すべてのおすすめ
「悩んでいます」という場所の
奇妙な安定感 
むさぼる後ろ向きの安逸
それらに苛立つ
しかしそれははじまり
冷たい風がふく
ゆっくり歩いている
スタンバイする
内観する
飛行へ

 ....
その日も、少年(予定)は、間違えた言葉をそのままに口にする
変換の仕方も削除の方法も、最後には気付けないことばかりなので
いつまでも、「あ」と「い」が上手く発音できない
それでもいいか、なんて思 ....
長かった戦争も終わり
とばっちりをくった君の街でも
ようやくガス管の再整備が終わったらしいと
遠くの街のテレビから流れる異国の言葉を耳にして
何故涙を流しているのか
自分でもよくわからない
 ....
鉄柵に囲われた駐車場
夜の水溜まりより黒い わだかまり
うごめい たようだ 眉根しかめ眼を
夜より黒い水溜まり よりもっと
濁りまじる ぬらり 猫背のましら
互い気づかれ アスファル ....
蜂が蜜を集めている
花に頭をつっこんで
こんなちいさな生き物でも
死ぬことがあるなんて

レモンの香りが漂っている
あれを持っていたのはだいぶ前なのに
刺すように つんざくように
顔の ....
叶いっこないと言いきかされて育った期待が破れんばかりの心臓をおさえつけ
明滅する。おまえなんかいないほうがいいのだと言い聞かせて育てた期待が、
かじりつこうとしている一〇〇〇円ばかりの分け ....
(何ひとつ書くことはない)
あなたの存在そのものが
詩であり 世界であるからだ

鰐が天井にはりついて僕等を見下ろしている

それもまた
ひとつの世界だ

あなたは僕の父親と同じ歳で ....
  皮膚という薄皮の中に
  なまあたたかい
  生がある
  そう思いこんでいる

骨にまとわりつく体を
巡っていく流れに
生がある
そう思いこんでいる

  あなたとつない ....
おまえがほんとうのことを口走る度に
鳥の翼から羽毛がぬけ落ちる
世界はやせ細り 目に見えるものすべてが
絵に描かれたものとして溶けてゆく
たとえば可哀相な妹が
人に知られぬ速度で後退する時
 ....
質に入れたはずの女房が
ある日ひょっこり帰ってきた
質流れでもしたのだろうか
おかえりというと
ただいまもいわず
お茶だけ
のひとことで
台所に立ちお湯をわかしはじめる
そのうしろすが ....
テレビショッピング司会者すべてのTシャツ
サイズは誰であろうと完全にエスで
月夜のアスファルトに彼ら彼女らの
適当な肉片を放置する。

太陽と借金で放熱するスライム牙
想像のみの中 ....
朝になると
静かにそれを繰り返す屋根の波を
勝手に世界と呼んでいた
語る言葉はどこかに置き忘れて
少し笑う背中で世界に潜り込んでいく

息を吸えば吸うほど
体は軽くなっていくはずで
両 ....
お父さんにじゅうりんされて
きもちいいとおもったことが
いちどでもあるこどもたちが
おとなになって かいた詩が
ポエムから追放されて
どこにも国がない


戦車をのりもののようにのりこ ....
粘膜が溶けるほど喉が乾くから
水が細胞に染み渡る音が聞こえる

心痛み眠れない12夜があってこそ
朝の光の中で微笑むことができる

美しいト音記号が
悲しそうなヘ音記号の上に成り立つよう ....
私は海になる
ただひとり あなたのために私は
自分を分解して個体の部分をすべてぬき取り
液体だけで構成された海になる
父になることしか出来ない性の宿命
それでもかまわず
私は母のような海に ....
ラーメン屋のカウンターで
長い廊下にぐるぐる巻きにされる
あなたも厨房で
ぐるぐる巻きにされている
狭いお店のいったいどこに
こんなに長い廊下があったのだろう
聞けばあなたはこのお店の店長 ....
(当時のニュースを聞きながら)

昭和天皇! ヒロヒト天皇!
とうとうお亡くなりなのですね
僕はあなたが 笑顔のような
そうでないような顔で
手を振っているお姿しか見たことが無い

 ....
落ち葉の鳴る、崩れ落ちる音
誰も妨げないテトラポッド
景色、静かな君を当たり前に思って
空に手を向けて
朝、誰もいない道に目を閉じて歩く


歌を歌えない
と気付いたのはいつだっただろ ....
ダッシュボードに置かれた
紙コップ入りのハ―ブ・ティ―
香ばしい湯気がフロントガラスを照らし
ホログラムの金魚のように泳ぎ出す


