すべてのおすすめ
いらないなら
誰かにやりなよ
いらないなら
思い切って
すてちゃいなよ
どうでもいいなら
連絡なんかよこすなよ
俺の心を乱すな
オレノココロヲミダスナ
....
僕は好きな池のほとりに
一人たたずむ
その昔
美しき姫が祈りを捧げた池
氷の花を咲かせ
冷たく微笑む
心痛めた者だけが
その冷たい微笑の奥に咲く
優しき ....
僕は
もうすぐ
この部屋を引き払うよ
想い出が多すぎる
君と選んだ
テーブル クッション ベットカバー
君が買ってきた
マグカップ 花瓶 ワイングラス
....
実をいえば
俺は
電話ってものが好きじゃないんだ
その俺が
真夜中に
水に浮くキャンドルの
揺れる炎をみて
無性に誰かと話したくなった
誰でもいいって訳 ....
愛する人
僕が君の何だろうなんて
もう聞かないよ
思ったより
色が白くて
胸が大きかった
今
僕の腕の中で眠っている
それで僕は何もいらない
愛す ....
太陽と月が
一緒に昇ることはない
ないというより
許されないだろう
いくら
太陽が月を愛しても
いくら
月が太陽を慕っても
一緒にはいられない
俺 ....
サクラサク
桜 咲く
君の美しさは
僕を酔わす
恋の初めのように
桜よ
君の妖しさは
僕を惑わせる
恋の痛みのように
桜よ
君を誰もが愛する ....
絆ってものが
本当にあるのなら
目に見えればいいと
俺は思う
結ばれているのを
確認したいぜ
でも やっぱり
目に見えないほうがいいと
俺は思う
....
俺の心にも
花は咲いている
小さな小さな
花だけど
薄紫色だよ
あなたが好きだった色
スクーターを
薄紫色に塗装したくて
失敗した話
よく
....
俺の部屋は
足の踏み場もないくらい
散らかってるけど
本当は何にもない
会話も無く
微笑みも無い
ここで過ごすようになってから
俺は
少しずつ
石 ....
白い花瓶が割れて
白い花が落ちた
僕ははっと驚いたよ
もう君はいないのに
君に何かあったのかと思ったよ
君は白が好きだった
花も白い花が好きだったね
初めての ....
僕は父親の顔を覚えていない
写真でしか知らない
母親もよく覚えていない
写真はないよ
不幸な家庭の不幸な子供
そう呼ばれていた
僕は色々なものを
失ったよ
夜空に刺 ....
白いテーブルクロスに
赤いしみをつけちまった
俺が愛飲する
300円の安ワイン
それを飲みながら
真夜中
無音の部屋
離れ小島みたいに
静かな中で
....
一人の夜に慣れきってしまった
僕はこれでいい
いつもこう思っていた
仕事と家の往復で疲れきった
僕はこれでいい
そう思って夢も見ず
泥のように眠った
何かの予感で夜の窓を ....
あの日
僕の夜空は燃えた
僕は君を許せず
君も僕を許せず
裏切りと涙の
炎が燃え立った
僕は酒も飲むし煙草も吸うけれど
憎悪に近い炎を
一杯の酒で流せるはずはないよ
....
僕の欲しかった
犬のぬいぐるみ
お母さんが
買ってくれたんじゃだめなんだ
お父さんに買って欲しかったんだ
僕は
お父さんを写真でしか知らない
天にいるのか
地にいるのか
....
冬と春の間に
何がある
俺の場合
別れがあった
忘れられないと
男を追う女
忘れられないと
女につきまとう男
そう
忘れるのは難しいぜ
気付 ....
春の嵐みたいな日
俺は出かける
黒い薄手のセーター
黒いジーンズ
黒い帽子
俺が
どうでもいいような所で
迷っている間に
季節は変ろうとしている
....
真夜中でも
僕のところに来ていいよ
僕は待ってるから
君は寂しがり屋で
毎日
いろんな付き合いがある
買い物 食事 カラオケ
それでも
君の寂しさは癒え ....
僕は
静かな夜の海に来ているよ
こわくないよ
僕の足跡は
波が消してくれる
今までの僕を
消して欲しい
絶え間なく寄せる波
生まれたくて
生まれたんじゃない
....
僕は置手紙を残して
出て行くよ
このメールの時代なのにね
せめて
僕の体温を感じるものを残すよ
「さよなら」を書くと
いろんなことを思い出して
涙がこぼれるか ....
愛情なのか欲望なのか
もうわからない
世で
夢なのか要求なのか
もうわからない
世で
俺も決めかねる
自分で自分のことがわからないぜ
身長とか体重とか服のサイズは
わ ....
午前1時の暗闇の中
俺の部屋の窓から
教会が見える
十字架がネオンになっているんだ
あの教会の前の十字路で
俺はあなたに「サヨナラ」と言った
子供が学校の帰りに言う ....
俺は 最近
ひとを好きになった
恋ってやつだ
もう
恋なんて できない
しっこないと 思っていたが
自分でも びっくりしたぜ
なんにも 言わなかった
なんにも 知らせなかった
....
俺は あの人といるかぎり
泣いたり 笑ったり 怒ったり
素直になることができた
だけど
あの人はもういない
俺の愛は
春に小さく 小さく 咲いた
夏の太陽に焼かれて
弱っていっ ....
俺は 雨の中 ぼっーと歩いていた
雨で折れちまった 花を拾った
名前は知らない
酒の瓶に
そっとさした
この花は もっと綺麗だったにちがいない
ひっそりと
それでも かがやく ....
僕は花屋に行ったよ
すこし
照れくさかったけど
君に花を贈りたかった
かすみ草だけの
花束だよ
ピンクのリボンをかけてもらったよ
僕は
これ以上は望まな ....
今日は雨だね
雨が
何千、何万の輝く槍となって
僕の体に突き刺さる
あの時の痛みに比べれば
この方がいいよ
僕と君は出逢った頃
とても話が合った
よくし ....
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