初はぐーでちょきを出す恋


気がつけば最初はいつもぱーを出す きみの恋はただしくやさしい


わたしたち最初にぐーを出すわけを 話し合わなきゃな ....
後悔を/森の奥へと歴史学のような眼差しで引いていく人

スコップを置き去りにした砂場から カイワレの芽が伸びてきました。

透ける陽のメトロノームを記録して/耳鳴りの止まぬ夜を綴じ込む//
 ....
理由あって            理由あって          理由あって  
出世の階段            神社の階段          女と階段
踏み外し             後ろ向き ....
女性器に            肛門に            男根に
ピンクローズの         ピンクローズの        ピンクローズの
ルージュ引き          ルージュ引き   ....
トキハ ススムさんの短歌おすすめリスト(30)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
部屋- はるな短歌414-11-15
百貨店- 生田 稔短歌112-6-11
山の喫茶店- 生田 稔短歌512-4-24
_たまさかの昼- 生田 稔短歌4*12-2-11
師走に- 生田 稔短歌211-12-18
山道をゆく- 生田 稔短歌1011-11-28
秋風に- 生田 稔短歌7*11-9-12
キスのうた- TAT短歌311-6-26
蜘蛛の糸・杜子春- TAT短歌2*11-5-19
はじめて- はるな短歌111-3-29
朝の心- 生田 稔短歌311-3-16
今日の短歌- TAT短歌3*11-2-20
新し世をのぞみて- 生田 稔短歌411-2-18
深夜残業とか無理だから社長(オヤジ)の機嫌が直りますように- TAT短歌1*11-1-15
いっぺんぐらいお前が払ったってバチは当たんねぇぜ?- TAT短歌1*11-1-10
ひかり_へだたり- 木立 悟短歌311-1-2
ドライブ旅行- 生田 稔短歌511-1-2
初詣- はるな短歌211-1-2
吾が子誕生- 生田 稔短歌410-12-8
朝琴- 生田 稔短歌310-11-26
朝空- 生田 稔短歌210-11-16
雨ふり- 生田 稔短歌210-11-12
愛とセックスがあって、金と明日の現場が無かった時代の西大路五 ...- TAT短歌1*10-10-30
死なないと決めた日から人生は案外長くて参る- TAT短歌1*10-8-6
とうさんへ- あぐり短歌8*10-6-20
初代- 結川菜青短歌810-6-16
じゃんけん- あぐり短歌9*10-6-5
木漏れ日カメラ- ことこ短歌20*10-5-27
デングリマングリ- ハイドパ ...短歌5*10-5-7
ルージュのトリプティク- ハイドパ ...短歌5*10-5-5

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