すべてのおすすめ
カーテンを閉ざしていても
朝の光が私を射しつらぬく
身体にまとわりつく夢の片々と
汗くさいパジャマを脱ぎ捨てよう
熱い味噌汁 炊き立てのご飯
納豆にはネギをたっぷりと
毎朝 ....
This is private
きみだけが判ってくれていた気がするけれど
それは錯覚だったかもしれない
きみはこんなところまで来なくていい
きみは温かい部屋で笑っているのが似合う ....
指にはさまれた紙片はガラスの破片のように鋭利に
あなたの皮膚を切っているらしかった
あなたの体液はきっとすこし酸っぱいのだろう
あなたの指を舐めている蛙は
横に広いはずの口を丸めている
....
赤ちゃんがあまり泣くから頭が痛くなってしまって
鎮痛剤を2錠飲んだのだけれど治らなくて
もう2錠飲んだらついうっかり眠ってしまったの
目をさますと 部屋中に片づけてない洗濯物
たっぷりウン ....
そら、なのか
から、なのか
どっちでもいいけど
「宙」と書いて「そら」と読ませるよりも
「空」と書いてなんと読むのかわからない
そんな曖昧さがわたしはすき
そら、だったのか ....
おれが人間味を失いはじめる
二日月の一日
おれは昼行性のホモ・サピエンスらしく
眠ろうと試みている
もうすぐ明け方になるらしい
九月なかば
エアコンのない部屋は
こんな時間にもまだま ....
降りてくる。
それは不意に、
エスカレーターで、それともエレベーターで、
あるいは手すりのない広い階段を。
鏡に映るわたしの姿が歪む。
墜落する軽気球。
わたしは呼ばれてい ....
私は知っていた
この部屋に積もる埃全てに意味があることを
皮膚をかきむしってもかきむしっても
私の皮膚がぽろぽろとこぼれるばかりで
わずかに血がにじむだけであることを
睡眠薬の眠りは決して
....
三十はとうに越したが
精神年齢がそれほどいってるかは疑わしい
とにかく子どもは二人ほどいる
「ほど」の部分に何があったかは想像に任せる
下腹はよれたTシャツを膨らませ
ジーンズはさっき下の子 ....
最後の夜なんだからどうせなら
もっといい男と過ごしたかったよと言うと
そりゃ俺も同感だもっといい女がよかったよと
答えたその男をみると
なぜかそいつは夫でも昔の恋人でもなく
遠い昔に仲がよか ....
1 夜の庭で
白い米を
黒ずんだ木の升で三合量る
最初のとぎ水は
庭に撒く
立秋を過ぎたので
コオロギが鳴いていて
いるか座が光っていて
だから私はしばらく庭にいた
....
(1)
高校生のとき、
まだJRが国鉄だった時代、
三十日間三十万円日本一周鉄道の旅を計画した。
青春18切符があれば、不可能事ではなかった、
東京を通過しないとどこにも行けない関東圏、 ....
批評だ批評だ批評が必要だとネットで吠え続けて、おそらく数年になる。私自身は、地方同人詩誌での合評会や蘭の会内部でのわずかな批評と、詩集そのものに対するいくつかの批評をのぞき、自分の作品に長文の批評をネ ....
家にある薬箱のなかの服用薬を全部飲んでしまったことがある。19のときだ。頭痛薬からキャベジンから風邪薬から、とにかく服用薬は全部飲んだが、水虫の薬など外用薬は飲まなかった。死にたくはなかったのだと、思 ....
本当のことを言いましょうか。たまには、ね。
私が本当の本当に愛しているものは、ひとつの作品ではなく、ひとりの詩人ではなく、私自身ですらなく、詩そのもの。私という小さな詩人と、私という小さな詩人が ....
いま、右手首がひじょーに痛い。うちの飼い猫の血膿をふきとろうとしたら、ズタズタに深くひっかかれた。場所が場所だし、猫の爪は鋭くてカミソリみたいなものだから、自分で見てもリスカの傷に見える。おもしろがっ ....
私が人様にはじめて認められた文章は、詩ではなく評論であった。それは静岡県民文学祭で芸術祭賞を受賞した。今の私からみると暴論みたいなところもあるし、古くなっているところもあるし、そもそも「評論」と名乗っ ....
報道ステーションを見ていたら、イラクで誘拐監禁された三人のうち二人が記者会見に応じていた。という書き出しだとニューススレに書けこのやろーと言われるかもしれないが、私はニュースの話をしたいわけではない。 ....
四二.一九五キロをみな包丁持て走る (摂津幸彦)
俳句は怖い。恐ろしい。どのくらい恐ろしいかって、「俳句」というキーワードでぐぐってみたらいい。いくつひっかかると思う。どれだけのひとが、どれだけ ....
