釣りは飽きてしまったようだ
さかながいないからしかたがない
父さんだけが夢中になって
往生際がわるかった

ふりむけば
木のベンチで息子がねむってる
一億年前から
そうしていたよ ....
時は漂う何年前かのこと 
ただ跨がった時代を生き
悲しくも苦しくもないような道を歩み
辱めを避け 懐古を好む


私は熱を帯びた鳥のように
配慮と対処を無駄のように施す
思えば皺の数か ....
徹夜でブドウ糖を齧りながら野球やりに行こうぜ磯野
安全な樹脂の開発を今すぐに止めて野球やりに行こうぜ磯野
素肌の潤いを保つ液体を路上に撒き散らしながら野球やりに行こうぜ磯野
出生の記録を保管して ....
{画像=081102135729.jpg}

解釈を越えて存在するもの
人に評価されることを拒絶する
見られること
それ自身も拒絶したい
自分は自分であり自分でありつづける
その完全なる ....
1たす1は2ではない
君と私を足すと100万馬力
怖いものなんてないんだ
私の心はダイアモンド
少しくらいでは傷つかない
君を照らすよ
綺麗に磨いて君を迎えるから
一緒に行こう
どこま ....
土曜日の夜は飲みにいく相手がいるほうがいいとか

日曜日は家でぼーっとしていてはいけないとか

この年になったら定職についてないとまずいとか

乾杯のときくらいビールが飲めなくてはいけない ....
お前は
晴れた空のもとに居た
晴れた空のもとに居て
果てしなく涙を流していた
生きてることが嬉しい、馬鹿みたいだけど
お前は言葉を詰まらせながらそうつぶやいた
神の不在を信 ....
アイラブユーが、上手く言えない。
愛してるにいたっては、言えない。

彼女は、ニューヨークに旅立って、大きくなって、もう、きっと帰ってこない。

私は小鳥になりたかったし、代々木アニメーショ ....
手首の傷は癒せたとしても
こころの傷は癒せない

ずきずきと痛むこころの古傷は
まるで親知らずの発する悲鳴のようで

嘆いているわけじゃない

こんな季節の溜め息は
寝付けない台所の ....
なんて
すがすがしい
朝の風

病院の
小さな中庭にも
そっと秋が
しのびいってる

芝生に寝転んだら
空も高く
パウダー・ブルー
眩しくて

こんな日

生きてる素晴 ....
                050115


                   
みじんこ
こすもす
ゆりの花
左うちわの
いもようかん

ひっくり ....
君のことが気になって
顔が赤いんじゃないかと思った
なんだか 火照っているような
こんな風になるなんて

やっぱり君のことが気になって
そういえば よく目が合うね
なんて
もしかしたら ....
発泡した軽石は海にぷかぷかと浮かぶので
さしずめそれは人の身体
海は空の鏡と言い得て妙
波長が合えば共鳴してくれるか
海風を真向かいにバグパイプを
水平線まで届けと
音が満ちる
そこ ....
町田はタマネギだ
幼稚園の年少組だった私は
引っ越す前日になって
狭い庭の片隅に
茎を伸ばしはじめて食べ損ねた
タマネギを埋めたから

改札を抜けると
思い出の場所など
思い出せもし ....
もう
足が動かないなら
座っておりましょう

喉が痛いので
風邪薬を取ってください

咲子さん、
あなたに言っています
聞こえませんか
咲子さん、
薬棚の前で思いを馳せている ....
咲いてゆく音が
きこえます

川が
はじめて山をなすこころ、
そういうものが
乱れていきます


置いていかれることも
置いていくことも
じつは
まったく
同じこと
 ....
生まれてきたからには
生きるしかない
生きるからには
闘うしかない
闘うからには
勝つしかない
一点突破
全面展開
最後に勝ち名乗りをあげるのは
俺だ
私は雨に浮かれ
溺れた蚯蚓
今はもう動かない

微かな夢を抱いたまま
甘い波に飲まれて沈む
此の時初めて
手足の無きことを
憾んだかもしれない
抗うためではなく
ただ泳ぎたかった
 ....
娘とふたり
バスに揺られている

おまえが置き去りにした
ウサギの手さげ袋は
そのままバスに乗って
湖近くの営業所まで
運ばれたらしい

忘れ物はぜんぶ
そこへ運ばれてしまうのだ
 ....
 
