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僕らはさみしい子供だから
間違いだらけの夜更けの中で
雨の音を聴いている

最近雨が好きになったのだと
君は言う

明日も雨が降ればいいねと
僕は言う

壊れたテレビを何度でも
 ....
最近《なんとなく猫》がよくウチに来る

なんとなく猫は一匹ではなくて
その日によって違う

茶色もいれば黒も白もいるし
大きいのもいればまだ子猫なのもいる

なんとなく猫は何となくウチ ....
 
私はとても小さいので
海を見れば
海でいっぱいになってしまう


私はとても小さいので
空を見れば
空でいっぱいになってしまう


私はとても小さいので
風を匂えば
風で ....
かなしみたちがあつまって
ぼくのまわりをぐるぐるまわる


ぼくはなるべくとおくをみて
だけどこきゅうがあさくなる



よろこびたちがあつまって
ぼくのたましいをふくらませる
 ....
くちぶえがきこえた

まだうまくはしれない
こいぬのよこで


のんびりはしれ
ってうたってた



くちぶえがきこえた

やくそくをわすれた
おもいでのかいだんで ....
きみがしあわせかなんて
ぼくはわかんない

なんかいわらっても
それはそれかも
しれないし


きみがしあわせかなんて
きみにもわかんない

ゆめのいいとこで
めがさめたり ....
遠い世界のてのひらで
君は自由と笑う


熱を逃がさないように
風に切られないように

この世界の足元に
君はそろりと帰る


次の予告もしないまま
無駄な言葉を恥じた ....
この真夜中の
この静けさに

チラチラと
狂気は降って


闇の秒の遅さと
生の流れの速さに
僕は怯える


明かりを付け
異国の古い
映画に紛れながらも


こ ....
僕らは
月を見上げる

僕らは
月を見つめる

僕らは
月に惹かれる


だけど少し
その月は明るすぎる


涸れた海も
歪んだ丘も
ここからは見えない
 ....
あなたが
そらに
うたったうたは


かぜのなかに
あめのなかに
ひかりのなかに
ふくまれて


わたしのうえに
ふりました


どこにいたって
だれといた ....
零れ夜の
ざわめき

ほっと
息をする

倦怠たちの
集い

さよなら街よ
さよなら時よ

僕はもう
眠ります

ただ
眠ります

夏の陰に
満ちる空に逢おう
欠けたままの自身で


雨や雲や雪や風の子供として
ボクは歩き歌い眠る


隠すものも
隠されるものもなく


ボクは今宵も
欠けたまま

満ちる

 ....
     ▲
    そして
   どこまでも
  群青の闇を往く
  魚のあとを追い
 かつての白い肌は
 鈍く焼けてしまった

  水の角を曲がり
  更に水を下る
  ....
 沈黙の闇に寝そべり

 ああ此処も

 宇宙のどこかと

 耳を澄ませる
千月 話子さんの松本 涼さんおすすめリスト(14)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
さみしい子供- 松本 涼自由詩1607-4-9
なんとなく猫- 松本 涼自由詩12*06-3-14
私はとても小さいので- 松本 涼自由詩114+*06-1-2
きまぐれ- 松本 涼自由詩7*05-5-2
くちぶえ- 松本 涼自由詩14*04-11-25
しあわせ- 松本 涼自由詩5*04-9-20
歩道橋- 松本 涼自由詩4*04-8-13
真夜中- 松本 涼自由詩8*04-8-9
- 松本 涼自由詩3*04-7-27
そらうた- 松本 涼自由詩5*04-7-27
こぼれよ- 松本 涼自由詩4*04-7-17
ミチル- 松本 涼自由詩8*04-6-28
五感- 松本 涼自由詩11*04-6-27
沈黙- 松本 涼短歌11*04-6-5

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