すべてのおすすめ
鍵が在り 嘘が在り
改められず
治ることなく
肉にくるまれ 鳴りつづく
くずりのけたわだちは
ひわたののどにねむる

ゆするとなのはなめに
もたれたこくげんのよ

つづらめざめしらかげ
あがないくうからきる
ジグザグジグザグ
ぶつかりながら
ジグザグジグザグ
みぎへひだりへ

止まらなければ、
どこへでも行ける。
革命はピンボール
現実はノイズ
空白はエピローグ
静寂はナイフ
ひとだまは火の玉
ことだまは木霊

ことだまにもひとだまにも姿はないけど
ひとだまには熱があるね

冷たいけれども
ほんのすこしぼうっと光る


ことだまには何があるかな
何かあ ....
存在のすべてを懸けて
赤ん坊が泣いている。
そのうたに、
誰もかなわない。
佇んで

どうしても 離れてゆかない 景色が

ひとつ
春の陽気は

あなたのひざの上

ほんのりと
夜まで
桜の木の下で
お花見をしている

とても
大きな
桜の木

風も
少し
吹いている
夜空に舞う
桜吹雪
「あなた」

あなたは歩み
わたしに残されたものは
ただの影法師


「ひみつ」

そっと、唱えてみた
遠い昔の
あなたとわたしだけの呪文


「ひとりぼっち」

時が ....
足の爪はミドリにぬれた 密林で

おとなの おんなの 睫毛が下がる
人がいる
そこにいる
しみじみ
しっとり
生きている

人がいる
今をいる
柔らかな光が
あまたを
包む





初出 FPOEM 2000.01.26
改訂
 ....
わたしとの境界線

それを引けないあなたは

自分をプロットできない
煙草消す

灰と葉と火の粉

ああ、地球

灰皿があおい
Tiger's tears drip on the spoon

小さじいっぱいの塩の海

Tiger's dears flop on the dish

小皿いっぱいの原生林

Ti ....
あの星はもう死んだという。

その知らせが今届いた

楽しげな絵葉書にのせて
燦々と降る光で

指を切った私には

流れ出す物など

何も無いのに
 
日記は忘れています
かつて
誰かの小鳥であったことを
目を瞑ると
まぶたの中で風景が裏返る
人は皆
空の切れ端でした
誰も知らないどこかの
小さな部屋で
歌わなくなったピアノに
ほこりが積もっています
鍵盤を叩けばまだ鳴るのに
音符はまだカエルになってないのに
歌を忘れてしまったのは
きっとわた ....
レモン水一口飲んでいる間に

地球が生まれ
消えていきました

桜がとてもきれいだったので
あなたに伝言を残そうと思いました
春が
わたしの中に入ると
増えます
やがて溢れ出して
玄関では靴が
遊びたそうにしています
あのビルは
誰の羽なのでしょうか
あんなに高くて
空に届かない
見上げるわたしたちは
いつまでも
一枚の写真でした
ことり ま菜さんの自由詩おすすめリスト(52)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ノート(嘘)- 木立 悟自由詩210-2-23
吹雪- 砂木自由詩4*10-2-20
ジグザグ- sh自由詩1*10-2-18
革命- sh自由詩4*10-2-18
ことり。- 海里自由詩210-2-17
_- sh自由詩7*10-2-11
bitter_sweet- ゆびのお ...自由詩210-2-11
ひざの上- 殿上 童自由詩4*10-2-9
桜吹雪- そよ風さ ...自由詩5*10-2-6
未練- 殿上 童自由詩11*10-2-3
生け花- 佐藤真夏自由詩2+*10-1-29
てのひら- 鵜飼千代 ...自由詩8*10-1-7
境界線- 殿上 童自由詩4*09-12-30
ああ、地球- 瑠王自由詩1*09-12-29
Tiger's_tears- 瑠王自由詩4*09-9-12
暑中見舞い- 佐藤伊織自由詩309-8-3
空洞- 徘徊メガ ...自由詩309-5-4
童話(日記)- たもつ自由詩2005-7-31
童話(歌)- たもつ自由詩1305-7-30
童話(伝言)- たもつ自由詩19*05-7-25
童話(春)- たもつ自由詩1604-7-17
童話(羽)- たもつ自由詩18*04-7-16

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