父さんはニ層式洗濯機の中で
ぐるぐる洗われている
家族みんなに
臭いって言われるから
姉さんは乾燥機の中で
父さんと同じように
だけどひっそりと回っている
好きな ....
遮光レンズ越しの
淡い背景が
拡散する持ち時間を
しばし彩る
グラデュエーション
緑色のかみ人形の林立に
研ぎ澄まされた
ペーパーナイフの
握り締めた刃先の赤
指の間の憂鬱な黒い ....
やっぱり戦争は
起こらなかった
歌いつくした歌手の
少し疲れた喉が
歌を歌っている
午前3時を過ぎた頃
すっかりと時代は
変わってしまった
アスファルトが
材質を取替えら ....
新しい芸術とは、本来、違和感が伴うものだ、なぜなら、私たちが、見慣れている既成のものから、逸脱している部分が作品上、多分に見られるからだ。それを言葉にすれば、欠損および不足、過剰、単調、複雑、奇妙な美 ....
若い女性に人気があるクレープを
男子高校生たちは売ろうと決意した
クレープは売る前に
クレープは包むものだ
経営観は強気の攻め一本
結果については勝つか負けるか
の二分法
若気の ....
mean meanと蝉がぼくを詰っている
いじわるなぼくは
アスファルトにおちているつよい水性の日差しをひろってたべる
夏というのは架空とおもう
ふとてのひらをすかしてみると
うすい水か ....
どこかへ詩を読みに行ってつまらなかった。なんて当たり前すぎることで、そういうのをいちいちクサすのはもうやめにしよう。っと20歳のときぐらいにおもった。残念な詩に遭遇するなんてことは、もう、夏があついぐ ....
公園でタバコをくゆらせていると
大胆不敵な白いヤツがやってくる
ニャンと甘えた声で
*平成22年3月 詩集「十二色入り」より
ゆく道の車の窓に
雲を光らせ 幟旗を押し立てて
見知らぬ男たちが手を振る
起きぬけの笑顔で
すぼめて垂らした傘の先を
水たまりに映して
参議院選挙の投票に行く
昨日死んだ紺の背広 ....
紙面に筆を入れることで、そこは詩の場所になる。
その場所から立ち現れる言葉を、詩人は「詩」として掴もうとする。
書かれた言葉から「街」という「詩」の、(こういって良ければ)「意味」までに登らな ....
あるきっかけがあり、「詩集を自費出版しよう」と思い立ちました。
今後どなたかが詩集を作る際に、何か参考になったらいいなと思います。
詩集を作る時にはまず何をするかと言いますと、
・詩集の ....
ある日、詩集を作ろうと思い立ちました。動機は単純で、同人の方がほとんど詩集を出していてうらやましいのと、書き始めて6年くらいたったので、区切りとして出してみたい。ということなどです。
以下、日記風に ....
最近、古月さんに樋口由紀子さんという方の川柳の本を教えていただき、すごいのでびっくりして、川柳のことをちょっと学びました。古月さんの書かれた「【批評祭参加作品】ひろげた本のかたち(佐藤みさ子)」htt ....
どうも!ショートレビューをかいてる者です。
このあいだ用事のついでに新宿へ寄って文月さんの詩集を買ってきました。
「適切な世界の適切ならざる私」は、文月悠光さんの中原中也賞受賞作です。
せっ ....
批評祭の貝吹明さんというひとの投稿文がおもしろかったのですが、
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=201246 【批評祭参加作品】思うこと〈2〉
http ....
現代詩フォーラム50選を発表し、わたしがたのしい。という企画です。
批評祭がずっと前におわっても、平気で大発表してしまいます。ラスト!
最後に、感想を書きました。最終行までお付き合いいた ....
みなさんこんにちは。ことこです。
ショートレビュー・サンデーのお時間がやってまいりました。
今日も元気にいってみましょう!
今回は、
◆正三角形 / 石畑由紀子さん
◆砂の埋葬。 ....
君は夕暮れ朱色の雲の影を追い掛けて
何処か知らない遠くの国へ迷い込んだんだ
此処には君がいなくなって少し寂しいけど
何処か知らない遠くの国の子供が踊っている
いつか君の背中には
大きな獣 ....
批評祭前後で、自分と似た詩の読み方をしている人がどうやらいるらしいということを知れたというのは、結構大きな収穫だったと思う。時々新着作品のタイトルにマウスを滑らせて、最初数行を見ては「はあ」と感じるこ ....