 「ミントのカナシミ」


透明な犬が、僕の見えな ....
青い空

空と大地の狭間に風が舞い
生まれた言葉たちが
透き通った身体で浮遊する
指の先で感情と水蒸気のバランスを測り
言葉の記録簿に記していく

黒い雲

心の急激な気圧変化に
 ....
朝日新聞が降りそそいでくる夕べに
お茶をのもうとして
ぼくは
お茶がないことに
気づいて
原稿をおいて
タバコすった
今日は
出かけなかったんだ
朝から

そうして弱火で ....
ポッカリからりと晴れた日に
ぼくらは浜辺に横たわり
あなたはぼくの胸に聴診器をあてて
―ふむ 聞こえませんね
などと呟いて
いきなり後ろ手に持っていたハンマーを
胸に目掛けて振 ....
家屋は言葉のように
優しく朽ち果てていた
時間があればそこかしこで
両親は笑顔を絶やさなかった
幸せな玄関ホール
その壁には今でも
兄と私の指紋が残されていて
静かに機械の匂いが ....
一、

せんせい、と
あたしの声が響くたび
澄んだ空気が
ゆらり
あでやかに揺れる
それに気付いて
目の奥のどうようを
れいせいな
おとなのまなざしで
隠すひと

その距離は ....
霧雨のなかを
朝ぬすびとは帰る
愛するひとのもとへ
かれこれ三日もなにも
食べさせてあげることができない
ついできごころで
ぬすんだほしを
返してしまったせいだ
俺のこころも
俺のゆ ....
あのころ
とても好きだったのは
Mと云うおさない綺麗なひとで
ピアノを弾くひとでした
むきだしのあしををちいさいおとこのこども
のように
黒い椅子のうえで揺らして居たのを覚えて居る
重い ....
人と争うように働いて
話す気にもなれず
押し黙ったまま一日を終える

仕事帰りの公園のベンチ
あたたかいゆげで慰めてくれる
たこ焼を食べていると
目の前の通りを
なかなか客に呼び止めら ....
目の前のものが見えなくなって
アリジゴクの誘惑に身を委ね
家電量販店ではカードが飛び交う

もう何もいらないよ
暗闇の中に階段が見えるよ
ふと、いらなくなって
降りてゆけばいい

バ ....


にいちゃん
わたしな
どこへもいけへんねん
うばすてやまにすてられたみたいや
ほんよんでるだけやねん
夕暮れ
わたしは掃除しながら
聞いていて

そんな今 むかし
 ....
はじまりのない海は、飽くことなく月光を滅ぼし続けた。海の窓はいつでも閉ざされていて、裂き傷のようなものが表面をいろどるだけだ。海の上では乾いた街の幻影が旋転していて、槍のような水柱を呼ぶ。街は律動する ....
窪ワタルさんの自由詩おすすめリスト(426)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
飛行- 石川和広自由詩8*06-3-29
少年予定- 霜天自由詩4506-3-29
同じ空の下で- いとう自由詩17*06-3-17
猿精- 田代深子自由詩906-2-19
暖春- 若原光彦自由詩406-2-8
おけら街道- 田代深子自由詩6*06-2-5
鰐と谷川俊太郎- 岡部淳太 ...自由詩5*06-1-15
誰か、ささやけ- たりぽん ...自由詩1305-12-22
世界の別名- 岡部淳太 ...自由詩33*05-12-19
春の人工衛星- ZUZU自由詩21+05-12-17
命を乱暴に触る映像は金か洋服を積み上げる- 瓜田タカ ...自由詩205-12-3
背中から零れていくように- 霜天自由詩10+05-12-3
ポエムの国- モリマサ ...自由詩28+*05-12-1
シンメトリックな世界- むらさき自由詩2*05-11-30
海になる- 岡部淳太 ...自由詩10*05-11-25
ぐるぐる- たもつ自由詩705-11-25
昭和天皇崩御- 紀ノ川つ ...自由詩10+05-11-23
空の一片、届かないノック- 霜天自由詩1105-11-23
『Lyrical-chips』- 川村 透自由詩605-11-22
「手のひらで風呑む人」- shu自由詩405-11-18
出かけなかったんだ- 石川和広自由詩5*05-11-16
「象牙の太陽」- shu自由詩1305-11-16
優しい機械- たもつ自由詩3105-11-14
少女舞台- かや自由詩13*05-11-14
朝、ぬすびとは- ZUZU自由詩805-11-9
夏の朝ははやばやと起きて- なを自由詩605-11-9
白いゆげ- 服部 剛自由詩23*05-11-1
ふと、いらなくなる- チアーヌ自由詩905-11-1
かなしい帝國- 石川和広自由詩11*05-10-31
- 葉leaf自由詩10*05-10-28

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