彼女がたとえ男だったとしても

ゾウだったとしても

ぼくは彼女の存在を愛しています

今朝そう告白して

そういうことだったんだと

はじめて楽になれたような気がしました

 ....
例えばあやつることしか知らない 悲しい涙に語りかける

どうして?
あなたの 「もの」 ではないってわからないの?
本当とはそんなんじゃない
痛みから逃げてばかりで
次から次へと求めるよう ....
唇には唇の 開き方があって
花ならば散るのに
風にでも なびくのに

喉がかすれて
目にしたくなくて
声が くぐれず

いつもの いついつ
指を唇に あててみる

静かに 沈黙が ....
それは宝物でした
とてもとても大切な
だから人に見られたくなくて
自分の部屋にしまいました

それでも少女は不安になりました
だから今度は、箱の中に入れました

少女はその宝物が大好き ....
白い部屋で ひとり
夢みたいなことばかり 思い描く
そして 一周すると
今度は 闇みたいなことばかり 溢れ出す

絡み合った糸玉みたいになって
やがてすべてが 消失点へ向かう
そこまで来 ....
とぼとぼと夜をこぼしながら

中途半端に高いビルに挟まれた通りをあるいた

あなたに見つからないように

ぼくだけの空気を吸うために

やさしくなれるような気がしたのは気のせいか

 ....
ひとつの指をひたし はじまる
どこまでか語らぬ夜の布
音の氷 青の氷
散らばる


片目の月 鉛の月
色のない筆に暴かれる
空は骨
空は骨


青のどこかに金があり ....
すきま風に吹かれたような
元栓を閉め忘れたような
福神漬けがないのにカレーを作ってしまったときのような
元から1人なのに、1/2人になってしまったような

月はほんとうにきれいか
花はほん ....
毎日小さなバスに乗る
手を上げないと通り過ぎる
キーッと止まりむーっと出る
少量の客は揺すぶられて

たった100円で駅に着き
たった一本の桜のもみぢ
見つけたから今日は佳し

優し ....
部屋の床が見えない
積まれた本の上に領収書の束が乗っている
捨てられそうなものは目を瞑って放りなげよう
無くなった物を想いだすことはないから

記念品や
参加賞も捨てる
ぼくは有名になら ....
静けさに
音立てて
回るのは
何の声

覚えるべき文章を覚える事を辞め
何のやる気も起きずに
答えの無い問いを
繰り返している試験前は
どうにも
考えが纏まらず
かと言って
何 ....
私の運命に貴方は

確かに通っているのだけれど

貴方の人生に私が

関わることは微塵もない


私の心に貴方は

確かに愛しさをくれるのだけれど

貴方の瞳に私が

映 ....
まわるる
よるわる

干涸びた窓は
口を
ぽかりとあけて
午後は
時間は
吸収されつつあった

膨張している



収縮の二十日間

回転中
カレンダーの日付を ....
せかいのばらーど
わたしがまだかたちをもたないみずだったころのきおく
のなかにふくまれてしまったかわいそうなちいさないきものたち
わたしがうまれるためにうしなわれてしまったおおくのよろこび
そ ....
なにもかも捨てなければ眠ることはできなかった
今日ひろいあつめた荷物をまるで投げ捨てるようにうば
われていつまでもあきらめきれずに夢の入口に立ちつく
す日は朝まで眠れない
それはなぜか、老いる ....
初恋は中学の時だった。
ラブレターをもらい
マフラーをもらい
チョコをもらった

俺は何も上げなかった。
犬の散歩に来ても
出ていかず
もらった蝶のビーズも落とした。

唯一残った ....
嫌だったら、逃げればいいよ。
あの坂道を登って一人自分の体がどうなっているか聞きに行くのはこりごりだ。
今、生きているんだからそれだけでいいじゃないか。

嫌だったら逃げればいいよ。
街角ご ....
前をむきましょう
って
どこをみればいいですか

上にはいつも空がある

ぐるっとまわれば地になることも
知っているけど知ってはいない

顔をあげましょう
って
明日はどっちの方 ....
空の一番青い所から
滑り降りてきた木枯らしが
寝惚けたネクタイを
強引にたなびかせ
腫れぼったい意識を
心地好くシュリンクする

秋晴れハレバレ
ハレバレハレルヤ

空の一番柔 ....
ぶきように
ふるえている手をつなぐ
つながるのはふうかしたおもいでの、

ねつをもって
氷のようなこころのだんぺんにふれる
とけると、かすように

まちがえないように
きすをかわ ....
右手が取りこぼしたものは
左手が全部拾ってくれた
左手から離れて行ったものは
どこまで落ちていったのか
今はもう見えない

別れを告げることも無く
こちらを省みることも無く
去って行っ ....
ひとを愛せなくなったと
あなたは嘆き

はなから愛なんてなかったのにと
わたしは呟いた




大切なのは感動なのかな

与えて
与えられて

生まれたての感動はぷるんと ....
小さい頃ママに
この匂いは何って聞いて
キンモクセイを知った

それは秋で
僕の生まれた季節で
嬉しいなって思った

ママなんて呼び方
ありえないって思う時には
もうママは天に召さ ....
「海」を書いたら「波」があらわれ
「雲」を消したら「光」がさした
「木」の上には「鳥」がさえずり
「春」の木陰 疲れた「君」がねむってる

「ぼくらあの大草原の小さな家にふたり仲よく暮らそう ....
きもくさもはなも
あんなにきれいなのに

ほんとうは
にんげんになりたいんだろうか

こんなにきれいにうまれて
よごれながらいきて
またきれいにしんでいく

そんなもの ....
その死骸はまだ光をみていて
おとのなかを楽しんでいるのに
やわらかなつちをかぶせてしまう
あなたの手のしろさは
ひどいね
あなたがこの世から消え去ったら
思い切り笑ってあげる。

あなたが望んだ通りに
悲しまれるのなんて嫌だ、みんな笑っていてほしいって

確実に泣き笑いになってしまっても
でも私、笑ってあげ ....
やさしい光の数々は レントの風に乗って
流れていきます
どこへ向かうのか 知ることはできないけれど
きっと幸福があると推測するので
ぼくはこの身を任せて 光と一緒に
流れていこうと ....
敷き詰めた地雷
踏まないように爪先立ちで歩く君

だけども小指が当たってしまって
凄まじい音と共に
私の心に闇が迫る

“ごめん、ごめん”と焦る声
熱くなる目頭
笑いたいのに、笑 ....
100%の果汁は苦い
知っているのにほしくなる
ホンモノにこだわる
私は偽物

ほんとうの私を
探してる/今夜も

ないないない
とおもいたい
あきらめて

グラスの中のオレン ....
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