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濁った夕日のあとに
煤たなびく夜明けが来るとしても
真昼の青空を信じて歩き出そう
君が遠くで見ているのなら
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枯れ干からびた夏のあと
どしゃ降りの秋が続いても
....
砂浜に続く小さな花に
潮風が囁けば
あの日の
僕らのはしゃぐ声が
遠く、
残響していて
ふいに、
よせる波が
すべてを打ち消した
....
風をひとにぎり
テーブルに集めて
太陽のひとかけらを
ポットにそそぐような
やわらかな
白い花を添えて
そうして
優しく
わらうのです
しあわせは
こんな場所にあると
私は思 ....
ハートがいっぱいで
あなたへの想いが
わからなくなりました。
あなたからの想いも
わからなくなって。
すっきり整理したくて、
でもそれも虚しくて。
それでも
明日を迎えるために
きちんと整理し ....
今日と同じ空はなくて。
明日の空が綺麗とは限らない。
それなら、今日の空。
見とれていよう。
いつまでも。
なんて残酷なんだろうぼくは
なんて卑怯なんだろうきみは
これが最後のディナー
何十回もした
ふたりきりの食事
締めくくりのデザート
サヨナラを言わなきゃいけないぼく
サヨナラを待っているきみ ....
コンビニに
止まった
大きなトラックから
油が滴り落ちて
なんてきれいなんだろと
一瞬立ち止まる
けれど
美しき虹も
結局は自然破壊でしかなくて
見惚れた自分に
苛立ちを感じる
この
とめどな ....
法則をさがしていた
こどものころから
法則にはめがなかった
絶妙なバランス
不自由なくらい
自由なバランス
法則をさがしていた
こどものころから
法則にはめがなかった
父とケンカしてから
もう 2ヶ月近く 口をきいていない
2ヶ月前は母に
「今年の"父の日"と"父の誕生日"は なんもせーへんからな!」
と言っていたのに
あるケーキ店のホームページで
たまたま見 ....
ミントがずいぶん
大きく育ったね
前進するのが
たいへんそうだね
前足で
ズンズン
なぎ倒して進め
みんなに忘れられ
でも咲いている
ひとりぼっちの
青いムスカリ
小さいけれど
顔をあげ
通り過ぎる君に
話しかける
ぼくはここにいるよ
春がやってきたよ
暗鬱とした暗い部屋に
一人ぼっち
とどのつまり
忘れ置かれた
私自身
青タンつくって
黒いマスカラ涙流して
あなたからも置いて行かれた
白い壁紙
食卓に活けられた、かわいらしい花も
もは ....
小鳥に食べられるのは
ちょっと恐い
でも
小鳥と一緒に
うんと遠くに行ける
そこで僕は
新しい芽を出す
爆発しそうなココロ。
同じココロ。
空を
見上げる
君が
振り向く
微笑む
僕と君だけの空
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