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歩道の縁石に
繭のように座り込んで
きみは
つぎの言葉を待っていた
つぎの言葉など
もう
ないというのに


プラチナブロンドの
髪に
ピースマ ....
空耳か
外を行く誰かの声か
妙に近い場所で
聞こえてくる誰かの声
聞き取れず
無視できない
例えるなら
かすり傷の
痛みのような
その声…


 ....
昨日目覚めたときのどうしようもない霞みをロックンロールのグルーブで撹拌して、どうやらおれはこのたびも中途半端に生存者の岸に立っていられるようだ、サカリのついた野良猫のどうしようもないきんたまが二度 .... だれかがおれを殺そうとするから
おれは必死でそっちのほうへ鉈を振り下ろす
血しぶきを上げてたおれる顔は
おれの知ってる顔であったりなかったりする
表通りで悲鳴が聞こえたこと ....
このぼくのこころは
このぼくの鼓動は
このぼくの興奮は
このぼくの足跡は
衝動は
焦燥は
終焉は
再生は


あたらしい言葉を
燃やせば
古い皮質が ....
無作為過ぎる
光線の向こう
落ちた椿と
濡れた路面


道路わきのドライフラワー
いくつかのスナック
そこに佇んでいるのは
たぶん年端もいかない子
 ....
傷を隠したような
雨の後の夜空
走り去ったバスと
針のように深く
胸を突き抜けた言葉


傘を閉じた人たちの
話声は弾んで
バス停に残された
僕はいつまでも ....
不完全なレイトショー
二連敗の前座ボーイ
条件付きのペントハウス
高慢ちきな御令嬢


メトロポリスの重大過失
ワルプルギスの夜の情事
ガダルカナルの島の遺骨
ペテル ....
脾臓に隠れたものが一番正直な感情だ、駱駝色の夢が見たくもない動機を浮き彫りにするころ、短いうわ言の隙間に考えてはならない衝動が見え隠れする。有無は問わず。亡霊的な位置に甘んじている .... 死期に近づく夜がある、のさばって、蔓のように
暗闇に絡まるわが身を夢想しながら
古い漆喰の壁がこぼれる音を耳にするような夜が
チェコスロバキアで小型旅客機が墜落して日本人旅行 ....
朽ちた共同住宅の
一室に忍び込んで
凍えながら
急ぎ足の雲を眺めた
夕暮れのせいで
躍起になってるみたいに見えた
どんなことをして大人になった
どんなことをして大人になった? ....
曖昧な空間に出来た亀裂の中に身体を溶かして連続する呼吸はまるで推敲の足りない台本の様に不規則だ、何を言っているのかまるで聞き取れないスピーカーの音量に辟易しながら広告をやり過ごす様な時間ば .... きみは眠りすらうしなって
エイギュイユ・クルーズの亡霊たちのさなか
みみもとできこえる音に名前をつけようとして
自分の大切なものの名前をわすれる




密度の ....
「君は自分の脳漿をデザインするんだ」と68歳のミック・ジャガーが新しいチームと共にずっと俺に話しかけている。月曜日の覚醒は雨。追悼の様なぽつぽつとした雨だ。午後に一度上がると思ったのに .... 苔生した石の階段を滑らないように注意しながら、八月の名残にべっとりと濡れた九月初旬の山道を僕らは登り続けていた。装着して三ヶ月になる義足の感触にも君はずいぶん慣れてきたみたいで、隙を見つけては .... オーブンレンジが
動くときに聞こえる音に似たうねり
楕円的な渦巻きの軌道
高いところから落ちて破損した
もう聴くことのないCDとそのケースみたいな一日


テレビの ....
書かなければいけない、と決められたことには
ギリギリまで、おれは、手を着けることはしない
いよいよ時間がなくなって、おまけに
だらしないあくびが出る頃になって、ようやく、手 ....
死んだプラネタリウムのそばの
かろうじて灯る街灯の下で
指と指をからませあった
身を切るような12月だった


旅自宅の途中で
こっそりと抜け出してきた
き ....
もう生きるのも飽いた
そんな言葉が
マジシャンの剣のように
おれという人間の
人生の箱の外から
何度か差し込まれる
不思議なほどに
致命傷は避けて
まるで生身の ....
精神の欠片の中に迷い込んだ羽虫が悪いものを喰って死んだ、そいつの死骸がだんだんと腐って嫌な臭いをそこらに立ち上らせ…朝を二度迎えた後でなにもなかったみたいにそれは消えた
臭い ....
ゴースト(無月野青馬)さんのホロウ・シカエルボクさんおすすめリスト(50)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏の夜- ホロウ・ ...自由詩5*12-7-21
樹海の夜- ホロウ・ ...自由詩4*12-7-10
目の前で起こる亡霊のダンシングはみんな過去のこと(月曜の深夜 ...- ホロウ・ ...自由詩1*12-7-3
スティル・ライフ- ホロウ・ ...自由詩3*12-6-28
生きてるかぎり書けるもの- ホロウ・ ...自由詩9+*12-5-14
閉まるドアと開くドア- ホロウ・ ...自由詩6*12-5-5
But_Not_For_Me- ホロウ・ ...自由詩4*12-5-3
弔う妄想- ホロウ・ ...自由詩6*12-4-24
連続する増幅、扁桃腺の様な幻- ホロウ・ ...自由詩4*12-4-7
死期に近づく夜- ホロウ・ ...自由詩4*12-1-15
どんなことをして大人になった?- ホロウ・ ...自由詩8*12-1-10
世界にはどうしてこんなにたくさんの音が溢れているのだろう- ホロウ・ ...自由詩4*11-11-5
あたたかい亡霊たちのカンバス- ホロウ・ ...自由詩5*11-10-14
I_CAN'T_TAKE_IT_NO_MORE- ホロウ・ ...自由詩2*11-9-26
そして君はもしかしたら鳥になるつもりなんだ- ホロウ・ ...自由詩3*11-9-5
そしてあらゆるものが過ぎ去ったあとを- ホロウ・ ...自由詩3*11-8-28
書かなければいけない、ということについては- ホロウ・ ...自由詩4*11-8-15
闇の向こう- ホロウ・ ...自由詩2*11-5-17
artery_and_vein- ホロウ・ ...自由詩2*11-4-9
混濁する変質のミックス、鼓膜を欠く蛇の剥き身からの血液の模様- ホロウ・ ...自由詩1*09-9-23

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