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冬景色 北国生まれじゃないけれど懐かしいわぁ今日は湯豆腐

かつをぶし削って薫る郷愁は年経るごとに熟成します

水仙をたどれば春はつながるよ ふるさとの土 温かい風

手作りの竹馬結局乗れ ....
  チョキチョキと切り抜いたのは嘘泣きです天使の羽と切れないハサミ

   
  足の裏さみしい沼を飼っている思い出喰らい泣いては縮む


  夜が降るきのうも降った今夜もね、 ....
一生で1番君を笑わせる男が僕でありますように そらを飛んだ夢を見た
僕は足のない回転木馬

南京錠を閉め忘れたまま
春の沙漠を放浪している

木の芽の匂い持ち歩くための
ポケットのある素敵な上着

おたまじゃくしを捕まえたら
 ....
君となら濡れてゆきたい夜だから折り畳み傘眠らせたまま     風見鶏、青磁のそらにはばたけば南へ向かいひたすらに飛ぶ


    あいうえおあなたにどれを贈ろうか曲がりくねったひらがな愛し


    過ぎてゆく明日が今日を追い越 ....
炎上の言葉 丹念に裏返す さては優等生だなオマエ


教室で空気読んでたガキどもが 魔女狩り観戦に未来を支払う


明日までの宿題きいて 親切な答えを嘲笑う 勉強ごっこ


 ....
焼き芋の包まれている新聞紙かすかなインクの匂いも食す

くくられた新聞紙の椅子の上あごひげという名の猫がくつろぐ

ちぎられて水にひたさればらまかまれほこりにまみれて新聞紙逝く

世の中の ....
松の木に敬礼を(ぼくにちからを)灯台守にコーンスープを

気の毒なひと、といわれて気の毒なひとであったと知る十二月

もうみずに変わるまぎわの雪片をしんしんと抱く窓になりたい

掃除機 ....
耳鳴りよとおい世界の渦巻よ花降りやまぬ春は まだか

吐瀉物もわたしだったということを忘れてしまいそうになる朝だ

動脈のあたりに鴫がたっていて今年最後の日曜日、はれ

ひとつずつやりたい ....
君という物語の1ページ目の男を消して俺で埋めたい 君は舟でわたしの岸に逢いにくる瞳のおくの蒼いみずうみ


思いだけが{ルビ水脈=みお}引いてゆく水の上恋すればただ紅葉はあかく


言葉さえさらわれてゆく風の街耳から耳へささやかれつつ
 ....
哀しみに悲しみをブレンドして正解とする 許しがたい癖


安酒の孤独とマクドのミルクを注ぐ珈琲 ここだけの華


禍と無力に囲まれ 飲んだ珈琲 信じてたものを確かめる作業

 ....
 木枯らしがいろどり集めさらいます頬を伝うは無色な涙


 秋だから人恋しくて鍋に浮く豆腐のようにゆらいで誘う


 街中をクレヨンで塗り準備する赤もいいけどここは黄色で


 ....
しなしななのに なんという瑞々しさよ 冬のほうれん草 おひたしの濃緑よ
小林螢太さんの短歌おすすめリスト(45)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
郷愁- そらの珊 ...短歌12*14-2-6
かなしいほどに- 石田とわ短歌13*14-2-5
一生で1番君を笑わせる男が僕でありますように- 北大路京 ...短歌814-2-3
春の回転木馬- 梅昆布茶短歌1214-1-21
君となら濡れてゆきたい夜だから折り畳み傘眠らせたまま- 北大路京 ...短歌814-1-19
ひたすら- 石田とわ短歌15*14-1-14
バカッター- 深水遊脚短歌3*14-1-11
新聞紙- そらの珊 ...短歌1314-1-10
十二月- 魚住蓮奈短歌5*14-1-6
2013→2014- 魚住蓮奈短歌11*14-1-4
君という物語の1ページ目の男を消して俺で埋めたい- 北大路京 ...短歌913-12-18
岸辺にて- 石瀬琳々短歌4*13-12-12
クリスマスブレンド- 深水遊脚短歌9*13-12-8
アイスクリームな夜- 石田とわ短歌16*13-11-30
しなしな(自由律)- そらの珊 ...短歌9*13-11-20

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