ショートレビュー・サンデー新執筆者のことこです。どうも。
批評祭でツユサキさんの文章を読んで、あ、いいなと思ったので、便乗させてもらうことにしました。たのしく気楽に、隠れた名作も隠れてない名作も ....
自滅の感覚は本当は至極静かにやってくる
個性ってもんは柔軟だが時には堅牢な檻のようで
首吊り縄がゆっくりと頸動脈を絞めてくるような息苦しさは
俺である限り永遠不変の出来事な ....
自分にとって詩とは何なのかということを考える時、必ずと言っていいほど詩と詩ではないものとの二項対立の図式を思い浮かべてしまう。これは思考のパターンとしてある種の悪癖であるのかもしれないし、安易な思考 ....
<椎野いろは>さんの作品、それは「展開の美しさ」
■作品1
つなぎ 椎野いろは
詩になることで
一歩ずつ押しだされ
ひとつ
またひとつ
人間になっていく
詩になれな ....
現代詩フォーラム50選を発表し、わたしがたのしい。という企画です。
みなさんついてきてますか?テンション落とさず残り35個いきましょう。
016
野球やりに行こうぜ磯野 ....
というわけで、今回もまた大好きな馬野幹について語りたいと思うのです。
『ラストオナニー』馬野幹
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=125719
....
僕は不思議に思うかもしれない。批評祭なんてもんをやって、どうして皆は詩についてウダウダ書くのか、そして批評なんていう難しそうなことをするのか。第一どうしてわざわざ批評なんかをしなければなんないのかって ....
ネット詩などという死後は活字媒体のインターネットが使えない一部の老人たちだけが使う言葉であり、私はネット詩などという意味不明の言葉はもう随分前から一切使わなくなっている。ネット以外のどこに活きの良い ....
そもそも我国において権威ある詩壇というものが存在するのだろうか? ひどく気になる。
きわめて発行部数の少ない「詩」の商業誌も複数あるようだが、そのどれをとっても「権威ある詩壇」というのには程 ....
どうも!ショートレビュー・サンデーをかいてる者です。
現代詩フォーラム50選を発表し、わたしがたのしい。という企画です。
新しくこのフォーラムにきた人のガイドになれればいいとおもいます。
....
さて。
40歳になったら隠居すると前から言っていて、
そのとおりに隠居しながらもう三年くらい経った。
なんだかネット上で詩を書き始めてから
十数年も経ってしまったこんなロートルがしゃし ....
相田 九龍さんのおすすめリスト
(272)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ちぐはぐな家庭
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28+*
10-11-6
老い
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……とあ ...
自由詩
11*
10-11-3
戦争/戦争/戦争
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真島正人
自由詩
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10-10-31
新しさと、詩と__mixi日記より
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前田ふむ ...
散文(批評 ...
11*
10-9-28
クレープは包むものだ
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N.K.
自由詩
19*
10-9-23
mean
-
コーリャ
自由詩
12
10-9-1
おまえのお気に入りをおれによこせ
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露崎
散文(批評 ...
23
10-8-4
ニャンコ色
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殿上 童
自由詩
10*
10-7-23
参議院選挙へ_みんなと行く
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オイタル
自由詩
9*
10-7-11
Let_the_people_play——The_Game. ...
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葉月二兎
散文(批評 ...
5*
10-6-24
詩集を自費出版したよ_その2
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ふるる
散文(批評 ...
6+*
10-6-24
詩集を自費出版したよ_その1
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ふるる
散文(批評 ...
5*
10-6-24
川柳を誤解してた
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ふるる
散文(批評 ...
14+*
10-6-22
レビュー_適切な世界の適切ならざる私_/_文月悠光さん
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露崎
散文(批評 ...
7*
10-3-31
貝吹明さんの『【批評祭参加作品】思うこと』を読んで、いまさら ...
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ツ
散文(批評 ...
4+*
10-3-8
現代詩フォーラム50選_(3)
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露崎
散文(批評 ...
15
10-2-17
ショートレビュー・サンデー+++あやふやな均衡。
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ことこ
散文(批評 ...
5*
10-2-1
知らない子供
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智鶴
自由詩
2
10-1-26
批評祭後雑感——現フォはこれから
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KETIPA
散文(批評 ...
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10-1-21
ショートレビュー・サンデー+++ましろい朝に、
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ことこ
散文(批評 ...
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10-1-20
夜が来る(名前を付けられない喪失なんてまるで人生に付けられた ...
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自由詩
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10-1-19
詩が沈黙する時
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岡部淳太 ...
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10-1-13
1
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3
4
5
6
7
8
9
10