すべてのおすすめ
紫陽花を見て
死のうとしていた
そんな時
僕は君に会った
君は悲しみをしっていて
苦しみも知っていて
僕と同じだった
月日は流れて
紫陽花を思い ....
白い部屋の
白いベット
窓から飛ぶ鳥が見える
俺も本当は
翔びたかった
翔べただろうが
翔べなかったのが事実
もしもお前がいっしょなら
きっと翔 ....
君の家に続く道の
あの黄色い花は
なんていうんだろう
ちょっと君に似ている
可愛くて
寂しげで
僕は君の横顔を思いだして
心の中でそっと
好きだ ....
俺は飲んだくれて泣くことはできても
死ぬことはできなかった
もしかしたら
もう1度
お前にあえるかもしれないと
思っていたからだろうぜ
生まれ変わっても
....
昨日は
君も僕も休みだった
二人で買い物にいって
お茶碗と箸を買ったね
僕が藍
君が紅
藍いお茶碗と箸
紅のお茶碗と箸
おそろいで兎の模様に ....
楽しげに話す君の唇に
僕の人差し指を
押し当てる
唇は何度も重ねたけれど
指でのキスは初めてだった
柔らかくて
弾力のある
君の唇が
僕の人差し指に ....
たとえかすり傷だらけだろうと
かさぶただらけだろうと
君は
俺だけのマリアだった
俺は
君がいるから
かろうじて
今日一日でも生きられた
なのになぜ
....
窓ガラスの向こうは
漆黒の闇で
雨が擦り切れた銀の糸みたいだ
俺も人間としては
かなり擦り切れてる
いつも
同じところをぶつけるし
いつも
同じと ....
雨に濡れて生きたいと思い
散る花をみて死にたいと思い
雨に濡れて死にたいと思い
散る花をみて生きたいと思い
海をみて死にたいと思い
海をみて生きたいと思い
結局 ....
昨日も眠れなかったよ
ちゃんと薬飲んでるのに
何でだ
俺の体に
薬が慣れ親しんでいるんだ
俺の体が
薬に乗っ取られる前に
お前の腕で
その腕 ....
あの人は悲しい人だった
公園のベンチで
名も無い詩人の詩集を読んでいた
落葉を栞代わりに挟んでいた
あの人は悲しい人だった
誤字脱字だらけの
名も無い詩人の詩集 ....
夏が過ぎて秋が来て
君はすこし変わったね
突然のスコールみたいな
涙を流さなくなった
突然熱くなって
我侭も言わなくなった
そういう君も好きだったけど
....
秋の風が冷たいね
こんな時は
君にそばにいて欲しい
僕の心の空洞を
どうか
埋めて欲しい
僕の命なんか
秋の枯葉より軽くて
たとえ消えても誰もわ ....
池袋の夜に
あの人と染まって
池袋の夜に
あの人と燃えて
最終電車のアナウンスが聞こえたら
もう
この恋も終わり
人がまだあふれる中で
そっと手を握って ....
星のピアス
虹のバンダナ
俺はいらないよ
似合わないからさ
俺は
もう何もいらない
綺麗なものはいらない
綺麗なものはすぐ壊れる
気に入ったものほど ....
寝ない食べない生活は
神経が研ぎ澄まされて
時計の針の音さえ
教会の鐘の音みたいに
俺の耳に響く
お前の作ってくれたものだから
好き嫌いの多い俺も
食べら ....
僕の家の近くの坂道で
いつもすれ違う人がいる
今日は雨が降っているよ
その人は赤い傘で
顔を隠すようにして
肩を震わせていた
何か悲しいことがあったのですね
....
ひとり旅する人をみると
かわいそうだと 人は言う
目を伏せないと歩けない人をみると
哀れだと 人はいう
そうだね
僕はうつむいて
ぼろぼろの靴先を見つめてる
....
きみは 湖みたいな子だったよ
俺は そう思ったぜ
時には
優しくて 思いやりがあって 可愛い
だれもが 覗き込んでみたくなる
釣り人は 糸をたらしたくなる
子供は 遊びたくなる
「麗 ....
泣かないで
僕が悪いなら
出て行くから
泣かないで
僕は
人の君の人生の邪魔をしたくなかったんだ
好きだという気持ちだけで
突っ走ってしまった
あの時は ....
俺の住む街の
隣で
花火大会をやってるよ
音だけだと
騒音以外のなにものでもない
騒音だぜ
俺は
やっぱり
線香花火が好きだ
ひっそりと
静かに燃える
ちいさ ....
君と夜のドライブをするのは
久しぶりだね
さっきから
君は目を伏せて
何か言おうか悩んでいる
僕たちの間に
秘密ができてしまったんだね
なんとなく
気付 ....
俺とお前が
最後に 別れたのは どこだった
「最低だ」「最悪だ」「やってらんねぇ」
お前は 吐き捨てるように言って
きえちまった
今の俺は
「最低」で「最悪」かもしれないが
な ....
僕が君に
初めてあった日
あの日から
ずっと
僕は君を見続けていたよ
何をしても気分がはれなくて
蝋人形のように
凍えた僕が
君がいるだけでうれしかった
喜びも苦しみも分 ....
夜の風に当たりたくて
外に出た
まるい月が綺麗だぜ
まるい月をみていると思い出す
どこか寂しい眼
なつかしい声
遠ざかる背中
あなたは俺にとって
あのま ....
僕の夏の想い出は
金魚すくいなんだ
2匹金魚を持って返ったよ
死んでしまったとき
僕は悲しくて悲しくて
どうしようもなかった
優しく僕に
「埋めてあげ ....
俺は
あなたに巡り会えた
もしかしたら
もう会えないかもしれない
それでも
俺とあなたの運命は
一瞬重なった
俺の傷とあなたの傷は
まったく同じじゃないけれど
よく似 ....
どうして俺を選ばなかった
どうして俺じゃだめだった
今更聞いても遅いな
これ以上みじめになるのはよそうぜ
お前はお前の道を行き
俺は取り残される
表向き緩やかで
....
僕がバイクで事故を起こした時
真っ先に駆けつけれくれたのは
君だった
いざとなると皆冷たいな
そんな僕の愚痴を笑って聞いてくれたのは
君だった
そんな君が今 ....
僕は1人で飲んでた
酔ったのか
風に当たりたくて
塀にもたれてた
僕の髪が中途半端に
自分に絡みつく
風に聞いても
夜の空に聞いても
答えなんて無い ....
1 2 3 4