掌は舟
温かくて何も運べない
体液を体中に満たして
今日も生きているみたいだ
塞ぎようのない穴から
時々漏らしながら

階段に座って
ラブソングを歌ったり
駅前の露店で
プラ ....
ずっと気になっていた喫茶で
ブルーハワイを頼んだ
まるいグラスに注がれた液体が
一瞬で差し出された

ストローで青を吸い上げた
地球から北半球が消えてしまった
南へ行くほど薄くなって ....
皇帝夫人の指輪は 不思議な宝石みたい
疲れを癒やしてくれる 光を放ち続ける

夏は赤く輝いて 冬は青く輝くんだ
是非とも手に入れたいな オイラのモノにしちゃいたい

  あの怪盗ルパンも  ....
貴方に抱きつこう。

ぎゅっ。と優しく。
好き。って言葉を
染み込ませるように。

あたしに貴方が重なって

触れ合って

抱きつこう。

貴方のこと、嫌いじゃない。

好 ....
わたしの声帯から延びた
蔦が
ビリジアンの意地悪だった
集合体は頑丈で 瑞々しい
唇をつたって、ずるずると
出ていく
あのひとの唇をつたって
入っていく
 取り返しのつかない色
 取 ....
まぶしい雨が
わたしのひたいに落ちて
ぽとん と
奏でた
それは総天然色の
はかりしれない次元の
やさしさ

おもっていることが
おもっているように
雨は降るのだろう
だとすれば ....
トリスタン・ツァラの
傷ついたガラスの翼が
電線にとまっている
厚い黒雲の下
かすかな光を受けて

誰でもない誰かの夢の投影機
初期宇宙のスープの中を漂っていた
清潔な怒りは
未来で ....
さんすんさき 目のまえの空がやみ
そこからまばたきをしはじめる
視られないあいことばをふりかけにして
だれかがシャンプーのためにかがむとき
にがみの背後で
あわはぱちぱちとしていた

か ....
川の終わる街、海の始まる街
埋め立て地の煙突は
今はもう消えた海水浴客の嬌声を響かせながら
夏の日にゆらめいている
コーンスターチのむせ返るような匂いは
街の健康的な精神の象徴として
寛容 ....
なるべく嘘は吐きたくないんだ
綺麗な部分だけを見せていたい
完璧な人間じゃないから
恥ずかしい部分だって一つや二つある

だけど一期一会の連鎖の中で
信頼してくれる人にめぐり会うと
無性 ....
なぜかラッキョが無性に食べたくなって
ラッキョ探しの旅にでた

町を捨てよ、うちに隠ろう
そんな兆しに敢えて逆らってみようと
チャリで走る四谷四丁目交差点
ふと見上げれば鷲ならぬ天使の舞い ....
K.SATOさんのおすすめリスト(260)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
一億年前の休日- 小川 葉自由詩2008-11-2
告白- crowd自由詩208-11-2
野球やりに行こうぜ磯野- セガール ...自由詩25+08-11-2
岩_石_/_ころんと転がっていたい- beebee自由詩9*08-11-2
ダイアモンド- ゆきこ自由詩108-11-2
ふつう- 猫のひた ...自由詩208-11-2
Sunny_Day- ホロウ・ ...自由詩2*08-11-1
アイラブユーが上手く言えない(発音的な問題で)- がん自由詩308-11-1
きしみ- 恋月 ぴ ...自由詩20*08-11-1
ひなたぼっこ日和- 風音自由詩608-11-1
芋羊羹- あおば自由詩8+*08-11-1
平熱- そらの  ...自由詩4*08-11-1
緩慢する海の響鏡にして- mizu K自由詩1408-10-31
駅・町田- たりぽん ...自由詩6*08-10-31
咲子さん- 小禽自由詩5*08-10-30
待ち針- 千波 一 ...自由詩5*08-10-30
闘争- 渡辺亘自由詩208-10-30
蚯蚓- くろね自由詩208-10-29
湖ゆきのバス- 佐野権太自由詩30*08-10-29
空の匂い- たもつ自由詩4308-10-29
水槽とブルーハワイと所有と幸福- 青の詩人自由詩4*08-10-29
盗む男- 北大路京 ...自由詩17*08-10-27
はぐ- 愛心自由詩6*08-10-26
蔦狩り- 伊月りさ自由詩15*08-10-26
まぶしい雨- 唐草フウ自由詩14*08-10-24
自由- ぎよ自由詩508-10-23
餅ついているうさぎは餅食われながら観られている- さわ田マ ...自由詩108-10-19
河口- HTNYSHR自由詩708-10-13
秘密- 1486 106自由詩4*08-10-8
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