赤く青く黄いろく黒く戦死せり (渡辺白泉)
なんだかだんだん非ジョーシキでなくなってきた「俳句の非ジョーシキ具体例」、今度は時事ネタである。それも茶化すわけにはいかないたぐいの時事ネタである。 ....
ローソクもつてみんなはなれてゆきむほん (阿部完市)
このひとは現役ばりばり俳人で、ネットで検索するとたくさん句を読むことができるので、探して読んでみてほしい。普通の有季定型俳句も書く人なのだけ ....
母を脱ぐ
血を浴びて
いまだ名もなし (高柳重信)
すでに忘れられたとおぼしき「俳句の非ジョーシキ具体例」シリーズ、まだ終わってはいない。天災のごとく忘れたころ(実を言えば他のネタが尽 ....
以下は、9.11テロがあった年の10月10日にギルドに掲載したものです。
数千人死んだテロ、ひでえ話だとは思いますよ。でも、なぜ今さらそれだけを? アメリカがどこぞにぶちこんだ劣化ウラン弾を ....
今日は早朝バイトがないけれどまだ起きている。テレビではもうイラクの三人の人質について報道しているのだろうか、いや、まだ報道しているんだろうか。テレビを見る気がしないのでわからない。わからないけどたぶん ....
海岸沿いに露出した三十年まえのゴミ山のうえ
新しい嘆きがそっくりひとつ捨ててあった
壊れた自転車
割れたブラウン管
骨の折れた傘
骨折り損のくたびれ儲け
破れた心臓
そんなもののうえに
....
少年や六十年後の春の如し (永田耕衣)
加藤郁乎と同じくらいに、このひと永田耕衣もすごいおひとなのであった。加藤郁乎に比べるとかたちが非常に整っているので一見まともな印象を受けるが、上記引用の俳 ....
遺書にして艶文、王位継承その他無し (加藤郁乎)
どこが俳句なんだと悩まないように。作者が俳句と言やそれは間違いなく俳句なのだ。加藤郁乎は、この手のすごい俳句をものす私の大好きな俳人の一人。彼の ....
このシリーズは「俳句の非ジョーシキ」であって「俳句のジョーシキ」ではない。勘違いしてる向きがあるとびみょーになんだから、念のため。
さて、ジョーシキを蹴飛ばす前にジョーシキを認識しておけというこ ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=8106
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=8192
http://po-m. ....
ええと、俳句結社に入っていたり、俳句について勉強していたりする人は読まなくていいです。あくまで初心者向き、老婆心のお節介的文章。あのねそこのひと、ベテランは読まなくていいんですってば!
(ここよ ....
窪ワタルさんの佐々宝砂さんおすすめリスト
(110)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
朝の言葉
-
佐々宝砂
自由詩
3
04-10-26
プライヴェート・エンド
-
佐々宝砂
自由詩
5*
04-10-18
狐座リング状星雲のあなたへ
-
佐々宝砂
自由詩
7*
04-10-15
いと
-
佐々宝砂
自由詩
3*
04-10-15
わたしがシャンブロウだったとき
-
佐々宝砂
自由詩
16
04-10-15
夜風に吠える
-
佐々宝砂
自由詩
4
04-9-15
シャマンの唄
-
佐々宝砂
自由詩
5*
04-9-1
Shaman's_Love_Song_2
-
佐々宝砂
自由詩
3
04-8-31
午後の喫煙
-
佐々宝砂
自由詩
6*
04-8-26
歓喜の海
-
佐々宝砂
自由詩
1
04-8-21
単純な喜びについての単純な唄
-
佐々宝砂
自由詩
9
04-8-14
停車場
-
佐々宝砂
自由詩
12
04-6-16
やりたいことがあるんです
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
30+*
04-5-20
自己を愛するための
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
14
04-5-18
危険な話
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
10
04-5-13
外に出て行くためのリスカ
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
28*
04-5-11
批評という暴力的愛情表現
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
22
04-5-8
ベロ出しチョンマに投げキスを
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
10*
04-5-1
俳句の非ジョーシキ具体例6
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
6
04-4-25
俳句の非ジョーシキ具体例5
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
10
04-4-19
俳句の非ジョーシキ具体例4
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
7*
04-4-16
俳句の非ジョーシキ具体例3
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
13*
04-4-13
テロと戦争について(再録)
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
9*
04-4-9
今日はきっと頭が痛い
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
8*
04-4-9
寝付けない理由
-
佐々宝砂
自由詩
17*
04-3-23
俳句の非ジョーシキ具体例2
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
7
04-3-13
俳句の非ジョーシキ具体例
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
8
04-3-13
その2俳句の非ジョーシキ
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
10
04-3-10
最終レレレのレッ!(付、遠州方言)
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
5*
04-3-10
俳句の非ジョーシキ
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
15*
04-3-8
1
2
3
4
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