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ひもつきのくつを買いけりつまがくつふたりしてきし百貨店
一万円なにがしかの造花買いコーヒー・スタンド寛ぎにけり
懐かしきゼリー詰め合わせ一袋3時のお茶にふさわしきかな
夕暮れの山の喫茶に立寄りてぜんざい食す妻と二人で
山桜あちこちに咲き空青くくもただよえど晴れぬ心に
低気温さむくはない山の喫茶は木つくりで谷間に在り
たまさかの昼
思いやみ血潮のごときぶどう酒を今日もまたクリスチャンたらむ
ヘンデルの水上の楽聴きつつも明日はいかにと心さまよう
書をとじて妻のすすめにストレッチ体をやわらげ老化ふせ ....
うるわしき小間物店から
訪れし店
品ありて面白し
皿・造花・カバン
今日は雪ちらつき
妻ととも品を選ぶ
火曜日、本を読みたし
詩ができてゆく
昼下がり
枯れ木に残る葉
....
Get up,Boy.
Get up,Boy.
Girls are playing.
Get up,please,
The sun is shining.
Get up,Boy. ....
師走に
外に出でてはたらきた妻椅子により居眠る姿たくましきかな
晶子女のうた口ずさむおみなごのこいの数々わきいずるかも
冬の日の師走は暮れし今日の日を詩と歌を朗ずる聞きて閉ず
山道を行く
水流れ青き木立の杉林曇り空には静けさがある
オレンジの紅葉咲きけり西教寺気恥ずかしげに四人で歩む
敷物を広げて座り妻語るハンミョウという道しるべ虫
山道はなだらか ....
秋風に
どうしてか白き花咲く蕎麦の花食料になる花は素朴だ
萩の花庭に散りいてゆうこくの秋風が吹き妻と帰宅す
ローマ書を書き写しつつ楽しみて次は更級日記写さむ
未来には何が待つか ....
昔の帯地や
古着などを見る
大和の帯には
夢が宿る
芸者や上?や素人娘の
身につけた小物など
妻が蚊帳の生地を買った
二千円
庭には赤 ....
ピンクの薔薇が
いっぱい咲く
街角にある
知り人の家
雨上がりの板塀に
枝垂れて
うす桃色にそろった
花が笑っているように
川端の知り人の家
今日は留守 ....
ピッコロ、コロ、コロ、ポロリンポイ
朝早く起きて
食事を作る
パンが焼きすぎ
ビンボウ、バコロ、バロロン、ポイ
テレビの少女が
踊りだ ....
生け囲い、小さな
妻の花壇
春の花々は
勢いよく
そろいて
青空に、光満ち
そよ風に
テント揺らぐ
茶を呑むひと時
春はたけなわ
卯月、二人して
....
老いてゆく心の中に歌集あり神と歌とのかかわり探れば
二千円懐中に在り今日は俺心の中に明かりともりて
聖書の行弾みて口ゆ出でゆきて楽しき朝のわが心かも
春くれば妻といでゆき新緑の野に憩うらむその新しき世
えざし甚句の勢いに若い自分に返りおりふとつまおもう
妻と共指のふれあうひと時もいつも変らぬわれらが夫婦
○冬日在居
メダカ動き、妻しきり歓び
めずらしや、めずらしや
と言う
正月、真冬なり、寒し、されど
外は、陽の光うるわしく
時は正午を過ぐ
しきり妻と共
何処へか出向かぬかなど談ず ....
九時前に坂本を出発曇りいて肌寒し厚着しており
年末の風さえ吹かぬ午後の道一つ越え京都へ行かむ
空腹を覚えつ辺りうかかがいて店などさがし並木道ゆく
曇り空車は多しわが心中これからのこと ....
京都は夕暮
伊勢丹に在り
妻の選ぶスカート・ワンピース
京の女はこまごまし
京の男は柔らかし
蕎麦を食らいて腹は満ち
疲れては柱による
入浴香料・携帯ボトル
などいろいろ買い入れ
街 ....
辞書を誇る
吾は辞書を誇る
七冊の辞書を机上に並べ
喜ぶ
いつの日かこれらの辞書
自在に使い
わが使命を果たさん
辞書を誇るを
難ずる人あり
学を誇り、知識を偏愛すと
わ ....
一月の火曜の午後の夜八時わが子独り子生まれにけり
ソプラノの産声なりしその声の耳にしっかり覚えておりき
生れてより二歳三歳ともなれば家々訪ね共に歩きし
恋の流れ唄
こんな寂びれた
お店で
今夜も歌う
流れ唄
艶歌の歌手よ
昨日も今日も
歌うわ
流れに流れ
ぶきっちょな
バンドにあわせ
キャバレー・ナイト
男の
膝 ....
琴の音が朝空に響けよつまと行く路の木々のこずえにも
かおを剃り手を洗いたり古の琴の音きくに相応しくして
琴の音に似つかわしかりき部屋中に香の薫りを焚き染め
朝空に雲湧き満ちて清々し紅茶をつぎて聖書をよまむ
妻のこと考え々々2杯めの紅茶をすすりまた聖書読む
神の姿聖書の中に見出しては又読み続け今朝も又する
パラパラと雨の模様なる朝空に妻の車を見おくりにけり
あれこれと言い残しことし終えては己の業の英語学ばん
曲がりゆく車のなかのつま見えて心に涙ふとわきにけり
トキハ ススムさんの生田 稔さんおすすめリスト
(23)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
百貨店
-
生田 稔
短歌
1
12-6-11
山の喫茶店
-
生田 稔
短歌
5
12-4-24
_たまさかの昼
-
生田 稔
短歌
4*
12-2-11
うるわしき小間物店から
-
生田 稔
自由詩
10*
11-12-27
Get_up_,Boy.
-
生田 稔
自由詩
1
11-12-20
師走に
-
生田 稔
短歌
2
11-12-18
山道をゆく
-
生田 稔
短歌
10
11-11-28
秋風に
-
生田 稔
短歌
7*
11-9-12
午後の休憩
-
生田 稔
自由詩
5
11-5-31
薔薇の咲く家
-
生田 稔
自由詩
6
11-5-24
"ピッコロコ”
-
生田 稔
自由詩
3
11-5-1
春の空の下
-
生田 稔
自由詩
6
11-4-12
朝の心
-
生田 稔
短歌
3
11-3-16
新し世をのぞみて
-
生田 稔
短歌
4
11-2-18
ー冬日双詩ー
-
生田 稔
自由詩
10*
11-1-3
ドライブ旅行
-
生田 稔
短歌
5
11-1-2
京都の夕暮れ
-
生田 稔
自由詩
7*
10-12-23
辞書を誇る
-
生田 稔
自由詩
3
10-12-17
吾が子誕生
-
生田 稔
短歌
4
10-12-8
恋の流れ唄
-
生田 稔
自由詩
3*
10-12-7
朝琴
-
生田 稔
短歌
3
10-11-26
朝空
-
生田 稔
短歌
2
10-11-16
雨ふり
-
生田 稔
短歌
2
10-11-12
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