過呼吸
しいこ。



暗鬱とした暗い部屋に
一人ぼっち
とどのつまり
忘れ置かれた
私自身

青タンつくって
黒いマスカラ涙流して
あなたからも置いて行かれた

白い壁紙
食卓に活けられた、かわいらしい花も
もはや
白々しく
見上げたら空々しい

私は絵空事
呟いた
懐かしい流行りウタ

白いドレスは
銀色の指輪は
多分
白昼夢

十字架はやはり
とある者の張り付け処刑台

それを誤解した
私は哀れだね

三々九度も
気がつくと
帯で苦しい
盃(サカズキ)が教えたのは
生活というリアル


あなたにとって私は
足枷でしたか?
それなら『約束』なんて無ければ
あなたは自由でしたね

主にも神にも怨みはないが
あの人の魂がもどるなら返して。

返していただきたい



世を憂いたとて
あなたを
抹殺したとて
この虚しさは消えぬもの

私が逃げたい
あなただけにしか
注げぬ愛にもにた熱いもの
そこから

息ができない
生きているのに?


携帯写真+詩 過呼吸 Copyright しいこ。 2007-01-21 17:10:01
notebook Home 戻る