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多くの言葉が消え去った後
ただひとつだけ残る形容詞
それはけして けっして
良いものではありえない
金属を覆い かがやく曇
夜のはじまりの口笛を吹く





 ....
窓に触れない雨があり
夜を背負い 立ちつくす
月が動く音
動く色


痛みは歌い
浮かび出る
既に内に居るかのように
外に外に居つづける


どこまで離 ....
木の内側に棲む蝶を
一羽の鳥がのぞきこむ
撫でられるたび
変わる冬


割れた石の階段の間を
雨が流れてゆく
破裂する水色
映る鳥


雪が雨を昇り
曇は曇を ....
木の前に立つ影
何処を向いているのか
わからない影


月の鎌
ふりかざされ
ふりおろされることなく
切られる夜


鏡のなかの道は笑い
打ち上げられたかた ....
雷雲の底
海に接する光
雷鳴 水紋
耳の底の湖


階段で
手のひらをあわせ
窓の外の音を見る
青を描く金を見る


水のなかの糸
ふかみどりに混じり
たぐ ....
三つの影の
ひとつには羽
見えぬものの傍ら
口笛を吹く


道は森となり
曇の花 泡の花
原めぐる川
降りつづく雨
はじまりの雨


風をくぐり
風をくぐり ....
ひとつの指をひたし はじまる
どこまでか語らぬ夜の布
音の氷 青の氷
散らばる


片目の月 鉛の月
色のない筆に暴かれる
空は骨
空は骨


青のどこかに金があり ....
森未さんの木立 悟さんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ノート(形容詞)- 木立 悟自由詩313-7-31
しずく_すがた- 木立 悟自由詩411-12-6
めぐり_ふらす- 木立 悟自由詩611-11-25
降り来る言葉_LV- 木立 悟自由詩411-11-20
夜めぐる水_Ⅱ- 木立 悟自由詩211-11-16
夜めぐる水- 木立 悟自由詩411-11-14
夜_いなくなる夜- 木立 悟自由詩511-11-1

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